ロッテは17日、ZOZOマリンで開催した「ファン感謝デー」の中で、今季限りで現役引退した伊志嶺翔外野手(31)の引退セレモニーを行った。
沖縄尚学高から東海大を経て2011年にドラフト1位でロッテに入団。1年目に126試合の出場110安打、32盗塁をマークした。今季はプロ9年間で初めて1軍出場なし。ケガにも悩まされた伊志嶺は、満員御礼のファンや家族らが見守るスタジアムで、9年間の現役生活を述懐した。
「初ヒット、マリンスタジアムでした。初ホームランもマリンスタジアムでした。私の応援歌が初めてお披露目なる会が正面ステージでありました。その時に本当にロッテの一員になれたと強く実感し、とても感激したことを今でも鮮明に覚えています」
チームメートに胴上げもされたセレモニー。引退後は打撃コーチ補佐兼、外野守備走塁コーチ補佐も兼務する指導者に転身する。新たな野球人生を歩む伊志嶺は「次は新しい道、コーチという道をロッテの一員として頑張っていきたいと思っています。選手を最大限にサポートできるよう日々勉強していきたい」と力を込めた。