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【2019年版】アクセンチュアの口コミ・評判を最高ランクエージェントが分析

アクセンチュアの口コミ・評判を10この観点から分析!

こんにちは、株式会社アサイン取締役、奥井亮です。

今回は、世界最大級の総合コンサルティングファームである、アクセンチュアについての口コミ・評判を分析していきます。

Open Work(旧:Vokers)などの口コミや評判サイトは参考にはなりますが、断片的かつ個人的であるため意思決定の材料にするには少し心許ないですよね。
そこで今回は、それらの口コミや評判を取り上げて、専門家としての意見や補足をしていきます。
 

アクセンチュアの口コミ・評判の分析

アクセンチュアにおける「組織体制・企業文化」の評判

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アクセンチュア_組織体制・企業文化 Open Worksより

テクノロジーが変わると必要なスキルセットも変わってくるので、スキルを持った新しい人が参画し対応していくことは多々ありますね。
例えば、現在ではSAPの経験者は非常に重宝されます。今後は、Python等を駆使したデータアナリティクスの経験者は重宝されるでしょう。

裁量に関しては、人数規模が9000人と大規模である以上、一人ひとりに与えることが難しいのが現状です。
また、サービス残業に関しては、マネージャー未満の役職のメンバーについては、厳しくチェックされているようですね。これは、会社のトップが働き方改革により残業そのものを減らそうと動いているためです。しかし、プロジェクトでこなすべき仕事量は変わらないので、ただ業務時間を減らす事は難しい状況となっています。そのため、より多くの人を採用することで充填しようと考えているようです。また、マネージャーへの業務のしわ寄せはかなり大きいと聞いています。

アクセンチュアにおける「年収・給与制度」の評判

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アクセンチュア_年収・給与制度 Open Worksより

給与に関しては実力主義の環境なので、その人のバリュー次第で決まる傾向はあります。つまり、高い、安いというのは個人差がかなり大きいです。しかし、新卒入社の場合、数年経過すると世の中のマーケットバリューから考えた際には、正直買い叩かれている傾向があると思います。

アクセンチュアにおける「入社理由と・入社後のギャップ」の評判

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アクセンチュア_入社理由と入社後のギャップ Open Worksより

新卒や若手で入社した場合は、人が足りないSI系のプロジェクトにアサインされる場合もよくあります。SI系プロジェクトは、IT技術の基礎を学ぶのには大変良い環境ですが、コンサルスキルを身につけるのに良い環境かどうかは疑問が残ります。
また、社内政治は大変強く影響があるので、"うまく動く"ことが苦手な人は合わない可能性が高いです。

アクセンチュアにおける「働きがい・成長」の評判

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アクセンチュア_働きがい・成長 Open Worksより

組織文化としてクライアントファーストであるということももちろんあると思いますが、やはり個人差があります。それよりも、この方のもともと持っているマインドセットが良いのでしょう。
コンサルはプロジェクトによって業務内容が左右されますが、このようなマインドを持ってプロジェクトに取り組んでいく方は、より高い成果を出しやすい傾向にあると思います。
余談にはなりますが、採用面接の際には、素直さや謙虚さ、ポジティブさといったマインドの観点も面接官は見ているので、論理的に完璧に答えられれば通過するというわけではありません。

アクセンチュアにおける「女性の働きやすさ」の評判

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アクセンチュア_女性の働きやすさ Open Worksより

この方は管理部門であるため有給取得が取りやすい可能性はあります。デリバリーの現場では、マネージャーより下のクラスでは、プロジェクト中に自分都合で有給を取る事は難しいかと思います。

アクセンチュアにおける「ワーク・ライフ・バランス」の評判

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アクセンチュア_ワーク・ライフ・バランス Open Worksより

ワークライフバランスについては、この方もおっしゃるように、プロジェクト単位で変わってくるため一概には言えません。
全体としては、働き方改革により労働環境が改善されていますが、どうしても一部には、"貧乏くじ"のようなプロジェクトが残っています。

アクセンチュアにおける「退職検討理由」の評判

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アクセンチュア_退職検討理由 Open Worksより

企業文化の項でもお伝えした通り、マネージャーへの残業規制によるしわ寄せが大きい環境にあります。特に最近は、大量採用の影響でパフォーマンスを発揮することが出来ない部下のマネジメントを行うことが多くなり、プロジェクト創出をしながら部下の業務を巻き取ってデリバリーも全て行う状況に陥っているマネージャー以上の方が多々います。なお、EYやKPMGでも同じような悩みを持つマネージャーの方がいるように感じます。

アクセンチュアにおける「企業分析[強み・弱み・展望]」の評判

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アクセンチュア_企業分析 Open Worksより

実行までやり切る事は会社としてはできるかもしれないですが、コンサル一人ひとりや1つのチームが一気通貫して戦略から実行まで全てができるわけではありません。これは、チームが業界と機能のマトリックスで細かく分けられているためです。
また、中長期計画策定などの戦略案件を行っていく中で、ITのソリューションありきで戦略を描かざるを得ないと言う声も聞くことがあります。
そのため、ソリューションの縛りがなく、課題ドリブンでプロジェクトに取り組んでいけるファームに行きたいと考える人もいます。

アクセンチュアにおける「経営者への提言」の評判

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アクセンチュア_経営者への提言 Open Worksより

働き方改革の影響で、トータルの給料が下がったと言う方のお話しは多く聞きます。
とはいえ、コンサルはそもそも、実力主義ですので、残業代で稼ぐというよりは、自身のバリューを発揮しより上のタイトルを狙っていくほうがより良いと思います。
その場合は、他ファームにおける自身の価値(転職活動をするとよくわかりますね)を考えるということもオプションの1つして考えると良いでしょう。

アクセンチュアに転職をお考えの方へ

アクセンチュアへの転職は、どんな人が合うか?

ここまでアクセンチュアへの口コミ・評判に対する意見や補足をしてきましたが、
最後に、どんな人がアクセンチュアに転職するべきかをお伝えします。

まず、IT技術のレベルの高いのでIT知見を学ぶという点では魅力的なファームであると考えています。
しかし、以下の点には注意をしてください。

  • 体育会系の文化

パートナーが絶対という文化のため馴染めないタイプの方は相性が良くないかもしれません。

  • 案件は選べない

9,000人規模の大きなファームであることによりアサイメント面談はなく、言われた案件に参画していくことになります。

  • ギャップを感じる可能性あり

ソリューションエンジニアの業務はIT上流ではなく、SIerの業務の延長であるため、コンサルという認識で入社するとギャップを感じることもあります。また、コンサル業務においても、ソリューションが強いファームのため、課題ベースではなくソリューションベースの案件になることが多いことにも注意が必要です。

選考対策は必須

アクセンチュアの選考フローは、以下の通りです。

選考フロー 対策方法
WEBテスト(玉手箱) 言語・非言語(英語なし) 書籍で対策:必勝・就職試験! 【玉手箱・C-GAB対策用】8割が落とされる「Webテスト」完全突破法[1]【2021年度版】
一次選考 志望動機の整理とキャリアの展望の明確化
二次選考 一次選考の内容の深堀+フェルミ・ケース対策

どれも高い水準を要求されますが、正しく対策をすれば通過率は決して悪くありません。しかし、二次選考は本格的なフェルミ推定や、ケース問題が出題されるため、対策をするには、現役のコンサルタントや私のようなファーム出身者にお願いする必要があります。


もし、対策をしてくれる方がいらっしゃらない場合には、

以下のフォームから対策やご相談を受け付けておりますので、お気軽にお申し込みください。

なお、お受けできる人数に限りがありますので、お断りする場合もございます。ご了承ください。

 

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