西武から海外FA権を用いてメジャー挑戦する秋山翔吾外野手(31)について、カブスのダルビッシュ有投手(33)はユーチューブに動画を投稿。獲得に興味ありと伝えられるカブスに「めっちゃフィットすると思う」とし、その理由として、出塁率が高い1番打者と中堅手が必要なことを挙げた。
同じ論調だったのは、17日の米誌フォーブス(電子版)だ。「日本の外野手、秋山翔吾へのカブスの関心は、チームの2つを穴を埋める」との見出しで特集。「秋山の出塁率は2014年以降、3割8分5厘を割ったことがない。一方、今季カブスの1番打者は、リーグワーストの同2割9分4厘だった」と紹介し、切り込み隊長として期待した。
また、同誌は中堅手としても推した。秋山がセンターラインに入れば、ヘイワードを本職の右翼に固定できると指摘し、「だからこそ、秋山に興味ありとの話は明るい材料だ。激戦のナ・リーグ中地区でペナント争いをするならば、秋山の獲得は正しい方向への一歩となる」と猛プッシュした。
カブスのエプスタイン編成本部長は、国際市場の獲得ターゲットについて「そちらの方面もチームに適した選手がいるのかについては、もちろん目を向ける」と話し、秋山を調査していることを示唆した。
日本の“安打製造器”に、「風の街」と称されるシカゴへの風が吹いているのかもしれない。