熱量持って応援してた人が亡くなりました。
人生まだまだこれからの34歳。最初は悪い冗談かと思いました。
夜中にワインボトルを空けて会社も休んで、やっと少しずつ受け入れられるようになってきました。
でもやっぱりしんどいなぁ、明日からどうやって生きよう。
気持ちの整理がつかないオタクの一人語りです。今は推してないのに大口を叩いています。何の配慮もしていないので不快に思ったら申し訳ありません。
いきなり友人から「大丈夫じゃないと思うからいつでも電話して」とDMが届きました。誤送信かな?と思いツイッターのTLを見てみると私を案ずる声が多数あって、このときは「ついに元推し結婚した!?」と思い、意気揚々と検索してみたところ突発性虚血心不全のため死去という一文。
エイプリルフールにはまだ早くない!?思わずそんな言葉が出てしまいましたが、そう言って許されるような人でした。
あまりにも突然すぎる訃報に呆然としてしまい、涙すらありませんでした。無心にTLを眺めていると次々と友人たちの悲しんでいる声が聞こえてきて、そしたら嫌でも「あぁ、亡くなってしまったんだ」と実感してしまい、気付いたら声を上げて泣いていました。
受け入れたくない、認めたくない。だってあまりにも早すぎる。
あんなに結婚したいって言ってたのに、独身のまま亡くなってしまうなんて誰が思っただろうか。
私が滝口さんを推していたのは、滝口さんの芸能生活15年の内のたった5年。でもその5年は誰よりも幸せだったし、誰よりも滝口さんが大好きでした。時間もお金も何もかも、滝口さんに費やしてきたと思っています。
ポンコツと称しながらも実は繊細で、自分のファンの方たちを常に考えてくれている。自分がステージ上でどういう立ち位置でいるべきかきちんと把握し、立ち振る舞うことができる。
たくさんの後輩に慕われて、たくさんの先輩から愛されて、思いやりがあって優しくて、名前の通り幸せがたくさんの人に広がっていくような人。滝口さんの周りはいつでも眩しいくらいの笑顔でいっぱいでした。
まるで美術品のようなはっきりとした顔立ちと恵まれた体格を持っていながらも、どこか自分に自信がない。もっと自信を持てばいいのにと思いつつ、そういったところも含めて大好きでした。
推していたとき「これからやってみたいことってありますか?」と聞いたら「逆に何やってほしい?」と言われ、この人は何にでも挑戦できるポテンシャルを持っていると感じました。この質問をしたのは32歳のバーイベのとき。
そしてこのあとラブ米やエーステといった2.5次元舞台に進出してしまうのだからすごいよなぁ、と今だから思えます。当時は嫌で嫌で仕方なかったですが…笑
ブレイクしないことをずっとネタにされていたのにこんな形でツイッターのトレンド入りなんて、正直あんまりです。生きてるときにトレンド入りしてほしかった。
でも滝口さんなら「見て!俺ブレイクした!」と言いそうなので、そう思わせてくれるところがどこまでも滝口さんらしいのかもしれません。あんたすげーよ。
長く推していた分、滝口さんとの思い出は他のファンの方より少しだけ多いと思います。私という存在の名前と顔が一致していて、塩対応で有名な滝口さんでしたが意外とそんなことはなかったり。
某イベントのソフトクリームとか、某舞台のペンライトとか、某舞台の花びらとか…思い出したらきりがないです。
でもほとんど塩対応だったので干された!病んだ!いつでもいると思うな!と滝口さんにしてみれば何とも理不尽な理由で泣いたこともありますが、これも今となってはいい思い出です。
某バスツアーのとき着ていたトレーナーがあまりにもダサくて「あれでチェキ撮りたくない!!!」と友達に泣き付いたこともありました。 本当にダサかった。某ショップで売ってる2980円のトレーナーは許されない。
結局のところ私は別の役者さんに降りてしまいましたが、滝口さんの舞台はこれからも機会を見つけて観劇するつもりでいました。
年内だとる変、そして来年は秋単独。
当たり前なんてことはない。改めて痛感しました。こんなことなら春単独じゃなくて鉄ミュに行けばよかったと、今更後悔したところで後の祭りです。
最後に滝口さんのお芝居を観劇したのは夏単独でした。雄三さんの「声がデカい役者が一番芝居が上手い」という言葉。元々コバケンさんの言葉だったのにちゃっかり自分のものにしていてそういうところ~!と思いました。でも雄三さんを表す言葉には変わりないのでこれからもあんたすげーよと同じくらい浸透していったらいいなぁ、なんて願っています。
秋単独にいたらどうしようと笑い、やっぱりいるじゃんとまた笑ったはずなのに、雄三さんにはもう会えない。私まだ頭ポンポンされてないです。
後悔なく降りたはずなのに、今になってこんなにも後悔してる。
そして四十九日は大晦日で、その日は出演するはずだったる変の千秋楽で…
本当に滝口幸広という役者はどこまでもズルいなぁ、と思ってしまうのです。
最後に、滝口幸広さんへ。
あまりにも早すぎる訃報を未だに信じられません。る変ではしれっとキャストの方々に混じって板の上に立っているとすら思ってしまいます。
滝口さんと出会えなかったら大切な友人たちと出会えませんでした。足繁く劇場に通ったり、お芝居の面白さを知ることもなかったです。
滝口さんを応援していて本当に色んなことがありました。楽しいことばかりではなく、時には辛いこともありました。だけどそれ以上にとっても幸せで、滝口さんのお芝居が褒められるとまるで自分のことのように喜んだりもしました。
滝口さんからいただいた思い出は本当にたくさんあって、一緒に撮ったチェキや過去の写真を見返しているとまるで昨日のことのように思い出します。何一つ忘れることはありません。
本音を言うとまだ認めたくないし、受け入れたくない気持ちでいっぱいです。最後にもう1回くらいお話したかった…いつブレイクするんですか?なんて冗談くらい言えたら良かったのに。
「日々色んなことがあると思うけど楽しい毎日を過ごしてください」と言ってくれたこと忘れません。でも楽しい毎日を過ごすにはまだまだ時間がかかりそうです。ごめんなさい。
滝口さんの役者人生を応援することができて本当に幸せでした、誇りに思います。
御冥福お祈り致します。
どうかゆっくりお休みになってください。
私より