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「マルサン・キャデラック」の開発チームの一員として設計・施策を担当。コスゲ社長・小菅松蔵氏とは親戚関係にあたる。
コスゲの中心メンバーとして、数多くのブリキ玩具を世の中に送り出す。
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高校卒業後、コスゲ(当時:東京創作工芸社)に入社。小菅松蔵氏よりブリキ玩具制作を学ぶ。
モーター開発工場の責任者として「マルサン・キャデラック」の製造に携わる。
Kosuge (that time: Tokyo creation technical company) is joined after the graduation from a high school. Tin toy work is studied from Mr. Matsuzo Kosuga. It is engaged in manufacture of "Marusan Cadillac" as a person in charge of a motor development factory.
今なお玩具愛好家の間で“日本一のブリキ”と呼ばれる「マルサン・コスゲ・キャデラック」。伝説のブリキ職人・小菅松蔵氏とともに開発に携わった嵯峨氏、祷氏の両氏が、この歴史的銘品に込められた開発秘話を、発売から半世紀以上の時を超え語り出す…。
Among toy enthusiasts, it still is “Marusan Kosuge Cadillac” that is the very best Japanese tin toy of all time. Mr. Saga and Inori, who developed it with the legendary tin toy craftsman, Mr. Matsuzo Kosuge, talk here about hidden stories behind its development breaking the silence more than half a century since its release.
小菅松蔵氏に師事し、社員一丸となってブリキ玩具の開発に情熱を注ぎ込んだあの時代…。嵯峨氏も祷氏も「最高に幸せだった」と振り返る。
“自動車のコスゲ”を象徴した「マルサン・コスゲ・キャデラック」。造形美もさることながら、ギアなどの独創的な機構が世界のマニアを驚嘆させた。
小菅松蔵氏について祷氏は「社員を職人ではなく“研究員”と呼んだ。昔の職人像からかけ離れた方で、常に新しいものを追い求めていた」と述懐する。