April 30 [Tue], 2013, 0:27
この3連休は山中湖のリゾート施設で満喫したため、私にとってのGWは事実上終了した。あすから3日間は普通に仕事があるし、その後の4連休はオンコール当番や緊急手術の待機組が入っているからだ。ただ、明日からは天気もそんなに良くないという情報もあり、絶好の行楽日和の中で遊ぶことが出来た自分達はラッキーな方かもと思っている。
家に帰ってきてもすぐに近所の公園へ遊びに行くことを強要したうちの子供達も、今はぐっすり眠っている。あれだけ向こうで遊んだのにどんだけ体力余ってるねん、と閉口したが、ようやく心も体も満足したようだ。GW後半はあまり連れ出せないのが子供達に申し訳ないが、まあ許してもらうとしよう。
April 26 [Fri], 2013, 23:43
製作から40年以上経ってようやくソフト化された名作映画「黒部の太陽」のDVDをTSUTAYAで借りて一気に観た。石原裕次郎が若い!三船敏郎と組むなんて凄い!出演者の大半が既に故人というのが切ないが、観終わって、これは邦画史上に残る超大作だと納得した。
長野・松本に数年間居たおかげで黒部ダムには3回程足を運んだが、行くたびに、よく戦後の復興期にこんな凄いものを作ったなあと深い感慨に浸ることが出来た。偶然かもしれないが、行くと必ず観光客の誰かが「風の中のすばる~砂の中の銀河~♪」と中島みゆきの「地上の星」(言うまでもなく「プロジェクトX」の主題歌)を恥ずかしげもなく口ずさんでいたのが印象的だった。でもあのダムを目にしたら歌いたくなるのは間違いない。そして同時に、日本人の底力を再認識するだろう。行ったことのない方は是非一度お訪ね下さい。もちろんその前にこの映画を観た上で。
黒部の太陽
April 22 [Mon], 2013, 22:52
いつも通っているジムに行ったら、何かトラブルがあったようで、聞いてみると男風呂のサウナで一人意識を失って倒れたとのこと。一瞬どうしようか迷ったが、救急車を呼ぼうと階下に降りてきた馴染みのインストラクターは私のことを医師と知っているので、どうせ声を掛けられるに決まっていると腹を括り、自分から手伝うことを申し出た。
現場に駆けつけてみると、およそ簡単に倒れそうにない逞しい体格の中年男性が風呂の外に既に運び出されていたが、意識は戻っていた。とりあえず脈を取ると速すぎず遅すぎず全く正常。受け答えも出来るし手足の知覚異常もなさそうなのを確認(裸の男の手足を触るのは正直嫌だ(笑))。どうやら文字通りサウナで頑張り過ぎてのぼせただけらしい。でもまあ、周囲はビックリしたに違いない。ただ、さすがジムだけあって、スタッフも普段から講習や実技指導があるのか、外で寝かすにしても気道確保や下肢挙上などがちゃんと出来ており、こういう初期対応が良かったことは間違いない。救急車は到着したが、患者の様子を見た上で、隊員も怒るどころか笑って帰っていった。やはり何もないに越したことはない。
そんな訳で、お気づきの通り、私は何の役にも立たず、タイトルの「こんな俺でも!」という邪心を抱いて駆けつけた私の行動は徒労に終わった。でもまあ、遊んでばかりの私だが、近くに倒れた人がいれば放っておけない医師としての良心が「こんな俺でも」残っていたことを確認出来たのは収穫か。よきかなよきかな。
April 18 [Thu], 2013, 21:32
今日の夕方、息子の担任の先生の家庭訪問があった。私も仕事を早目に切り上げて帰宅し、先生とお話をさせて頂いた。別に私がいる必要はなかったが、親として家庭訪問を受けるのなんて初めてなので、よく学園ドラマで見かけるような「お待ちしておりました」「何のおもてなしも出来ませんが」みたいなのをやってみたかった(笑)
肝心の話の方は、とりあえず入学後1週間の様子を伺っただけで特別大きな収穫があった訳ではなかったが、これからもこうやって先生と話をすることは、普通の学校より多くなるだろう。もちろんそれでいい。モンスターなどと呼ばれないように、これからも先生の苦労に感謝の心を忘れない保護者でいよう。
April 14 [Sun], 2013, 23:55
私のPCの壁紙は航空自衛隊の次期主力機F35、待機画面は同隊のスクランブルシーンであり、祖国を守る彼等が今も昔も私の憧れであることが誰の目にも分かるようになっている。決して「私は危ない奴です」と自己主張している訳ではない。念のため。
そんな私向けのドラマ「空飛ぶ広報室」が今日から始まった。大河ドラマからわずか15分後、会津藩主・松平容保を演じる綾野剛がパイロット姿で登場、「空飛ぶ殿様」の間違いかと錯覚させる格好良さ。そしていきなりF15の模擬空戦! この時点でテレビの前で恍惚状態の私。普通の人にはただ飛び回っているようにしか見えないF15の動きに対し、「ぬお!インメルマンターンからスプリットS!死ぬぞ!」と呟く(意味は検索して下さい)。やはり危ない奴認定か。そして地上に降りたら、上司は会津藩家老・梶原平馬の池内博之! 殿様と家来が入れ替わっている設定に「絶対わざとやろ!」と一人ツッコミ。僅か数分でこのドラマを最終回まで見続ける決心がついた。
まあ、事故で飛べなくなったパイロットが広報活動という設定なので、毎回派手な飛行シーンがあるとは思えないが、空自は地上でも絵になるので期待大。ただこの設定だと、最終回は、綾野剛とガッキーが何か生命のピンチに陥り、誰かが飛行機を飛ばすしかない状況下で能力を持つ綾野が操縦、2人は助かるが、無免許操縦という重大な違反を犯した綾野は除隊、ガッキーもそれに関わった責任でテレビ局を解雇、2人で新たな人生を歩む、というようなものになりそうだ。3ヶ月後、予想通りだったら私の慧眼に拍手を(笑)
April 13 [Sat], 2013, 1:47
今日は午後から複数の用件のために東京へ。先週横浜に行ったばかりだが、ほんのすぐ先にある東京に行くのは、実は2年ぶり近くになる。確か一昨年の夏に武道館へ行ったきりか。武道館といってもAKB総選挙ではなく、松田聖子コンサートツアーである、念のため。
到着後、まず最初の用件を済ませに都内某所に行ったのだが、これがあっさり終わって、夜の用件(後述するがこっちがメインで、最初のはどうせ東京に行くならと後から付け足した)まで時間が出来たので、最近よく新聞などで広告を見かける国立科学博物館の「グレートジャーニー展」に足を運んだ。ナイナイの岡村がモデルを務めたという猿人の模型なども見てきた。解説文の中の「(岡村を選んだ理由は)決して猿人に似ているというだけではない」という一節が自分にはウケた。それにしても、やはり国立科学博物館の展示物は日本一豊富で勉強になります。
そして夜。目的地の東京フォーラムに足を運ぶと、いきなり「ホールA:日本内科学学会総会」みたいな看板が出ていて一瞬ビビったが、そこからは逃げるようにホールCへ向かった。お目当ては今年の八神純子コンサートツアー"Here I am" だ。昨年秋、浜松での彼女のコンサートでその数十年来変わらぬ美しい歌声に心酔、絶対また行くぞと心に誓っていた。今日はツアー初日、客入りも盛況だったが、やはり年齢層は高かった(笑)
初日ゆえネタバレ防止のために内容の詳細は省くが、約2時間の舞台は気付いてみればあっという間に終わった。今回も美しい声に圧倒された。しかし前回も思ったが、彼女は結構MCで喋るのが意外だった。その昔「ザ・ベストテン」では久米宏に体重計に乗ってみろ等とイジられて困惑ばかりしているイメージしかなかったが、やはり「オバちゃん」になると違うのか。なお、実物はどう見ても痩せています。
東京に多く住む知人には誰にも会えなかったのが残念だが、それはまたの機会に。その時は宜しくお願いします。
April 11 [Thu], 2013, 23:49
1ヶ月以上続く鼻炎症状のために、今頃になって院内の耳鼻科外来を受診した。鼻鏡を突っ込まれ「完全に鼻の奥が詰まっている」と鼻の死亡宣告をされた(涙) さらに喉頭鏡を行うために、局所麻酔薬を染み込ませた綿棒を鼻の奥に突っ込まれた。その状態のまま診察台の上で約1分待機を指示。ここまで怖くて目を閉じていたが、恐る恐る開いてみると、鼻に2本の綿棒が刺さったまま! 箸でないだけマシか… 涙と冷や汗が出る中、鼻に今度こそ喉頭鏡のファイバーが挿入された。文字通り、死ぬかと思った。
我が身つねって人の痛みを知る。医師の大事な基本だが、今後はつねらないでおこう(涙)
April 10 [Wed], 2013, 0:03
北朝鮮のミサイルを警戒して今夜は徹夜だ!…と言いたいくらいだが、それは無理としても、やはり不安は不安だ。まあ、狙った所に正確に落ちてくるミサイルはまだ持っていないと信じているが、発射するかしないかという点に限って言えば、奴らは必ずやると思っている。困るのは何の備えもしようがないところだが。
ともあれ、本当に何も起きないことを祈りたい。結構マジです。
April 07 [Sun], 2013, 20:46
4日ぶりの更新になってしまった。
この2週間、娘が山形の祖父母宅に滞在していたため、こっちの家では3人で過ごしていた。当初は今日帰ってくる予定だったが、言うまでもなく暴風雨が来るという天気予報を受けて、1日早く昨日帰ってきた。おかげで、再び家の中が賑やかになった。それでも、祖母(妻の母)がいる間は子供達の相手もしてくれるからいいが、明日からが心配だ。
そんな訳で今日は久しぶりに子供2人と一緒家の外で遊んでいたが、雨は昨日も今日も大したことなかった代わりに、風がとにかく強かった。静岡は被害が非常に少なかったようで、週末の「静岡まつり」も無事終了したようである。本当は家康役の江守徹とか見に行きたかったが(笑)、諸事情で行けなかった。残念だ。来年誰が来るか楽しみにしておこう。
いよいよ、今週から娘は幼稚園の年少組(先月までは3歳児組だったので、これが正式な入園になる)、息子は特別支援学校小学部での生活がスタートする。こちらは今回の暴風雨と違って穏やかに始まって欲しいと思う。
April 03 [Wed], 2013, 22:30
新年度というのは本来4月1日付をもって始まるのが相場だが、産科医にとっては4月2日からが新年度のように錯覚しそうになるときがある。1日に生まれた子と2日に生まれた子は、無情にもその後の人生において(少なくとも義務教育期間中は)1学年違いの扱いとなるからだ。だからこの辺の前後に分娩予定日を控えている妊婦にとっては4月1日以前に生まれるか2日以後に生まれるかは、看過出来ない問題になる。経験上、8:2くらいで2日以後に生まれることを希望する人が多いように感じる。確かに3月末や4月1日に生まれる子供と将来同級生になる子供達の中には、この時点で既に歩いているようなのも含まれる訳で、乱暴といえば乱暴な話である。そういう子に負けるのが可哀想だからという理由で、確実に1学年下になるはずの時期に生むのを望む妊婦の方が多数派になる。まあ、解説するまでもない分かりきった話なのだが。
なので、毎年この時期になると誕生日のことで「揉める」ケースがあったりするのだが、今年は珍しくそういうのが皆無に等しかった。下手をすると不当に恨まれることもある話(4月2日になる前に陣痛が来たのは先生が内診したからでは、とか)だけに、何もないとホッとする。報われない仕事だと思う(涙)
さて、昨日生まれた「新年度第1号」の赤ちゃんのために、今年度も「同級生」の出産を可能な限り手伝うとするか。応援よろしく。