メドベージェワが場内の大歓声に後押しさせて女子SPで会心の演技をみせた。冒頭の連続ジャンプの3回転フリップー3回転トーループをきれいに決めて出来栄え点で1・89点を加点されるとその後のダブルアクセル(2回転半ジャンプ)と3回転ループも成功。演技を終えると、氷上でガッツポーズをみせた。
今季のGPシリーズ初戦だった第2戦・スケートカナダ(ケロウナ)は5位と不本意な内容に終わり、この日も「15歳のころにできたことが今はできていない」と悩みを口にしていた。しかし、母国での大会で平昌冬季五輪銀メダリストの貫禄をみせた形。演技後の公式会見では「この位置にいることができて幸せです。今日は自分のするべきことができた」と満足げな表情をみせていた。