トップ > 中日スポーツ > サッカー > 記事一覧 > 記事

ここから本文

【サッカー】

ウエルカム意見衝突!最年少の久保建英「言いたくないことも言い合えるのが強いチーム」U―22日本代表に合流

2019年11月13日 20時30分

U―22代表の練習に合流し、ゴール前へパスを送る久保建

写真

 サッカー男子の東京五輪世代、U―22日本代表は13日、国内初陣となる国際親善試合のU―22コロンビア代表戦(17日・エディオンスタジアム広島)に向け、広島市内でトレーニングを実施。MF久保建英(18)=マジョルカ、MF堂安律(21)=PSV=ら欧州組が合流し、全22選手がそろった。

 久保建がチーム練習に初合流した。ウオーミングアップ後、チームメートとパス交換から左足インサイドでいとも簡単にゴール左隅へ流し込むと、約300人の観衆から「ウォー」と感嘆の低いうなり声が上がった。

 10日のビリャレアル戦でスペイン初得点を挙げ、まさに上昇気流の真っただ中にいる。久保建は「数字で結果を残さないと、心ない言葉も見えたりする」。スペイン国内での湧き上がりつつあった疑問、批判をようやくゴールで黙らせ、「結果で周りの反応を変わらせるしかないので、そういうのが一つできて良かった」と、自信に満ちた表情で静かに言い放った。

 実力とともに経験値はやはり群を抜く。A代表、さらに短期間とはいえレアル・マドリードでもプレーした久保建の言葉を借りれば、意見衝突を恐れぬ対話こそが、金メダルへの道なのだ。

 「言いたくないことも言い合えるのが強いチーム。お互い遠慮せず、いろんなところを言っていければいい」

 黙々と頑張るのもいいが、時に感情をぶつけ合ったり、熱い議論をしたりすることが若いチームの結束、進化へとつながる―。チーム最年少の決意表明だった。

 

この記事を印刷する

PR情報

中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ