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僅かな灰になりました

January 28 [Sat], 2012, 23:05
今朝、人工死産した2人の我が子を火葬場で見送った。この歳では珍しい方だと思うが、私は物心ついてからは火葬場に行ったことがない。4歳位の頃に父方の祖母の葬儀の際に行ったはずだが、よく覚えていない。以来、幸いと言うべきか、近い身内が亡くなったことがないので、火葬場には縁がなかった。正直、何十年ぶりかに行くとすれば、80代となった母方の祖父母のときかと思っていた(爺さん、婆さん、ごめんよ)。
用意した花、それも小さな箱に入るようにわざわざ茎を短く切り落としたものを、別々の箱に入れられた子供達の周りに敷き詰めた。焼香しながら何度も心の中で詫びた。従業員の方に炉まで案内され、台の上に小箱が2つ並べて載せられたとき、ああこれが本当に最後のお別れなのかという思いがこみ上げてきた。目を閉じて合掌・礼拝していると、もう一度だけ箱の蓋を開けたい衝動に駆られたが、そう思って目を開けたときは、すでに炉の扉が閉まっていた。
不思議なことに、それを見ると逆に吹っ切れたような気がした。知らない人が見れば事務的に見えるかもしれない一連の流れだったが、目を閉じて頭を下げている間にさっと炉に入れて閉めるのは、最後に遺族が故人にすがりついて収拾がつかなくなるのを防ぐためというのもあるのだろう。一思いに、という表現は不適切だが、それもありかと妙に納得した。

別室で待つこと1時間近く(これは予想よりも長かった)、2人分のそれはそれは少ない遺骨とようやく対面した。遺骨というより、もはや遺灰という感じだったが、よく見ると細くて短い四肢の骨や肋骨、そしてバラバラになって何が何だか分からない頭骨や骨盤のかけらがちゃんと混じっていた。こんな時でも職業上の学問的興味が働いてしまうのはどうかと思ったが、むしろその方がこの子たちも報われるのではと勝手に解釈することにした。一番小さな骨壺を用意したのに、それさえ大き過ぎる程に少ない量の遺骨だったが、間違いなくお腹の中で約3ヶ月分育った証が残ってくれた。

今日のお別れまでも含めて、自分のこれからの人生に役立てよう、何かに還元しようと強く思う。命の誕生に関わることを仕事に選んだ自分にとって、それこそが、この世の光を見ずに消えていった小さい命への自分なりの供養だと、今は信じたい。

また次から私らしい「アホブログ」に戻ります。2日続けてコメントしづらかったであろう記事にお付き合い頂き、本当にありがとうございました。

ごめんね、ママだけでも許してあげてね

January 27 [Fri], 2012, 23:17

猫ーーー!!!(号泣)

January 24 [Tue], 2012, 23:31
もう過去に何度となくこの手の記事を紹介してきたが、年を追うごとに、私の中で燃えたぎる怒りの炎は激しくなっていくのを感じる。

『譲り受けた子猫、翌日殺す…男を詐欺容疑で逮捕

 子猫を殺す目的でだまし取ったとして、神奈川県警麻生署は24日、川崎市麻生区岡上、自称会社員広瀬勝海被告(45)(動物愛護法違反で起訴済み)を詐欺容疑で再逮捕した。
 譲り受けた動物の虐待を巡って詐欺容疑を適用するのは全国的にも珍しいという。
 発表によると、広瀬被告は2011年11月、猫の新しい飼い主を捜すインターネット掲示板で知り合った東京都調布市の女性(52)から、虐待して殺傷する目的なのに育てるとうそを言い、雄の子猫1匹を譲り受けた疑い。子猫は引き取った翌日に、自宅近くの川へ投げ捨てて殺したという。調べに対し、広瀬被告は「かわいがる振りをした」などと供述し、容疑を認めている。
 広瀬被告は昨年11月、子猫計3匹を殺したとして動物愛護法違反(殺傷)容疑などで逮捕・起訴された。』

別の記事ではこうも書いている。

『「猫の里親に」実は虐待目的 引き取った容疑者逮捕

 (中略)
 同署は、女性にとって猫は大きな価値があったと判断し、詐欺罪を適用した。広瀬容疑者は、猫の里親になる際、「終生家族の一員として愛情を持って育てる」などと記載された誓約書に署名していた。だが同署の調べに「最初から面倒を見るつもりはなかった。ストレス発散のために虐待できる猫がほしかった」と供述しているという。
 発表によると、広瀬容疑者は昨年11月6日、インターネットの里親募集掲示板を通じ、東京都調布市の女性(52)から雑種の雄の猫1匹をだまし取った疑いがある。翌日、猫を自宅近くの川に流して殺したという。広瀬容疑者はほかに2匹の猫を殺し、2匹の猫にけがを負わせたとして動物愛護法違反罪で起訴されている。同様の手口で昨年5~11月に猫約10匹を引き取って虐待していたという。同署には広瀬容疑者の厳罰を求める嘆願書が約2600人分寄せられていた。 』

…もはや、人間ではない。

このような輩に人間としての扱いは不要である。ならばやはりこう叫ぶしかない。

猫を虐待する奴は俺が虐待する

てんてこまい

January 23 [Mon], 2012, 0:28
ここ数日ご無沙汰していますが、家の中が色々片付かないせいなので、ご安心下さい。

落ち着いてブログ更新しようとしていたら、さっきは、階段の上に設置してあった物置台(何ていう名前だったか忘れた。あの伸縮させて廊下や階段の幅に合わせるやつ)が、突然轟音と共に落下してきた(涙)。妻が子供用のDVDだの自分のバッグだのをどんどん載せていった結果がこれである。私以外の家族は誰も出てこず、1人で泣く泣く片付けていた。ブログ更新の気も削がれたのは言うまでもない。

とりあえず、体調は良くなった。ご心配をおかけしました。またコンスタントに更新します。片付けで腰が痛くなったので寝ます。

病人になっていました

January 19 [Thu], 2012, 22:48
タイトルの通りである。そして当ブログを読んで下さっている皆さんなら、その理由は説明するまでもあるまい。

火曜日になった辺りから体がずっと微熱を帯び続けていて、結構気だるかったが、そんなことは表情には出さずに仕事したりしていた。汗をかけば少しは紛れるかなと、ボウリングもやっていたが、あまり効果はなかった。ちなみにこういうだるい時ほど点数は悪くなかったりする。力を入れたくてもその力が入らないので、いわゆる「年寄りの投げ方」になる。これは、かの中山律子が「50代になって基本の投げ方が出来るようになった」と言わしめたものであり、侮ってはいけない。
まあ、ボウリングはともかく、その他のことは水曜日になれば更にしんどくなった。それでも、私の体調不良に同僚も看護スタッフも気付かなかったのは、私の根性のなせるわざかもしれない。
そして今日、朝から喉が痛く、鼻水も少し出てきた。ただ熱はほとんどなくなった。ああ、ようやく治る方向に来たか。今回もいつも同様、薬は全く服用せず、食事と睡眠(と適度な運動)だけで治せそうだ。

皆さんもどうかお気を付け下さい。

散々な週末

January 16 [Mon], 2012, 20:48
今日はいつもよりずっと早い帰宅なのだが、思いっきり訳ありである。

昨日(日曜)昼間から、息子が熱を出してしまった。最初は悪化しそうな気配が漂っていたので休日当番医受診を考えた程だった。でもこういう仕事をしているおかげで、とりあえずうちの小児科の先生に電話で状況を伝えて相談したら、その様子なら解熱だけして様子見てからでも遅くないと言われ、確かにそれで少し落ち着いてくれた。さすが名医である。
そんな訳で夜は隔離の目的で娘が妻と同室で寝て、息子の横では私がついて寝たのだが(私も隔離されたかったのだが…)、朝になってみたら妻の方が発熱を訴える始末だった。実は妻には今日用事があったので、息子は幼稚園で、娘は保育園で、それぞれ夕方まで預かり保育をしてもらう予定だった。子供達はとりあえず送り届けたものの、結局妻の熱は下がらなかったようで予定はキャンセルし、寝込んだ妻の代わりに私が早退して子供達のお迎えをしてきた。
とはいえそのまま帰っても妻には邪魔になるだけなので、休養に専念出来るよう、私一人でそのまま子供達を連れて外食することにした。しかし、私がよく行く店などにこんな小さい子を連れて行っても仕方ないため、個人的には行きたくもないファミレスにせざるを得なかった。こんなオッサンがどう見ても幼稚園以下の子供二人を抱えて飯を食わせている様子は、多分客観的に見たら「微笑ましい」を通り越して「きっと訳ありなんだわ…」的な感じだっただろうと思う。自意識過剰なだけかもしれないが、周囲の視線に、どこか同情のようなものを感じた(涙)。
帰宅したら子供達を風呂に入れて、寝巻を着せて寝かしつけ。全く早く帰宅したありがたみなどなかった。

次に熱に倒れるのは私か、娘か? 間違いなく言えることは、私なら家で完全放置プレイになることだ。誰か飯くらい食わせてくれ。

13日の金曜日

January 13 [Fri], 2012, 23:42
最近、というか、今ではあまり「13日の金曜日」というのを話題にしなくなったような気がするのは、私だけだろうか。私が子供の頃は、同名の映画シリーズのせいで、毎年最低1回はある「13日の金曜日」には大騒ぎ(?)し、クラス中にジェイソンを名乗る奴が出現したものだが、今の若い人には馴染みが薄くなったのかもしれない。

今日はまさにその忌むべき日であったが、こんなに平和でいいのかという位、平和だった。帝王切開でお産した人がいたが、13日の金曜日であることは心配しなかったのだろうか。あ、若いから、気にする以前に知らなかったのかも。そういえば、これとは違うが、以前6月6日午前6時過ぎに出産があった際に、思わず「ダミアンと一緒やね」と言ったら、私と同世代っぽい旦那さんが「あ、そうか」と大受けしたのに対し、肝心の産んだ奥さん(ずっと若い)の方は意味が分からなそうだったのを思い出す。転じて、最近はそういう強烈なインパクトを植え付けてくれるような映画等が少なくなったな~とも思う。

そんな「13日の金曜日」もとりあえず終わった。母児を脅かすジェイソンは現れなかった。朝まであと8時間、私がオンコール当番なので、このまま現れないで欲しい。おやすみなさい。

娘が帰ってきました

January 11 [Wed], 2012, 23:12
諸事情(決して悪い意味ではない、念のため)で先月上旬から山形にある妻の実家に居候させてもらっていた娘が、今日義母(つまり娘の祖母)と一緒に帰ってきた。実に1ヶ月、娘の顔を見られなかった計算になる。久々の対面の瞬間には、妻に「加齢臭が移る!」「吹き出物が出る!」と言われようが何だろうが、抱き締めるつもりでいた。

…がしかし、私が帰宅したときには既に寝ていた(涙) しかも義母と一緒に寝ているので、顔を見に行く訳にもいかない。明朝を楽しみにするとしよう。

正月気分ようやく脱出?

January 09 [Mon], 2012, 20:44
正月三箇日の後に通常業務が3日間、そしてすぐに3連休ときたせいで、正月気分が続いているような感じだったが、ようやくそれも抜け出せそうだ。
個人的にはこの3連休に少し凹むことがあって、浮かれ気分どころか結構沈んでいた。今は詳細を省くが、人生には色々あると痛感させられるような内容だった。

ただそんな状態でも、昨年から始まるのを期待していた大河ドラマ「平清盛」は、初回からなかなかいい感じに思えた。源平ものというのは、親兄弟や友人同士が敵味方に分かれたりするので、日本史の教科書に出ているような対立関係の図でも手元に置かなければ背景の理解が難しく、それゆえ見落としたりする内に視聴者が離れるリスクが高いというのを聞いたことがある。しかし見方を変えれば、身内の骨肉の争いなんて昼ドラや2時間ドラマなどのそれと大いに重なる話であり、ハマれば絶対に面白いと思う。
私は、鳴り物入りの割に評判が芳しくなかった昨年の「江」もそんなに悪くなかったと思っているが、とにかく無理なフィクションが多過ぎた。「平清盛」も冒頭でいきなり白河法皇の隠し子というフィクション的な話が出てくるが、これは私も日本史の授業で聞いたことがあり、実話の可能性も高いそうなので、この位の設定は許されるべきだろう。ともあれ、今後の展開が楽しみなドラマだ。

熱く語っていたら、先述した沈んだ気分も少しだけ忘れることが出来た。明日から仕事を再開すれば、さらに紛れるだろう。男は(女もだが)やはり、まず仕事である。

日中友好に貢献

January 06 [Fri], 2012, 23:51
この1ヶ月半の間に私が帝王切開の執刀をしたのは今日のを入れて3件、しかもいずれも中国人だった。この時期に集中したこと自体は偶然だが、うちの病院に中国人妊婦が来るときは、ほとんどの場合私の担当になる。
こうなったのも理由があって、数年前にラジオの中国語講座を半年間何となく聞いていたおかげで、中国人妊婦や患者に数少ない知っている言い回しを用いていたら、同郷者同士のコミュニティみたいな中で「あの病院には中国語を話す医者がいる」という話が出回るようになったらしい。もちろん誇張以外の何物でもない。私の中国語は、英語で言えばラジオの「基礎英語」の上半期でやる内容程度のレベルだ。だから実際に話してみれば期待外れのはずなのだが、病院で母国語で応対された経験がほとんどない彼女達には、これでも嬉しく感じてくれるらしい。そう言われれば、むしろ嬉しいのはこっちの方である。彼女達の多くは日本語が十分通じるので、はっきり言って私の努力はほとんど無駄なのだが、そう分かっていてもやってみるものだと痛感する。

それにしても、普段そうやって接している中国人妊婦のほぼ全員が人間的にも穏やかでいい人ばかりなので、ニュースや新聞で知るような日中間のゴタゴタというのは本当なのだろうかと思うときもある。でも国家レベルでどうこうという話は抜きにしても、自分が草の根レベルでの日中友好に貢献しているということには自信を持ってよさそうだ。これからも「片言の中国語で話しかけてくる変わり者」で居続けようと思う。胡錦濤主席から中国大使館を通じて感謝状が贈られる日を、全く期待せずに待つとしよう。
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