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2019年11月16日 紙面から
仮契約に臨み、バットを手に笑顔を見せる東邦高の石川昂弥。背番号2が提示されていたことがわかった=1日、名古屋市中区のANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋で(小沢徹撮影)
中日がドラフト1位指名した石川昂弥内野手(18)=愛知・東邦高=に対して、背番号「2」を提示していた。昨年限りで引退した荒木雅博・現2軍内野守備走塁コーチ(42)が背負っていた空き番号を将来の4番候補に託す格好。与田剛監督(53)は15日、秋季キャンプ中の沖縄・北谷で背番号2に込めた思いを明かした。
将来の4番候補に用意していたのは背番号2。3球団競合の末に剛腕で石川を引き当てた与田監督の願いは、2番といえば荒木ではなく、石川への変革だった。
「もし2番になってもね、荒木コーチが付けていたというのは全然気にしなくていいよね。どの番号であっても、石川君が新しいイメージをつくればいいと思うよ」
この日、秋季キャンプ中の北谷でこう説明した。すでに仮契約を済ませている石川には背番号2を提示済み。その中で自らの思いを口にした。
中日ファンが背番号2で思い浮かべるのは間違いなく荒木雅博だ。ドラフト1位で入団した1996年から23年間背負い続け、俊足の名手として球界に君臨。中日の黄金期も支えた。将来の4番として期待される石川とは同じ右打ちとはいえタイプが違う。だからこそ、“石川色”に染めてほしいという願いだ。
もちろん、日米球界には強打の内野手は何人もいる。日本ハム、巨人で通算378本塁打を誇った小笠原道大・前中日2軍監督(来季・日本ハム1軍ヘッド兼打撃コーチ)や、ソフトバンク、米マリナーズなどで活躍した日米通算292本塁打の城島健司、同278本塁打のDeNA・ロペスも。米球界での代表格・ヤンキースのデレク・ジーターのような3000安打達成への期待を聞かれると指揮官は「ハッハッハ」と笑った。
提示した番号に親心も垣間見える。空き番号から、背番号1桁をチョイスした理由について「今付けている選手の番号をはがしてまで、ルーキーに付けさせたくない。空いている番号でいこうと思った」。期待の分だけ、注目を浴びる新人。剥奪される側と、新たに付ける側に生まれるわだかまりは排除した。
期待の石川は16日、秋季キャンプを見学する。学校行事で沖縄を訪れているため、春季キャンプの舞台へ足を踏み入れる。メイングラウンドで打ち、サブグラウンドで「2」を付けてノックを受ける自分自身を想像するのだろうか。
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