July 31 [Tue], 2012, 23:48
大学時代にかじっていたせいで、私にとってオリンピックは、テレビでアーチェリーの試合を見ることが出来る数少ない機会だ。今回の女子団体銅メダルは快挙の一言に尽きる。「中年の星」山本博のおかげで競技の知名度はそれなりにあるが、競技人口が増えたという話は聞いたことがない。
それにしてもアーチェリーにおける韓国の強さは30年位変わっていない(特に女子)。テコンドーと並んで、韓国が確実に金メダルを計算出来る競技でもある。その韓国に、以前キム・スニョンという「神弓」の異名をとったとんでもない選手がいた。私ごときが目標にすることさえ出来ないレベルの選手だったが、彼女の「弓を離れた矢には未練を持たない」という言葉が好きで、現時点で競技歴15年となるボウリングにおける私の座右の銘として「指を離れたボールには未練を持たない」を掲げさせてもらっている。
だが現実は、「(ボールが)あそこで曲がるはずだった」とか「なんでそこに(ボールを)落とすねん」ばかりである。キム・スニョンが、失敗しても「次は当てる」といちいち止まらなかったのは対照的に、「今度はこうしてみようかな」と迷っている内にドツボにはまっていく。達人と凡人の違いを痛感するばかりだ。
July 28 [Sat], 2012, 23:08
今テレビで柔道女子48kg級の準決勝まで終わったところ、福見選手は残念だったが、是非銅メダル目指してこの後頑張って欲しい。
それにしても、48kg級や52kg級といった軽量クラスは、出てくる外国選手、特に欧米系の選手は、金髪の普通に美人または可愛い女性が多く、こんな人がなんでまた汗臭い異国の格闘技を究めようと思ったのか不思議でならない。その運動神経を生かせば他の競技でも十分活躍出来ただろうに…。
でも見方を変えれば、戦後間もない頃のオリンピックに参加さえもさせてもらえなかった敗戦国日本の国技が、こうやって金髪美女までが真剣に取り組むものになり、彼女達の活躍がオリンピックや世界選手権で本家日本の私達を驚かせている訳で、これはやはり素晴らしいことだと思う。
しかしまあ、女子の78kg超級になると、ちょっと怖いね(笑) 体重が天井知らずで、準決勝クラスに残ってくるのはもはや相撲部屋かと見紛う状態だから…
July 25 [Wed], 2012, 22:17
今夜は病院に泊まりの当直である。本来なら面倒で全く嬉しくないのだが、ロンドン五輪女子サッカーの日本の初戦が今夜だというのを今朝知って、これなら子供のことも朝のことも気にせず堂々と観戦出来ると喜んでしまった。まあ、そんな時に限って仕事があるかもしれないのだが。
それにしても、もう今週末には開幕ですよ、ロンドン五輪。いろいろ生中継を観たいが、時差8時間というのはやはり大きい。シドニーや北京は観戦による寝不足の心配がなくて本当に楽だったな~と思う。夜中にテレビというのは、この歳だと結構しんどいのと、子供が起きてきそうな心配と両方あって、なかなか大変だ。
ともあれ、なでしこジャパン、景気良く勝って欲しい。この後応援します。
July 22 [Sun], 2012, 22:46
この週末は浜名湖にあるリゾートのスイートルームに泊まりながらゴルフや子供とのプールに興じていたのだが、先週あれだけ全国的な猛暑が報じられていたにもかかわらず、昨日や今日の気温は25~26℃程度だったせいで、ゴルフには快適だった一方、屋外プールでの水遊びはえらく寒かった。泊まっている所だけでなく、遊園地「浜名湖パルパル」の観覧車から見下ろす同園のプールも、泳いでいたのはなんと親子連れ1組だけだった。大丈夫か、パルパル(笑)。これだけ冷えると、猛暑から一転、冷夏か?と思った程だ。こういう時は体調を崩しやすいので、皆さんにも注意を促したい所だ。
…なんて思っていたら、明日以降はまた30°台の気温に戻るらしい。節電でどこまでやっていけるのだろう。ともあれ、本当の避暑を満喫出来て良かったのかもしれない。また仕事を頑張ろう。
July 19 [Thu], 2012, 0:00
最近オリンピック関連のCMで「銀メダルに終わった自分に母が『銀は金より良いと書くのよ』と言った」みたいな感じのを見かけることが多い。個人的にはいい話だと思う。
しかし、銀という漢字の成り立ちは本当に「金より良い」なのだろうか。冷静に考えればあり得ない話だし、それなら金ヘンに良と書くはずで、良のてっぺんを取った艮なんて使わないだろう。ちなみに私はこの艮という字をPCで入力する際は「うしとら」と書いて変換する。昔高校の古文の時間に習ったし、京都在住時に艮町(うしとらちょう)というのが京都市内にあるのを知ったからでもある。うしとらは丑寅のことで、方角で言えば北東、すなわち鬼門を指す。だからと言って別に悪い意味という訳ではない。ただ、銀という字に艮を使うのは諸説あるらしく、ここから先は是非ご自身で検索して頂ければと思う。私もどれが正しいのかよく分からないので、知ったかぶりになってしまうからだ。
むしろ心配なのは、小学生や中学生が漢字のテストの際に「そういえばテレビで銀は金より良いと書くと言ってた!」と思い出して、そのまま間違った字を書く子が出てくるのではということである。覚え方としては悪くないが、それなら「銀は金より使い勝手が良いが価値はひとつ足りない」と言うべきか。いや、こんなの誰も覚えないな。とにかく、読者の方だけでも、子供には正しく教えておきましょう。
July 17 [Tue], 2012, 23:49
平日の昼間は屋内にいることが多いにもかかわらず、うちも今流行りの節電という奴の影響なのか、暑さを感じることがしばしばある。夏!という感じになってきた。と同時に、どうもこの辺も梅雨明けしたらしい。ここのところ、どこへ行っても雨に多かれ少なかれ見舞わされていた印象があるだけに、その点はホッとする。3週間前のゴルフコンペ位だった。雨にやられなかったのは。あとはほとんど皆雨が降ってきた。妻のいないイベントだけ雨が降らなかった所を見ると、どうやら雨女らしい。
しかし、雨の心配が減ると安堵した矢先、九州にもうすぐ台風が来るという不穏な情報が入ってきた。今週末はまたゴルフなのだが、大丈夫か? まあ、私の予定云々はさておいても、九州はこれ以上の雨は勘弁してあげて欲しいとも思う。九州在住の方、お気をつけ下さい。
July 15 [Sun], 2012, 23:58
源頼朝が平清盛によって伊豆への流罪を命じられるシーンを見ながら、妻と会話。
「伊豆なら楽でいいやん」
「なんで?」
「温泉とか多いから」
「いや、当時は伊豆なんて超ド田舎で何もない所だったから、流罪にするのに向いとったんや。もう都には戻ってこれんような所やったんや」
「ふーん、手ぬるいな」
「まあ結果的には手ぬるい処置やな。ほな、俺が頼朝やったらどういう罰にするんや?」
「そんなもん、『斬首』に決まっとるわ」
「それは俺やからか?」
「当たり前や。男前なら置いとくわ!」
清盛の母がまだ若い頼朝に同情して命乞いをしたというのは多分本当だろうし、そういう理由以外に殺さなかった妥当な事情があるとは考えにくい。だが妻の言葉を聞いて、もしかしたら若き日の頼朝はイケメンだったのかもしれないと思うようになった。いや、大いにありえる話だ。いくら若くても不細工なら、清盛の母も武士の定めみたいなものにわざわざ口を挟まなかっただろう。なるほど、調べる価値はありそうだ。
…で、つまり、俺はそうじゃないから斬首なのか…
July 12 [Thu], 2012, 23:14
昨日の話になるが、長男が2泊3日の「お泊まり保育」から帰ってきた。伊豆のど真ん中(聞けば「天城越え」の歌詞そのもののような所だった)で遊んできたようだ。旅先でのことは先生方から詳しい話はまだ聞いていないが、まず間違いなく、他の子供達には遊び相手にされずに先生にばかりベッタリだっただろう。そもそも「浄蓮の滝まで徒歩50分」とか書いてある予定表を見て、他の子はともかくうちの子がそんなに歩けるはずがないのに大丈夫かと心配していた。先生には相当の迷惑をかけたに違いない。
見送りもお迎えも妻が静岡駅まで行ってきてくれたのだが、集合の場面でも完全に浮いていたと嘆いていた。まあ、いつもの事なので私も妻も感覚的に慣れてしまっている。ただ、お迎えの時は、保護者達が一つしかない新幹線の改札口の前に殺到して子供達がその向こうに見えるや一斉に写真撮影が始まり、まるで誰か芸能人のお迎え状態だったそうで、それは一歩引いて眺めていた妻にはちょっと笑える光景だったらしい。ほとんどの保護者にとっては(うちもそうだが)、我が子が生まれて初めてパパやママはもちろん、他に家族や身内がいない状態でよそに泊まってきた訳であり、帰宅というより冒険からの凱旋のように思えたのだろう。うちも健常児だったらそう思ったに違いないが、赤の他人に3日間想像以上の心労をかけさせてしまったという申し訳無さの方が遥かに大きかった。
2年前の入園時から既に心配していたお泊まり保育があっさり終わり、今の幼稚園で残されていた行事がまた一つ減った。どの行事もそうだが、時間は他の子達と共有出来ても、長男にはその思い出を将来共有することが出来ない。意味があるのか私達にも分からないが、もう逃げたくなるものもほとんど残っていない。この子がいっとき楽しんでいればそれでいいのだろう。卒園まであと8ヶ月…長いような短いような…。
July 09 [Mon], 2012, 23:15
facebookデビューに際して、先輩医師の過去の投稿を読んでいたら、「デビルマンも東京タワーではなくスカイツリーで沈思黙考するようになるのだろうか」というのがあったので、どんな感じになるか作ってみた。

背景がうまく消せていないのに加えて、スカイツリーの写真は総じて全景ものが多く、たとえ巨大化したデビルマンでも縮尺が合わない感じで苦戦した。
作っている最中、「誰も知らない 知られちゃいけない~ デビルマンが誰なのか~♪」とか口ずさんでいたのは、言うまでもない。
さっそくfacebookに投稿したのだが、せっかくなのでここにも載せることにした。お目汚し、すみません。
July 08 [Sun], 2012, 22:15
なんかすっかり忘れていた(笑)
職場には笹と飾りつけがあって、みんなで短冊を吊るしたりしたのに、肝心の七夕が昨夜だったのは失念していた。そのせいで、空を見上げることもなかった。不覚である。
まあ、見てどうなるものでもないが、短冊はふざけた事しか書いていなかったので、せめて夜空を見上げることが出来たら真面目にお願いを心の中でつぶやいていたかもしれない。ここ数年、この手の短冊に真剣なお願いを書いていない。ウケ狙いというのもあるが、一番の理由は、真面目に書けば長男のことになってしまうに決まっているので、そんな短冊があったら周囲も困惑するだろうという配慮(私の思い込みかもしれないが)がある。絵馬なら知らない人の物同士何百枚と掛けられているので、気にせず書くのだが…。無駄に卑屈になったものだと自分でも呆れる。
ともあれ、週末に七夕だったということは、明朝出勤したら笹は取り払われているということなのだろうか。せめて、入院患者さんやその家族のお願いは叶えられて欲しいと、医療従事者として願うばかりだ。