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今年最後の記事とします

December 30 [Fri], 2011, 23:46
明日の今頃は、紅白に続いて「ゆく年くる年」を観ているだろう。多分記事を書く余裕はなさそうなので、これを締めとしたい。

世の中のことに関して言えば、それはもう、近年これ以上のインパクトはない1年だった。それについては今更細かく言及する必要はないと思うので、自分自身のことを振り返ってみると、こっちは世の中の変動に反してあまり動きのない年だった。よく言えば粛々と日常業務をこなし、悪く言えば発展や向上に消極的だった。これはやはり反省点であり、来年はちょっと改める必要があると思っている。
一方で、趣味の世界では、遅れ馳せながらAKBに関心を持ってみたり、クイズのアーケードゲームにはまって同好の士たちと知り合ったり、それはそれでアラフォーらしからぬ新鮮な刺激がいくつかあった。ボケ予防にはちょうど良かったかもしれない。

来年はどんな年になるだろう。
世の中にとっても、自分にとっても。

最近よく耳にする日本生命のCMで流れる曲の小節を引用してその答とする。
どんな年になろうと、あるがままに受け入れたい。
今年かかわった皆様、ありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いします。

Que sera, sera
Whatever will be, will be
The future's not ours to see
Que sera, sera
What will be, will be

早朝の心肺蘇生

December 29 [Thu], 2011, 23:15
昨夜は病院当直だった。これは産婦人科に限らず、院内全科に関する当直で、分かり易く言えば「夜だけの院長代行」みたいなものだ。もっとも、その内実は、救急当番日でなければ相当の確率で何もすることがない暇な仕事なのだが、今回は違った。

今朝の5時半頃に外科病棟から患者の急変につき診に来てほしいとのコールがあり、「心停止とかやったら嫌やな」と思いながら駆けつけたら、本当にそうだった(涙)。しかも高齢の男性患者である。ただ、主治医とその後輩もいたので、要はとにかく手を貸して欲しいという状況だった。外科医や循環器内科医と違って、私達は成人相手の心肺蘇生に縁が薄いので、すぐ手伝える事なんて心臓マッサージ位しかない。私より若い主治医達が気管内挿管だの昇圧剤投与だの行っている間、愚直に胸骨圧迫を繰り返していたら、心拍が本当に再開したので私の方が驚いた(詳細は省くが停止時の状況その他から「無理」と内心思っていた)。これは決して私の手柄ではない。他の2人は救命救急にも強く、与える指示が傍で聴いていて的確だった。先にいたのが彼らで本当に良かった。
カッコ良かったのは更にその後で、主治医が中心静脈確保(太い静脈に点滴や薬を入れるための管を留置すること)をするというので、私が「ここ?」と右鼠径部(足の付け根)を指差したら、「いや、左鎖骨下で」とのこと。「左?」と思わず聞き返した。鎖骨下静脈というのを刺す場合は圧倒的に右側が多いからだ。右を避ける理由があるのか、それとも実は彼自身が左に慣れているのか、それは分からなかったが、私個人は左鎖骨下アプローチなんて初めて見るので興味津々でその手技を観察していた。これがまた鮮やかで、ほうーと感嘆した。私は今まで中心静脈確保なんて数える程、それも初心者向けの大腿静脈か右内頸静脈ばかりだったので、やはり餅は餅屋と痛感した次第だった。

国民の大半がまだ惰眠を貪っていたであろう時間帯に、頼もしい若手医師達(私を除く)が必死で命を呼び戻していた(10分近い心停止による脳のダメージを考えると予後は厳しいが…)。日本の医療の未来は、決して明るくはないが、彼等のようなのがいる限り暗くもなさそうだ。「院長代行」なのにほとんど傍観者だったことを恥じつつ、現場を少しだけ紹介させて頂きました。

世代間格差を実感した会話

December 27 [Tue], 2011, 23:35
病棟詰所にて。
お産をした方の旦那さんが、一見、若い頃の川谷拓三みたいな感じだったので…

私「あの人、昔の川谷拓三に似とるな」
若い看護師(以下「若」)「誰ですか??」
私「ピラニア軍団っちゅう脇役ばかりの集団とか作っとったんや」
若「ピラニア軍団??」
私「志賀勝とか小林稔侍とかもおったんよ」
若「あ、小林稔侍なら分かります!」
私「川谷拓三は分からへん?」
若「知らないです。どんな映画に出てたんですか?」
私「う~ん」

(普通に「仁義なき戦い」とか言えばよかったのだが、敢えてインパクトの強いものを選んだ)

私「『徳川女刑罰絵巻 牛裂きの刑』とかやな」
若「え??」
私「知らん?」(知っている方がおかしいのだが)
若「怖い映画ですか?」
私「観たら分かるわ」

ちなみにさっき調べたら、日本ではDVDなどは出ていないようだが、何故か海外では「SHOGUN'S SADISM」なんてタイトルで発売されているらしい。だが、彼女のような若い女性や心臓の弱い人は観ない方がいいことだけは断言出来る。

やはり若い人はピラニア軍団とか牛裂きの刑とか知らないものなのかと痛感した。私が子供の頃はそういう話題で盛り上がったものだが…。世代間格差の風は冷たく厳しい。

「坂の上の雲」大団円

December 25 [Sun], 2011, 23:56
2年前、当時の大河ドラマ「天地人」が終わった直後から始まった「坂の上の雲」が、今日まさにフィナーレを迎えた。毎年12月に各4~5回分放送するという、あまり聞いたことがないやり方で、本当に視聴者がついてくるのかと思っていたが、題材となっている日露戦争に至るその道筋自体が明治の約40年分の歴史そのものだから、観ていて飽きなかった。

日露戦争は侍が戦った最後の戦争とよく言われる。乃木希典や東郷平八郎は若い頃本当に侍だったので、この表現は誇張ではない。少年期の彼等は、まさか自分達が日本の命運を背負って異国の地や海原で外国と戦うことになるなど、想像だにしなかっただろう。能力があれば誰でもチャンスがある、という安っぽいアメリカンドリームの如き楽天主義が、この時代には現実として存在していた。だから今の日本人に受けるのだろうか。もしこの作品のドラマ化がバブル期に試みられていたら、あまり流行らなかったかもしれない。

こういう事を考え出すと止まらない私だが、最終回の今日もこのドラマをリアルタイムで観ようとしたら(もちろん録画しながらだが)、妻に「また『坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)』か!」と罵倒され、女子フィギュアを一緒に観戦するしかなかった。もちろんわざと番組名を間違えているのだが、そのタイトルだとどんなドラマになるのだろうか、征夷大将軍本来の職務が描かれるのだろうか…などと気になってしまう自分が情けなく、また可愛いとも思う。
とはいえ、もうこんな罵倒ともお別れだ。この3年、ワクワクする年末だった。NHKに感謝したい。

天皇誕生日に想う

December 23 [Fri], 2011, 22:07
あと何年したら「平成の日」とかになるのだろうか…

それはともかく、年末のこの時期に3連休というのは、ありがたいようで、そうでもない面もある。困るのは外来予約患者の振り分けだ。ただでさえ年末年始の約1週間は予約を入れられないのに(そもそも外来業務がないから)、それ以外にも休日があると、ますますその前後の予約人数が多くなってしまう。似たようなことはGWなどの前後にも起こるのだが、せめてその連休中は私達も人並みに仕事を完全オフに出来るのなら我慢のしようもある。実際は、外来も診られない、そのくせ当直やオンコール当番は必ずあるから何日も休めない、というのが現状だ。

とこんな風に言っておきながら、少なくとも私は今日明日はオフなので、まだ全然楽な方である。世の中には上述した通り以上に忙しい同業者も大勢いる。贅沢は言えない。
そんな今日は、また妻の命令で、息子をプールに連れて行った。もちろん、いつもの屋内温水プールである。予想通りガラガラだった(笑)。正確には、数十人の年配の方々が健康増進のためにプール内歩行などをしていたため閑古鳥という程ではなかったが、親子連れで来ているのなんてほんの数組だけだった。入っている間は良かったが、出たら実際以上に寒く感じた。年配の方は本当にこれで健康になるのだろうか?

明日はクリスマスイブ。当然何も予定がない。明後日の病棟当番日に緊急避妊薬の処方希望者が来るかどうかだけが楽しみだ。

今日から冬休み

December 21 [Wed], 2011, 23:56
もちろん私のことではない。息子が通わせてもらっている幼稚園の話である。
でも知的障害のある息子にはそれが分かっていないようで、今朝は私が出勤しようとすると、自分がいつも幼稚園に着ていくジャンパーを引っ張り出して(制服は着ていないのに)、「うーうー」とせがんできた。昨日までなら出勤時に車に乗せて幼稚園に連れて行くからなのだが、今朝はもちろんその必要がないため、私が「今日から休み!」と何度も言うと、近所に聞こえるような大声で泣き叫ばれた。朝からゲッソリしそうになる(涙) そんなに幼稚園が楽しいのかな?

ちなみに私は年末年始もずっとここにいるので、冬休みはないようなものだ。子供と代わりたい…(涙)

将軍様

December 19 [Mon], 2011, 22:32
金正日がついに死んだ。仕事柄、あまり「死んでいい人」とか口に出してはいけないのだが、言うのが許される例外の一人として認めてもらってもいいのでは、と思っている。

まあそれはともかく、職場の忘年会でうちの院長を「将軍様」と呼ぶパロディ動画なんぞを作った身としては、もう来年からは使えないなという気持ちで残念である。
しかも、今日の昼、手術終了直後に手術室の看護師さんに「将軍様が亡くなったそうですよ!」と言われた時、思わず「ここの?」(院長のこと)と聞き返してしまい、爆笑となってしまった。最期までネタを提供してくれたことには、正直に感謝しておきたい。

地獄で会おう、金正日。

憂さ晴らし

December 17 [Sat], 2011, 22:16
憂さ晴らしという程心が荒んでいる訳ではないのだが、年末ということもあってこの1週間は色々忙しかった。なので、昨夜職場の一部署である健康管理課の忘年会に行った際に、2次会で誘われたカラオケでは、「Everydayカチューシャ」「フライングゲット」「風は吹いている」「上からマリコ」を立て続けに熱唱させてもらった。当然キモヲタ認定状態である。ああ、いい夜だった。

これは凄いこと

December 14 [Wed], 2011, 23:32
ヒッグス粒子の存在がいよいよ確認されようとしているニュースに朝から接し、私個人は大いに興奮したのだが、妻は当然として、職場でも誰も全く関心がなかったのが現実だった(涙)

素粒子物理学に興味がある者なら、必ず耳にする名前の一つがこのヒッグス粒子であり、すでに新聞等の一般人向けの解説には「質量を生んだ粒子」とか「神の粒子」と書かれている。質量に関する話はここで書くのは到底無理なので、後は各自検索してもらうしかないが、とにかく凄いことなのだ。

その凄さを分かってもらえる人を探しています(涙)

インナーマッスル痛

December 14 [Wed], 2011, 0:26
昨日ジムで下半身強化の一環としてしごかれたインナーマッスルが悲鳴を上げ続けている。ただの筋肉痛ではなく、タイトルのように書くとより正確である。

とりあえず今日は集中出来ないので寝ます。皆さんも鍛え過ぎにはご注意を。
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