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【芸能・社会】

白い屋根、AIロボット案内 来春開業、高輪ゲートウェイ駅

2019年11月16日 11時40分

JR高輪ゲートウェイ駅の駅舎=16日午前、東京都港区で

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 JR東日本は16日、来年春に山手線30番目の駅として開業する高輪ゲートウェイ駅の建設工事現場を報道関係者に公開した。駅舎のデザインは新国立競技場も手掛けた建築家隈研吾氏が担当し、折り紙の形から発想した白い大屋根が特徴。駅構内には、人工知能(AI)ロボットによる案内など最新鋭の設備が登場する見込みだ。

 JR東によると、新駅の工事は約9割まで進んだ。「高輪ゲートウェイ」の駅名表示やホームドアも取り付けられた。駅舎は吹き抜けになっており、ホームから白い屋根を見上げる構造。2階部分のコンコースはガラス張りで光が差し込む。天井やはりには、岩手、宮城、福島各県産のスギが使われ、ホームの床面は木目調のタイルになっている。公開された新駅で、JR東の担当者は「新たな日本の玄関口として世界中の人に来てもらいたい。地域が誇る駅にもしたい」と話した。

 新駅の建設工事は2017年2月に開始。用地は、品川―田町間の車両基地があった場所を利用した。来年春は、東京五輪・パラリンピック開催に合わせた暫定開業。同社は駅の一帯で再開発事業を進め、新たな東京の玄関口とすることを目指しており、24年には高層ビル4棟を含む「国際ビジネス交流拠点」として本格開業する予定だ。

 駅舎は2階デッキをイベントスペースとして活用し、五輪期間中はパブリックビューイングを開催予定。将来は周辺のビルや品川駅とつながる計画だ。東京駅丸の内駅舎やJR京都駅、六本木ヒルズの照明にも携わった面出薫氏が「暖かな光の駅舎」になることを意識して照明をデザインする。

公開されたJR高輪ゲートウェイ駅の駅舎=16日午前、東京都港区で

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