中日の京田陽太内野手(25)がプロ4年目となる来季、新選手会長に就任することが14日、内定した。今季まで2年間選手会長を務めた福田永将内野手(31)から指名されてバトンタッチ。過去には立浪和義や井端弘和、荒木雅博らチームの中心として活躍した名選手が務めた文字通りチームの顔となる。
「グラウンドのことはキャプテンの(高橋)周平さんがやってくれると思うので、僕はグラウンド外のことをやっていきたい。あいさつができる、風通しのいい雰囲気をつくっていきたいです。野球ができるのもスタッフさん、裏方さんがいてくれるおかげ。チーム全体でいい雰囲気をつくっていければと思います」
福田から打診されたのはシーズン終盤の9月末。最初は「僕でいいのかな…」と戸惑ったというが腹を決めた。福田は「次の選手会長も毎日試合に出る野手にやってほしいと思っていました。京田は入団以来、ずっと1軍でやってきている選手ですし、来季以降、活躍するきっかけにもしてほしいですからね」と指名理由を説明。今月下旬の選手会総会で承認されると晴れて京田新選手会長が誕生する。
沖縄・北谷での秋季キャンプに参加中の京田は、連日の振り込みで打撃フォーム固めに着手。練習が休みだったこの日は休養に充て最終クールに備えた。「選手会長になるからには成績も残さないといけない。来シーズンも頑張ります」。こう意気込む背番号1が主将の高橋とともにドラゴンズを引っ張っていく。