北杜市 オオムラサキセンター 公式サイト | 国蝶オオムラサキの生息地北杜市長坂町にある展示施設

世界最大のゲンゴロウの飼育展示

update : 2019年11月15日 /

【国内初となる世界最大のゲンゴロウの飼育展示について】
 
オウサマゲンゴロウモドキDytiscus latissimusは、
ヨーロッパ北部に分布している現存するゲンゴロウ類の中で世界最大の種です。
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本種はIUCN(国際自然保護連合)のレッドリストでは
Vulnerable=危急種(日本のレッドリスト基準では絶滅危惧 II 類に相当)に
位置づけられ、ワシントン条約に入っていないものの、
ベルン条約(欧州の野生生物と自然の生息地・生息地保全に関する条約)の
保護動物リストに選定されている希少昆虫です。
 
 
このたび当館では、ラトビアにあるラトガレ動物園(Latgale Zoo)勤務の
Dr.Valerijs Vahrusevs(ヴァレリー博士)と、国内における希少ゲンゴロウ類の
研究者である小野田晃治氏のご協力のもと、水生昆虫の優れた飼育技術を持つ
アクアマリンいなわしろカワセミ水族館(福島県耶麻郡猪苗代町)、
石川県ふれあい昆虫館(石川県白山市)とともに、本種の保全に向けた飼育と、
展示を実施することとなりました。
 
この種の生体が展示されるのは国内で初めてとなります。
 
展示は明日11月16日(土)より、3館同時に開始されます。
ぜひご来館の上、世界最大のゲンゴロウの迫力をお楽しみください。
 
【場所】北杜市オオムラサキセンター 森林科学館 展示室
【料金】入館料のみ

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