朝夕刊青山議員セクハラ疑惑 元秘書と和解
週刊文春で元女性秘書へのセクハラ疑惑が報じられ、立憲民主党から無期限の党員資格停止処分を受けた青山雅幸衆院議員(55)=比例東海=が六日、静岡県庁で会見し、被害者との和解が成立したと発表した。 昨年十月の衆院選で初当選直後にセクハラ疑惑が報じられて以降、青山氏が公の場で会見したのは初めて。文書で見解を出すのみで取材に応じていなかった。会見で青山氏は元女性秘書に謝罪したと説明した。金銭補償の有無など和解内容については「和解相手の意向を踏まえ、最小限にしたい」と明らかにしなかった。セクハラの有無や行為の認識については「批判は甘受している。和解内容は言えない」と述べ、否定しなかった。今後について青山氏は、「真摯(しんし)に活動することで国会議員の職務を果たしたい」と述べた。 和解が成立したのは今年一月下旬で、党には報告済みと説明したが、党本部の事務職員は六日、中日新聞の取材に「現時点では承知していない」と話した。 ◆元秘書の女性「意向無視され会見実施した」青山雅幸衆院議員が県庁で和解成立を報告する記者会見をしたことについて、元女性秘書は六日、中日新聞の取材に応じ、青山氏に会見を望まないと伝えていたことを明かした。「正式な通知もなかった。当事者である私の意向が無視され、悲しいです」と述べた。 女性によると、会見の実施は前日の五日午後十時ごろ、青山氏の代理人からメールで打診があった。女性は「急に言われても困る。会見しないでほしい。配布する文案も事前に見せてほしい」と伝えたが「こちら側の事情も理解してもらいたい」と言われたという。 今、あなたにオススメ Recommended by PR情報 |
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