寒い冬キャンプは欠かせない焚き火ですが、キャンパーの皆さんが焚き火をするときの常識は基本屋外ですよね?
でも、屋外での焚き火って炎の当たる面は暖かいけど、それ以外の部分は寒いままですよね・・・
理由は焚き火の熱は炎を中心に、遠赤外線効果で炎に当たっている部分を暖めているから暖かい訳ですが、その他にも暖かい場所があるんです!
それは!!
炎🔥の上部です!!
そりゃ、分かりますけど・・・
炎の上にいたら、丸焼けになってしまいます。
( ノД`)シクシク…
いやいや!
丸焼きはいったん置いておいて・・・w
理屈から説明しますと、炎が燃焼される際に上昇気流が発生して炎の上部に熱が放出されるだけで、単純な話しその熱を利用すれば焚き火表面だけでなく、その周辺を暖める事が可能ですよね!
まあ、極論熱が逃げないようにテント内で焚き火をすればいいんです!
でも・・それって・・
リスクが大きくないですか?
ハイ!勿論リスクはいくつかありますね・・・
ちなみに
どんなリスクがあるの?
①焚き火の炎がテントに燃え広がる危険性!
真っ先に思い浮かぶ最悪なケースがこれですね。
ただ、この際に考えるのは焚き火の炎の大きさです。一般的なサイズの焚火台だと炎の大きさだと危険だと思いますが、ソロサイズの焚き火台であれば炎も小さくて十分可能だと思います。
また、燃え広がる可能性を追求していくと、まずは一般的なポリエステル生地ではNGですから、最低でもポリコットンもしくはコットン100%が望ましい事になります。
※コットンだから燃えないという事ではありませんから・・・
そして、先ほども説明した通り焚き火の際は上昇気流が発生し、熱が上部に逃げる際に熱も放出するので、高さのあるテントが必須になります。
以上の事を念頭に置けば、小さな焚き火なら問題クリア出来るはずです!
②焚き火の際に放出される一酸化炭素の危険性!
コレは、ある意味一番怖いですよね。
特に一酸化炭素は無味無臭で、一酸化炭素中毒の危険性は着いて回ります。
ただ、この一酸化炭素についても、ちゃんとした換気量を考え、基本的には一方向だけ隙間を開けると、吹き溜まりができてそこに一酸化炭素が溜まる可能性もあるので、換気の際は空気の流れが多少できるように考えましょう。
また、もう一つ保険的な意味合いで、一酸化炭素チェッカーを用意しておくと、より安心ですね~♬
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③炭や薪の飛び火の危険性!
焚き火の際に一番気をつけないといけないのがコレですよね。
いくら、燃えにくいテントを使用したところで、飛び火が多いとテント自体が燃えたり、穴が空いたりする危険性があると思います。
それで、あればそのそも飛び火が無いような炭や薪を利用すればいい訳ですよね。
ちなみに、何故『バチっ!』と火の粉が飛んだり爆ぜたりすると思いますか?
そのそも、この原因は水蒸気爆発で、木の中の水分が外側から炎により急速に加熱されると過熱水蒸気になって、水蒸気の逃げる隙がなくなり、木の組織を破壊して破裂するんです。
ですから、飛び火を起こさないようにするためには、しっかりと乾燥した薪(含水率20%前後が望ましい)や炭を使用するようにしましょう。
また、ここで使用する薪に関しては火持ちの良いナラやケヤキなどの広葉樹を使用する方が良く、杉や檜の針葉樹だと火持ちが悪く灰が多く出ますので、テント内で焚き火の際には広葉樹を中心に使用しましょう。
長くなりましたが・・・以上が考えないといけない危険性ですね!
また逆に、①~③の説明した通りの危険性を認識し、注意を払ってテント内でやる分にはテント内で焚き火をする事が可能だという事が分かったかと思います。
それでは、テント内で焚き火が出来る条件とは・・
まず、テント生地が燃えにくい素材(ポリコットンorコットン)で、それなりの大きさ、高さがあって、吸排気(通気)が出来る テントの内で、ソロ用焚火台を利用しシッカリ乾燥した薪を使用する!
それでは・・
その条件にあったテントを見ていきましょう!
実は今回のタイトルにバッチリのテントがDODのレンコンテントです。
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焚き火は冬キャンプの醍醐味ですが、何もない場所で焚き火をしても身体の前しか暖かくなく、そもそも風が強いと焚き火自体が出来なくなりますが、このレンコンはそんな冬キャンプの焚き火に特化したワンポールテントです。
テント上部に360度配置した大きな窓により焚き火の煙を排出し温かい空気は身体の周辺から逃げにくい様に設計しています 。
また、素材に関してもポリコットン(ポリエステル65%、綿35%)を利用し、燃えにくい素材になっていますが、通風が良すぎる為雨に際は全ての面にある窓から雨漏りがしやすいというデメリットがありますので、天候を見ながら使用する事が重要ですね。
そして、ポリコットンテントといえばテンマクデザインのCIRCUS TC BIGもテント内での焚き火に適していると思います。
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特徴としてはダブルファスナーや2箇所のある入り口の為通気がしやすいうえ、設営もしやすいワンポールテントで、大人数でも使えるBIGサイズの為天井高さも確保しやすいです。
また、5箇所の下部大型ベンチレーターで通気性抜群で上部も開放可能で、開放的にドアパネルを開けることができシェルターとしても大活躍できますので、解放時に地面にソロ焚き火台を置いて焚き火をする事も可能です。
また、同じくテンマクデザインの炎幕DX EVOもテント内(キャノピー下部)で焚き火を楽しむ事が可能です。
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HaLu
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実際、写真を見ても分かるようにソロ用の焚き火台が置かれています。
そしてパップテントの為、テント内というよりはキャノピー下部で焚き火を楽しむという形式ですので、通常のワンポールテントよりもテント内の暖かさを保持する面では劣ると思います。
ただ、風向きを考え使用して、背面からの風を遮るような使い方をすれば焚き火の暖かさを最大限に利用する事も十分可能ですし、ソロキャンプを楽しみたい方にはオススメのテントだと思います。
また、焚き火に強いポリコットンテントといえば、ノルディスクのアルフェイム12.6もオススメです。
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Victoria L-Breath PayPayモール店
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理由は、ポリコットン(ポリエステル65%+コットン35%)でありながら、テント上部に開閉窓があるため室内の換気が簡単にでき、入り口部分を大きく開けば、室内で焚き火の通気を確保する事も可能ですよ。
アスガルドに比べ最近は人気が落ちてきたアルフェイムですが、存在感もあり天井高さも確保できますの、テント内での焚き火を考えるなら、コチラの方が使いやすいと思います。
以上の事から・・
今回はテント内で焚き火が可能なテントを考えてみましたが、サイズも重要で、ソロなら炎幕で、デュオならレンコンテント、3人以上ならCIRCUS TC BIGやアルフェイム12.6が良さそうだと思います。
また、最初にもテント内での焚き火の危険性を説明しましたが、今回の記事に関してはあくまでもテント内で焚き火をする事が可能と思われるだけで、基本的にはテントメーカー自身も、そこまで推奨している行為ではありませんので、テント内で焚き火を楽しまれる場合は十分注意して、自己責任で行いましょう!
そして、自分も先日失敗したのは焚き火の際に炎から目を離して、折り畳みチェアが風で飛んでチェアが燃えてしまった事があり、改めて炎の怖さを体験しましたので焚き火の暖かさは冬キャンプには欠かせませんが、火の取り扱いは気をつけましょうね。
それでは、皆さんのキャンプライフの参考になりましたら幸いです。
ヾ(@⌒ー⌒@)ノ
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