ゼンマイ仕掛けの貯金箱「ドラキュラ貯金箱(COFFIN BANK)」が海外で大ヒットした昭和の玩具メーカー米屋。創業後、スタート第一弾製品となった「ドラキュラ貯金箱」は、実は発注ミスから大逆転を起こした奇跡の逸品だった。創業者の父、大一氏が、昭和後期のブリキ玩具業界を支え、自ら築いたひとつの時代に幕を下ろすまでの記憶を、その後を受け継ぎ新事業を展開する長男、憲一氏が語る。
発注の行き違いから予定の10倍の個数を生産してしまった「ドラキュラ貯金箱(COFFIN BANK)」。海外で爆発的にヒットした。
驚きのある楽しい仕掛けがたくさん盛り込まれた米屋のおもちゃ。遊園地をテーマにしたものが多く、コンセプトが垣間見える。
亡き父の思い出を語る憲一氏。企業を受け継いだのは、言葉には表し難い父への想いがあったからではないだろうか。