[アニメ]ラブライブ!(第1期): 2019/11/15 墨汁一滴


Love Live!
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2019/11/15 とても悪い(-2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:7729(87%) 普通:659(7%) 悪い:470(5%)] / プロバイダ: 8847 ホスト:8915 ブラウザ: 10415
ランキングサイトで二十位以内に入ると、「ラブライブ」というスクールアイドルの祭典に出場できるらしい。現在十九位の彼女達は歓喜し、気合いを入れ直す。特に、主人公は異常なまでに興奮し、まるでやばい薬でもキメているかのようなハイテンションで練習に臨む。ところが、根を詰め過ぎたせいで体調不良になり、学園祭のライブ中に倒れてしまう。その結果、ラブライブへの出場は取り止めになり、廃校問題もなくなったことでスクールアイドルの存在意義が完全に消滅する。すると、主人公は人が変わったように激しく落ち込み、メンバーからも孤立した挙句、勝手にアイドルグループを解散してしまう。『BanG Dream!』や『風夏』でも似たような展開があったが、この描き方だと彼女は双極性の感情障害にしか見えない。無邪気系キャラにシリアス展開をさせる時は、細心の注意が必要だと実感させられる。


それと同時進行で、グループの初期メンバーに服飾の勉強をするための海外留学の話が持ち上がる。と言っても、誰かに強制されたわけではなく、完全に本人の自由意思なのだが。やさぐれた主人公はそのことを無視していたが、仲間に説得されたり、鉄拳制裁を受けたり、ダンスダンスレボリューションで高得点を出したりしたことでアイドルの楽しさを思い出し、突如として覚醒する。そして、謎の友情パワーで初期メンバーのいる場所までワープし、彼女の腕を引っ張って無理やり連れ戻す。すると、突然場面が切り替わり、謎の場所で謎のライブが始まって、めでたくエンディングを迎える。いや、これのどこに感動する要素があるのだろうか? アイドルと服飾、自分の好きな物を天秤にかけた結果、当面はアイドル活動をすることに決めたというだけの話ではないか。それとも、彼女は服飾の道を諦めて、一生をアイドル活動に捧げるのか? いや、そうではないだろう。ただ単に、高校生活中は勉強よりも部活動を優先するというだけだ。結局、彼女にとってアイドル活動や廃校問題はその程度の存在なのである。適当にストーリーを構築した結果、全く正反対の結論に辿り着いていては世話はない。

ざっとストーリーを見てきたが、最後の最後までファンの視点は出てこないのが残念。彼女達を評価するのは、謎のランキングサイトの謎の順位という目に見えない何かだけだ。アイドル活動は誰かを楽しませる物ではなく、完全に自己表現の手段である。その時点で彼女達はアイドルではない。要するに、本作はアイドルアニメではなく、あくまでも「スクールアイドルアニメ」なのである。ジャンル的には「女子高生に何かをやらせてみた」と同じだ。それはそれで別に構わないのだが、作品評価はそれ相応の物にならざるを得ない。



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