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10代、20代はなぜYouTuberに魅了されるのか、意外すぎる理由

「無意識に見ちゃう」の構造

お風呂で、家事をしながら、寝る前に…

YouTuberの動画を観ることが日課になっている。

9時~17時半が定時の一般的な企業に勤める筆者は、19時頃に退社し、諸々の用事を済ませ20時頃に帰宅する。

帰宅してまず一番にするのは、スマホを手にしてYouTubeのアプリを開くことだ。ソファに座り、「登録チャンネル」のタブをタップし、好みのYouTuberのチャンネルの「今日の動画」を一本チェックする。時間にして、約10分。

その後、お風呂で湯船に浸かりながら10分、お風呂を出て髪を乾かしながら10分、それぞれ別のチャンネルの動画を観る。食器を洗う間や、寝る前にベッドでうとうとする時間にも別の動画を観る。

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動画を見ることは文字通りの「日課」、YouTuberに「ハマっている」と言って間違いない。

筆者の年齢は26歳。20代後半にしてYouTuberにハマっている、というと、周囲の反応は「小学生みたいだからやめなよ」「ユーチューバーって、ヒカキンとか?全然わからないな」。

こうした反応は、Youtuberが「小学生がなりたい職業」の上位にランクインする職業であること、一般的には子供向けのコンテンツを配信していると思われていることを考えれば当然かもしれない。あるいは、「ニートみたいなもんでしょ」という反応をする大人もまだ一定数存在する。