ともに決勝進出を決めている日本と韓国の対決は、両国の対戦史上に残る“殴り合い”の展開を見せた。「プレミア12」のスーパーラウンド最終戦。1―1で迎えた3回に日本が先頭の坂本勇から丸、鈴木、浅村、吉田と怒濤(どとう)の5連打を含む6安打を集中して6点を奪取した。
稲葉監督が「明日にどうつなげていくか。スキを見せないで、とにかく全力で戦っていく」と試合前に話していた通り、翌日に控えた真剣勝負を見据えた中でも勝利を目指す猛攻だった。
しかし、これでは終わらないのが日韓戦。続く4回には韓国の逆襲をモロに受けた。日本の先発岸が6安打の集中砲火を浴びて5点を返され、続く5回からは中日の大野雄が2番手でマウンドに上がった。