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【サッカー】

クロップ監督の妻ウーラさんにリバプールファンから相次ぐ感謝の声 宿敵マンUへの監督就任をストップした言葉とは…

2019年11月14日 20時2分

クロップ監督の妻への感謝の声が止まらない…(AP)

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[記者コラム]

 絶好調リバプールのファンの間で、クロップ監督の妻、ウーラさんに感謝の声が相次いでいる。なぜか?

 現在リバプールは、イングランド・プレミアリーグで11勝1分け、勝ち点34で首位を独走中だ。2位レスターに勝ち点8差もつけた。今季こそ優勝、とファンはワクワクしている。リバプールの最後のリーグ制覇は1989ー90年。このままいけば、実に30年ぶりの優勝になる。

 今季リバプールは、やたら強い。引き分けか負け、という流れでも終盤にゴールを奪い、勝ち点を拾っていく。昨季、リーグ制覇は逃したが、欧州チャンピオンズリーグ優勝へ導いたクロップ監督が、チームをワンランク上に引き上げた。90年代終盤から2000年代にかけ、ファーガソン監督に率いられたマンチェスター・ユナイテッドが、イングランドだけでなく、欧州を席巻したころのような強さがある。

 いまや名将のひとりに数えられるクロップ監督だが、実は13年にそのマンUの指揮官に就任していた可能性があった。かつてリバプールで名DFとしてならし、監督も務めたフィル・トンプソンさんが先日、こんな話を明かした。「かつてクロップにインタビューしたとき話してくれたが、マンUからも話があったらしい。ところが、彼の妻が『正しい選択じゃない』と反対した。そしてリバプールに到着したとき、彼女は『ここは正しい場所ね』と言ったようだ」。

 リバプールにとってマンUは、永遠のライバル。その宿敵の指揮官を蹴って、その後リバプールを率いる、その決断を導いたのはウーラさんだった。今季優勝すれば、ウーラさんは女神として、リバプールのファンの間では、永遠に語り継がれるはずだ。(ロンドン原田公樹)

 

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