中日1位石川昂弥よ目指せジーター＆小笠原！　「背番号2」イメージ壊せ！

　中日がドラフト1位指名した石川昂弥内野手（18）＝愛知・東邦高＝に対し、背番号「2」を提示した。中日で背番号2といえば、新人王を獲得した田尾安志や、球界を代表する名手となった現2軍内野守備走塁コーチの荒木雅博など、“俊足巧打”のイメージが強い。ただ、国内外に目を向けると強打者はいる。

　昨年まで中日2軍監督を務め、日本ハム、巨人で活躍した小笠原道大は中日時代以外は2番を背負い、通算成績は打率3割1分、2120安打、378本塁打、1169打点と活躍。米大リーグでの代表格はヤンキースで永久欠番となっているデレク・ジーターで、通算3465安打の名遊撃手だったが、260本塁打と長打力もあった。

　現役では今季ア・リーグを制したアストロズのアレックス・ブレグマン。石川と同じ右の内野手で今季は主に「4番・三塁」として、41本塁打、112打点の成績を残した。

　今季国内の現役で背番号2だったのは巨人・陽岱鋼、DeNA・ロペス、阪神・北條、ロッテ・藤原ら。石川が新たな2番像をつくるか。