女子ショートプログラム(SP)に出場する宮原知子(21)=関大=ら日本勢3人がモスクワの試合会場で行われた試合当日の公式練習に参加した。
最初に登場したのはGPシリーズ初出場の横井ゆは菜(19)=中京大。第1グループで姿を見せると、SP曲に乗って3回転フリップ―3回転トーループの連続ジャンプなど3本のジャンプをすべて着氷。14日に「少しでも自分を印象づけたい」と話していたが、“悪女”がテーマの演技に拍手がわき起こった。
第2グループでは第3戦・フランス杯9位の白岩優奈(17)=関大KFSC=が登場。SPの曲かけ練習では冒頭の3回転ルッツで転倒したが、その後のジャンプは成功。「自信を持って挑めたら」という決意通りの練習ができたのか、終了後には笑みもみせた。
一方、第2グループの最後でSPの曲かけ練習を行った宮原は途中のダブルアクセル(2回転半ジャンプ)を回避したものの、ルッツ―トーループ、ループの3回転ジャンプは成功。今大会は2位に入った中国杯からの連戦になるが、「2週連続の試合も想像していたよりいいのかな」と話していた通り、好調をキープしているようだった。