Deep within an Arctic mountain in Svalbard, Norway your open source code can be stored for generations to come in the GitHub Arctic Code Vault.
Get your code in by 02/02/2020. #GitHubUniverse
米GitHubは11月13日(現地時間)、オープンソースソフトウェア(OSS)のソースコードを、人類の共有財産として1000年にわたり保存する取り組み「GitHub Archive Program」を発表した。ノルウェーの永久凍土の地下にある情報保管庫に、GitHub上のソースコードをコピーして保存する他、月単位や年単位のコピーをInternet Archiveなど協力団体のデータベースからダウンロードできるようにする。
2020年2月2日の時点でGitHb上に公開されている公開リポジトリや、重要度の高い休眠リポジトリのコピーを作成。超長寿命のデータストレージを手掛けるノルウェーの企業Piqlが、データを2次元コードに変換。約1キロの長さになるフィルムに、2次元コードを記録し保存する。フィルムはポリエステルとハロゲン化銀でできており、耐久試験では1000年の寿命があると見積もられているという。情報を引き出せるよう、索引やデータの復元方法なども残す。
保管場所はノルウェーのスヴァールバル諸島にある「Arctic World Archive」というデータ保管施設。スヴァールバル諸島は非武装地帯であり、保管庫は永久凍土の地下250メートルにある炭鉱跡に建設されている。環境が安定しているため情報の長期保存に向いているとされ、イタリアやブラジルなどの歴史的なデータなども保管している。
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取り組みにはインターネット上の情報を保管する非営利団体Internet Archiveや、米Microsoftの研究機関Microsoft Researchなどが協力する。「全てのアクティブな公開リポジトリを1万年保存する」というさらなる目標に向け、石英ガラスにレーザーでデータを書き込むMicrosoft Researchの「Project Silica」と連携していくという。
米GitHubは「世界はオープンソースソフトウェアに支えられている」とし、「GitHub Archive Programの使命は情報を多重にバックアップすることで、価値の高い知識を未来の世代のために残していくことだ」と説明している。
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