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2019年11月17日 紙面から
陸上競技場で根尾(左)とすれ違った石川昂弥は笑顔で見つめる=北谷公園陸上競技場で(小沢徹撮影)
中日からドラフト1位指名を受けた石川昂弥内野手(18)=愛知・東邦高=が16日、秋季キャンプ地の沖縄・北谷球場を訪れ、練習を見学した。3球団競合のドラ1にとっても、間近で見るプロの練習は驚きの連続。1日見学会で得た収穫を名古屋へ持ち帰り、年明けの新人合同自主トレ、春季キャンプへとつなげる。
百聞は一見にしかず。ドラ1の石川が潜入した竜の穴。目の前に広がる光景は驚きの連続だった。約7時間の滞在で感じたものを率直に語った。
「僕のレベルではまだまだ通用しないなと思いました。全てにおいてプロのレベルの高さを感じました」。だが表情に悲壮感はなく、さわやかさを感じさせた。
初めて訪れた北谷球場。午前9時30分に到着し、首脳陣にあいさつすると、じっと先輩の練習を見詰めた。表情が変わったのはブルペンに足を踏み入れたときだ。小笠原、藤嶋、山本らの投球を捕手の後ろからネット越しに見学。時には半身の姿勢で自分が打席に入った状態をイメージしていたが「球のキレや手元のノビが違う」。過去に対戦してきた投手との違いを感じ取った。
さらに午後の個別練習では、屋内練習場でノックを受ける阿部と京田の姿にくぎ付けになった。付き添った清水スカウトに「もう少し見ていきたい」と言うほど。「とにかくレベルが高い。基本の動作全てに無駄がなかった」。同じ内野手である自身の現在地を知る一方で、ノッカーの荒木2軍内野守備走塁コーチがかけていた言葉にも耳を傾けた。「自分にも生かしていきたい」。名手の助言を胸に刻んだ。
驚きばかりだった1日見学会。だが気落ちした様子はない。「プロのレベルを見ることができて、自分がこれからやっていくべきことが見えた。プロの世界でやっていく自信はあります」
背番号は2に内定。こだわりはないと話しながら「番号にふさわしい、恥じないような選手になりたい。自分のプレーで自分の色に染めていければ」とニコリ。くしくも弟・瑛貴さん(14)は2017年のドラゴンズジュニアで背負い、日本一を達成している。
来てみてよかった見学会。収穫を持ち帰り新人合同自主トレ、春季キャンプ、さらにその先につなげていく。
後輩の来訪に先輩が燃えた。藤嶋だ。北谷球場のブルペンで東邦高の3学年下の後輩・石川が熱視線を送る中、力のこもった投球を披露した。
「うりゃー!!」。腕を振る度に力強い雄たけびが響く。「緊張しちゃいました」。力が入るのは当然だ。受ける捕手の後ろからは石川の熱い視線。先輩のハートに火が付いた。打者を想定しながら全ての球種を投げ、計42球。投げ終えると「変なところに力が入っちゃったなぁ。疲れた…」と苦笑いした。
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