平昌五輪で66年ぶりの連覇を狙う世界王者の羽生が、氷上練習を再開させた。
右足首の負傷で全日本を欠場したものの、世界ランキングや今季シーズンベストなどの実績から順当に代表入りした。気になる回復具合について、日本スケート連盟の小林強化部長は16日に羽生サイドとミーティングを持ったことを明かし「間に合うということで確信を取り、選考しました」と話した。
すでに氷上練習を始めているという。男女シングルでは羽生以外は全員五輪初出場だけに「日本のエースとして若い選手を引っ張っていってほしい」(小林強化部長)との期待も込められた。ただ、来年1月の四大陸選手権には出ないため、五輪はぶっつけ本番となる不安はぬぐえない。今後についての診断書の提出はなく、全治などが不明な点も気がかり。ジャンプの練習を行っているとの報告もまだ受けていない。
小林強化部長は「決して確認せずに、ということではありません。必ず確認するようなプランを考えている」と経過を見極める姿勢を示したが、果たしてどうなるか。