私は子どもの頃にレゴブロックで日がな一日遊んでいた記憶があったため、我が家の子どもたちにレゴに至るまでの環境整備を意識的に行ってきたところがあります。
複数人子育てをしていて全員がレゴにハマったわけではないのですが、特にレゴにハマった子どもは色々な要素が揃っているなと思い、きょうだい間での差分含めて、何をもってその子がレゴにハマったかを思い出しつつ、言語化してみるのがこの記事の目的です。
前から何度か下書きはしてたんですけど、さっき言及されて、
遊び(レゴ・レゴデュプロ)から見た子どもの成長 - love_JPN’s blog
クリスマスも目前に控えているし、レゴをプレゼントで考えている人もいるだろうから、書くなら今だなと思って書きます。
関係ないけど、我が家は今日で子ども全員分のプレゼントの確保が完了しました。疲れた!
ハマった子のレゴへのハマり具合(限定)
最初に、このハマった子のハマり具合を説明すると、こんな感じです。
- リビングの机の上にレゴのパーツを置き、ご飯やお菓子を食べながらいじくる
- 公園に行くときに「念のため」とレゴのパーツを持っていく
- 電車やバスや車の移動中のため、レゴのパーツの寄せ集めを持っていき何かを作る
- 土日などは1~2時間集中してちょっとしたギミックや大作を作ったりする
見事にハマってますね。これがもう1年以上になるでしょうか。自分が作りたいものを作り続けている。
参考にするのは、Youtuberのレゴ動画や、リアルで自分が見聞きしたものの再現とか、自分の理想とするものとか、そういうの。世の優れたレゴ作品に対して、「よく出来てるよね」というのが口癖です。
最近は、スーパーマリオメーカー2をプレイしながら、スーパーマリオメーカー2のステージをレゴで作っています。リアルとデジタルの垣根がなくて面白いなと眺めています。
※これを作りたいと言っているけど、レゴだけでは作れないだろー!?
レゴに至るまで遊んだ玩具のステップ(全員共通)
この子がレゴ好きになるまでどんな玩具で遊んできたか。
当然ですが、レゴはピースが小さいですから、狭義の乳児期には誤飲の可能性があり、かつ、上手く形も作れません。祖父母が1~2歳児用にあげたら嫌がられる玩具No.1と言っても過言ではない。すかさず親に隠され、爺婆「何で遊んでくれないの(泣)」とほっこり展開が待ち受ける。
我が家では、最初は積み木がスタートで、大まかに以下のような流れで、子どもがブロック的なものや手作業で何かを作ることに慣れ親しんでいきました。これはハマった子に限定しない、子ども全員が共通して経験したもの。
- 積み木
- ピタゴラ装置的なもの
- ねんど
- レゴデュプロ
- あやとり・折り紙
レゴを抜かせば、どれも幼稚園・保育園、児童館にある程度揃っています。ピタゴラ装置的なものには5000円ぐらい使ったけれど、他は貰い物とか、児童館とかを利用して、ほとんどお金はかけていません。ここ大事。レゴデュプロは主に施設で遊びました。
ねんど、あやとり、折り紙が入っているのに違和感があるかもしれません。ただ、物作りと手先の使用という意味では共通します。子どもの遊びと思いきや、どれも一生かけられるぐらい深みがあり、親も一緒にハマりがいがあります。
しかも、安価。繰り返しだけど、ここ大事。お金をかけないでどう子育てするか。
なぜ、お金をかけないで子どもに学力を身に付けさせたいか - 斗比主閲子の姑日記
※3年前の記事。今でも同じ課題意識を持ってる
紙粘土とか色塗るとめっちゃ楽しい。あやとり名人ののび太は我が家では一時期英雄扱いでした。あと、折り紙はヤバい。
※折り紙の深淵
レゴはkg買いで揃える(全員共通)
紹介したような玩具で遊びつつ、レゴ環境を4歳ぐらいから構築していきました。そこで悩んだのは、どんなパーツをどれくらい購入するか、です。
レゴマニアの家庭であれば、パーツごとに分類して小箱に整理するなんてことをしています。お勧めは基本セットと基礎板を買うこと。今なら、この組み合わせかな。
レゴ (LEGO) クラシック 黄色のアイデアボックス スペシャル 10698
- 出版社/メーカー: レゴ(LEGO)
- 発売日: 2015/01/16
- メディア: おもちゃ&ホビー
- この商品を含むブログを見る
※合わせて6000円ぐらい?
ここまではレゴ環境を整える上で買って損はないと思います。
次にこの後にパーツをどこまで補充するか。我が家はヤフオク等で5kg買いました。
レゴは通常ピース数が単位ですが、中古の場合は定価の1/5ぐらいの相場でkgあたり1000円~2000円で売っていることが多々あります。いくら想像力で補完・工夫しても、数がないと作れないものはありますし、友達やきょうだいと遊ぶときはパーツの奪い合いになるし、パーツが1つしかないと探すだけで日が暮れるので、レゴのkg買いはオススメです。
我が家では、勉強や手伝いのご褒美とかで追加のパーツは徐々にプレゼントしていきました。
それから、ちょっと経ってから、キャラクターもののレゴも追加購入しました。ディズニーやスター・ウォーズやマインクラフトなど、様々なジャンルが揃っています。ディズニープリンセスものもある。
Amazon.co.jp 売れ筋ランキング: ブロック の中で最も人気のある商品
本人が好きなキャラクターを選ぶと、一気にレゴで作りたいものが広がります。シルバニアファミリー的なおままごともできる。
ただ、キャラ物はピース数からすると非常に高価であるため、誕生日プレゼントやそれこそ爺婆からのクリスマスプレゼントとする感じですね。あとは、メルカリで中古を買う!
ただ、個人間売買では中国の互換品と称する偽物が大量に販売されているので注意しましょう。本物にはレゴの凸部分に必ずLEGOの文字が加工されている。偽物にはありません。
ハマったのは同士の存在が大きかったのではないか?(限定)
ここまでは子ども全員で共通だったんですけど、 どハマりしたのは最初に紹介した子だけでした。
何が違ったかを子どもたちにインタビューしつつ夫婦で話し合った結果は、同士の存在の有無が大きいんじゃないかということです。全部じゃないし、もちろん、子どもの個性はあるにせよ。
ハマった子にはレゴ同士がいて、普段の会話でレゴの話をしていた。お互いの家でレゴで遊んでいた。トイザらスや家電量販店のおもちゃコーナーで売っているレゴの新作を話題にしていた。
何のことはない、キャラクターや漫画やゲームにハマるのと同じプロセスです。「ねえ、ゲーム買ってよ!みんなやってるよ!!」に近い。
締め
ということなんですけど、だからといって、「友達がいたらレゴ好きになるから、レゴが好きな友達を作りましょう!」みたいな結論を言うつもりはありません。子どもが誰と友達になるかは、子どもの自立のための最も重要な、親の介入が制限されるプライベートな領域。
我が家のn=1の話から何か言うことがあるとすれば、子どもにレゴを楽しんでほしいなら子どものレゴでの遊び方に寛容になることですね! 友達とも大量のパーツで遊んでいいようにすること!!
※床に散らばったレゴを踏んだときの不快感と言ったら
床に散らばったレゴを見ると瞬間湯沸かし器的に怒りを覚えることがあるかと思いますが、子どもに優しく声をかけて整理させる。
せっかく一緒に作ったキャラ物の大作が子どもに無残に解体されたら絶望感を覚えるかもしれませんが、破壊は想像のために必要だからと受け入れる。
レゴはピースが小さく片付けが厄介です。子どもは片付け能力が低く、こんまりの言うときめきを持ちやすいので、上手く片付けができるわけがない。レゴという玩具は片付かないものと期待値を下げて、シーツとかの上で遊んでもらうようにお願いし寛容に接する。
こんなところでしょうか。
ちなみに、レゴ同士を見つける方法で私がオススメするのは、レゴのロボット・プログラミング教室に通うことです。かなりの確度でレゴ好きの子がいます。高いですけどね!