「中華ゲーム見聞録」第60回目は、ろくろを回して粘土の形を整え、色や模様を付けてオリジナルの陶磁器を作製できる陶芸シミュレーションゲーム『陶芸マスター(陶芸大師)』をお届けします。
本作はAZGamesによって、11月11日にSteamで早期アクセス版が配信されました。AZGamesは個人デベロッパーで、会社勤めをしながらゲーム開発をしているとのこと。開発者は高校生のころからゲーム開発を志し、『XOPE』というFPSゲームの開発に取り組んでいました。その過程はbilibili動画で観ることができます。
開発者によれば、勤めている会社の仕事が忙しくなり、ゲーム開発に割ける時間が少なくなったそうです。また開発中の『XOPE』で作り直しレベルの大きなアップデートも行われ、さらに時間が無くなっていきました。
この二つの問題を何とか打破するため、「比較的短時間で作れるライトなゲームを開発し、その資金を『XOPE』の開発に当てられないか」と画策しました。最初は物体を変形させるゲームのデモを作ったそうですが、そののち中国の伝統文化である陶芸から多くのインスピレーションを得て本作を開発し、Steamでの早期アクセスに漕ぎつけたとのことです。