溜まった洗濯物。補充したいと思いながらできずにいた作り置きのお茶。埃や毛が散在した床。洗ったまま片付けられていないキッチンの食器。空っぽの冷蔵庫。足りない栄養。足りない睡眠時間。足りない運動時間。
平日を生きるのにいっぱいいっぱいになっていて、やむなく蔑ろになってしまうこれらの「平素行いたい・行うべき日常」全てが週末に押し込められている。
食事を作っているときに感じる幸せ、洗濯物を干すときに感じる気持ちよさ、綺麗な部屋を見たときに感じる満足感。
これらは全て奪われて、職場と自宅を往復するばかりの平日の自分が受け取るのは、空白を凌ぐためだけに食べる好きでもないコンビニ飯、溜まりに溜まってストレスのバロメーターと化している洗濯物の山(冬場は少量でも嵩張るから一層腹が立つ)、ため息をつきながら見て見ぬフリをする床の汚れ。
こうしたストレスを解消するためのタスクを週末にはかろうじてできるというだけ幸せなのかもしれないが、それでも、休日にやっと平日を送っている気がする。休日になってようやく、平日、「平素行いたい・行うべき日常」を送れている気がする。
頭がおかしいと言われることはわかっているが、最近は朝シャワー浴びているときにひとりで悪態をついたり、叫んだりしてしまう頻度が増えた。どうしてこうなった。きちんと生活したいだけなのに、とても難しい。