昨年は3位だった森本涼雅(12)=関大中・高スケート部=が85・41点で優勝した。3回転フリップがシングルになるなどミスはあったが、冒頭の3回転ルッツを決めると、その他の演技を無難にまとめて、2位の本田大翔(仙台FSC)に3・88点差をつけた。
演技後の森本は「(3回転)フリップがパンクしたのは悔しい。2本目のジャンプを跳んでから気が緩んだ」と反省しながらも、83・27点だった昨年を2・14点上回っての優勝には「羽生結弦選手や宇野昌磨選手が優勝した大会で1位になることができてうれしい」と納得の表情。推薦出場が決まった全日本ジュニア選手権に向け「思い切って滑れたら」と意気込んでいた。