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周南5人殺害 再審請求

2019/11/14

 周南市の集落で2013年に近隣住民5人を殺害したとして殺人と非現住建造物等放火の罪に問われ、死刑判決が確定した無職保見光成死刑囚(69)が、山口地裁に再審請求をしていたことが14日、分かった。12日付。

 保見死刑囚は、起訴後の精神鑑定で妄想性障害と診断され、公判では責任能力が争点となった。一審山口地裁、二審広島高裁は完全責任能力を認めて死刑を言い渡し、今年7月に最高裁第1小法廷が上告を棄却していた。

 弁護団によると、新たに精神鑑定医の意見書など約30点の証拠を基に、事件当時、保見死刑囚には責任能力がなかったと主張している。

 確定判決によると、保見死刑囚は13年7月、貞森誠さん=当時(71)、喜代子さん=同(72)=夫妻や山本ミヤ子さん=同(79)=を殺害し、それぞれの家に放火。さらに石村文人さん=同(80)、河村聡子さん=同(73)=も殺害した。


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