March 29 [Thu], 2012, 22:30
職場の横にある小さな神社の境内に、割と立派な桜の木がある。つい1週間程前に蕾がちらほら見え出したと思ったのに、もう昨日あたりから一部は開花していた。写真を撮っていないので今は載せられないが、この桜の木を職場の2階の窓から眺めるのが毎年春の楽しみになっている。
昨年はこの桜の木に蕾が出始めた頃に、末期がん患者の方を車椅子に乗せて木のすぐ近くまで連れて行ったら、大変喜んでくれたのを思い出す。満開になったらもう一度見たいと楽しみにしていたのに、結局、その僅か2週間後に意識レベルがスッと低下してそのまま亡くなられてしまい、既に満開だった桜をその目で見ることはなかった。折しも、大震災の直後だったこともあり、命の儚さ、尊さを嫌と言うほど再認識させられた。
そうか、あれから1年になるのか、と心の中で呟く。今年もこれから2週間程、日本に桜があって良かったと思わせてくれるのだろう。せめてその間は、必要以上に悲しいことが起きませんように。
March 27 [Tue], 2012, 23:47
今日は職場の幹部役職の方の定年退職会があり、それに出席してきた。この1ヶ月、そのために半生を描いたDVDの制作に励んできた。院内随所で撮影ロケを敢行したり、BGMの素材を選んでは編曲する日々だった。もちろん仕事の傍らであるが、職場で「映像職人」の肩書きを戴いている身としては手抜き出来ず、10分強の内容のものを作るのに何時間も要することになった。
私がそういうのを得意とするようになったのは約2年前からである。忘年会で北朝鮮のニュース風に加工した映像を流してみたら思いがけない大反響を得て、以来さらに凝った作品を作るようになった。今では映像編集や音響編集のためのソフトを複数使いこなすようになってしまった。この手のものははまり出すと楽しいので、むしろ年に何回とないようなイベントの時だけ頑張るようにしている。
そんな訳で、今日の「力作」も反応は上々で安堵した。これからまた通常業務に専念します(笑) 明日は明日の仕事が待つ。
March 24 [Sat], 2012, 21:31
なんてタイトルに書くと、格式高いブログのような錯覚を自分でも感じるが、これはサルトルの有名な著書「嘔吐」の原題である。本当は「吐き気」「悪心」という意味なのだが、なぜか邦訳では「嘔吐」になった(逆にフランス語で嘔吐はvomissement)。
で、なんで嘔吐なのかというと、今日娘に2回もこれをやられたからである。今日の病棟当番だった私は午前中のことはよく知らないのだが、妻の話では、朝から時々「寒い」とか言っていたらしい。しかし食事も普通に食べるし、いつものように遊んでもいるので特に気にしていなかったようだ。午後に家族で買い物に行った折に、あまりの陽気に車内が暑苦しく、そのせいか少し疲れた表情になっていた。それでも娘がせがむので公園に連れて行き、しばらく遊んだ後に帰っていたら、突然車中で嘔吐した。本当は、吐く前に「お腹痛い」みたいな事を言っていたので、最初はトイレ(大の方)かと思ったのだが、どうやらこの前兆だったらしい。
メルセデスが嘔吐物でやられたショックも小さくなかったが、何より愛娘のどうしていいか分からなそうな呆然とした表情が哀れで、急いで帰宅した。娘の服やチャイルドシートのカバー、そして後部座席の革シート(涙)をせっせと拭いている間に、妻が娘を寝かしていた。やはり体調が良くなかったのか、割とすぐおとなしく寝てしまった。
1時間程して起き出してきた時の娘の表情はスッキリしていた(ように見えた)。「パパ、パパ」と呼ぶ声に「お~よしよし」と一緒に横になったりしていたのだが、抱っこをせがんできたので望み通りにしてやったら、何か様子がおかしい。ゲップのような不吉な音がしたかと思うと、その直後に再びさっきより多い量の嘔吐物が一気に噴出した(涙)。私は直撃こそ回避したが、畳の部屋だったため、その後の後始末は結構悲惨なものになった。ただ、今度こそこれで本当にスッキリしたのか、現在既に何時間か経過しているが、「後続部隊」が襲ってくる気配はなく、グッスリ寝てくれている。それにしても参った。
もちろん、大事なのは原因なのだが、正直言って不明である。熱もないし、その他の明らかな症状もない。多分軽い胃腸風邪のようなものだと思うが、この状況なら経過観察で十分そうなので、一応特別なことをするつもりはない。ただ、明日予定していた「鉄道博」の見物は微妙になりそうだ。
それにしても、大人はトイレに駆け込めるが、子供は無差別攻撃である。悪気は全く無いだけにどうしようもない。これで収まってくれることを願おう。
March 22 [Thu], 2012, 20:40
話すと長いが、ちょっとここ数日バタバタしていて、ブログ更新をサボっていた。mixiなんかはちょこっとコメントすればいいだけなので、私の生存確認にはちょうどいいが、ブログは一言「ああ疲れた」だけで終わらせるわけにいかず、仕方なく放置していた。
とりあえず一時的に落ち着いたが、まだ根本的に解決していないので、もう少しバタつくだろう。ブログ更新がまた滞るかもしれないが、生きているのでご安心を。
March 18 [Sun], 2012, 1:40
日付が変わってしまったが、今日土曜日は、早朝から日帰りで遠出していた。そのせいで、帰ってきてから夕食・風呂の後、猛烈に眠くなり、そのまま寝てしまっていた。今さっき起きたら既に夜中1時。眠くなったのが19時頃と覚えているので、6時間寝た計算になる。年寄りのような生活だが、それだけ疲れていたということか。
どうせまた寝なければいけないが、せっかく起きたので、録画しておいた「カーネーション」を観て寝ます(笑)
March 16 [Fri], 2012, 0:26
いつ頃からか、私と子供2人が同じ部屋で寝ていると(畳の部屋。ちなみ妻は別室でベッド(涙))、知らない間に娘が私の布団に入ってくるようになっていた。で、私も朝方になって気付くのだが、お互いあったかいので全く困ることはない。問題は、それを知った妻が娘に変な単語を教えたせいで、娘が目覚める度に私にそれを言ってくることだ。
何と言ってくるのか。
「パパ、かれいちゅ」
…か、加齢臭…
「そんな言葉覚えたらあかん!」と怒ると泣かれてしまう。どうすればいいのか結構困っている。誰か良い知恵を。
March 13 [Tue], 2012, 23:42
最近夜更かしが出来なくなってきた。深夜でも仕事がある職業なので、夜に弱いというのは困ることなのだが、呼ばれて仕事する分には大丈夫である。しかし、録画しておいた番組を見ようとか、攻略中のゲームの続きをやろうとか、そういう時になると決まって眠くなってくる。この程度のことでさえ、完遂するために気力が必要になる(笑)
ああ老いたな、とつくづく思う。早寝ならそれはそれで体にはいい事なんだが、この歳ではまだもったいなさが先行する。分かってもらえないかもな、若い人には。
ともあれ、今夜はオンコール当番なのでなるべく寝ます。ホワイトデーもあるし…(関係ないか)。
March 12 [Mon], 2012, 1:03
誕生日の前日に記事を書いて以来だが、ここ数日深夜になると眠くてしようがなかっただけで、特に何かあった訳ではない。これも老化現象の一環なのだろうか。
それはともかく、3月11日が巡ってきたことに、私も何とも言えない感慨を抱かざるを得なかった。
あの日私は正午直前から個人的取引の事情で京都にいた。行く前に、職場で入院患者の回診だけ済ませた。「これから京都へ行くが夕方過ぎには帰ってくるので、あの日の夜に予定されていた病棟スタッフの送迎会には出席する」という旨を幹事役には伝えたが、その際に冗談で「新幹線が止まったりしたら連絡する」とか言ったのを覚えている。それが現実になるとは想像していなかったが。
取引契約が終わったのが、今思えば地震発生前後だった。何も知らなかった私は、元々その後別の人に会う約束をしていたので、夕方5時頃に新幹線に乗るつもりでいた。結果的には、これが新幹線での車内閉じ込めを防いだことになる。地震の惨状を知ったのは、約束の人と一緒にテレビを観てからだった。その日は京都から出られなくなった私は、夜中もずっと旅館のテレビをつけていた。翌日に帰れるかどうかよりも、一体これで何人犠牲になったのか見当もつかないことに、直接被害を受けた訳ではない自分でさえ不安だった。
これが私にとっての「あの日」だった。
あれから1年。今日は、夜中にこの日が誕生日となる赤ちゃんを取り上げたり、受持患者と家族に癌告知をしたり、仕事関係の用事ばかりだったが、さすがに14時46分の黙祷は欠かせなかった。来年以降もきっとその瞬間だけは仕事の手を止めることになるだろう。
亡くなられた方々のご冥福を改めてお祈り申し上げます。
March 08 [Thu], 2012, 23:44
誕生日を明日に控えて、運転免許証の更新に行ってきた。4年前に一時停止違反で捕まったせいで、講習を1時間受けるという面倒なものだった。悔しいので、これから5年間は意地でも無違反を貫き、何年かぶりのゴールド免許を手にしようと誓った次第である。
でもよく考えたら、次に更新するときは46歳の誕生日前後ということで、もはや四捨五入で50歳という奴ではないか。気が遠くなりそうだ。アラフォーでさえないとは。
思えば、昨年は40歳の誕生日を迎えた時に、その後10年位のことを何となく想像していたら、10年どころか僅か2日後に予想だにしていなかった大震災が起こった。それを考えると、あまり先のことを心配しても仕方ない。行きあたりばったりも良くないが、せいぜい1年後位まで考えておけば、対応も柔軟に出来るのかもしれない。
誕生日まで残り5分。さようなら、40歳。
March 07 [Wed], 2012, 23:25
なでしこ活躍中のアルガルベカップだが、実は今日初めてテレビで観ている。今同点。頑張れ。
…で、とりあえず試合中なので手短に済ませるが、見た瞬間思ったのが「観客少ねー!」次に、ここはポルトガルなのに「(協賛企業の看板が)日本語ばっかりやん!」だった。観客はともかく、日本語の看板だらけなのは、ほとんどフィギュアスケートの試合状態である。
昨年からこんなに脚光を浴びているなでしこでさえ、他国での女子サッカーの扱いに比べたらまだまだとか聞いていたが、これを見る限り、他国も決して優遇されている訳ではなさそうだ。
さて残り約20分。さっきの熊谷のカバーは良かった。もうツイッターで懲りたからだろうか。頑張れ、なでしこ。