『やすらぎの刻~道 #158 テレビ朝日開局60周年記念』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド)
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- 根来
- 最初
- 仕事
- 自分
- 勝手
- 責任取
- 早苗
- 炭焼
- 徴兵拒否
- 日当
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > 人文・地歴・哲学・社会 > 文学 > 戯曲・シナリオ
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 1,980円
『やすらぎの刻~道 #158 テレビ朝日開局60周年記念』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?
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やすらぎの刻~道 #158 テレビ朝日開局60周年記念[解][字]
巨匠・倉本聰氏が1年間をかけて描くのは、山梨を舞台に昭和~平成を生き抜いた無名の夫婦の生涯。そして『やすらぎの郷』のその後。2つの世界が織り成す壮大な物語!
詳細情報
◇番組内容
小野ヶ沢に住む根来しの(風吹ジュン)と公平(橋爪功)のところに、突然、次男・竜(駿河太郎)の息子・翔(菅谷哲也)が訪ねてきた。東京の自宅では引きこもり生活をしていた翔だったが、小野ヶ沢で暮らしたいと言う。公平は試しに四男・圭(山村憲之介)の畑に働きに出させるが…。ある日、翔たちが森の中で作業していると、髭面の不思議な老人に出会う。なんとその老人は戦時中に姿を消した根来鉄兵(藤竜也)だった…!
◇出演者
風吹ジュン、橋爪功、田中哲司、駿河太郎、菅谷哲也、藤竜也
◇作
倉本聰
◇音楽
島健
◇演出
藤田明二
◇主題歌
中島みゆき『慕情』『進化樹』『離郷の歌』『終り初物』『観音橋』(株式会社ヤマハミュージックコミュニケーションズ)
◇スタッフ
【チーフプロデューサー】五十嵐文郎(テレビ朝日)
【プロデューサー】中込卓也(テレビ朝日)、服部宣之(テレビ朝日)、山形亮介(角川大映スタジオ)
◇おしらせ
☆番組HP
https://www.tv-asahi.co.jp/yasuraginotoki/
☆Twitter
https://twitter.com/yasuragino_toki
☆Instagram
https://www.instagram.com/yasuraginotoki/
(菊村 栄)
〈徴兵拒否で山に姿を消した
公平のいとこ 鉄兵が
50年ぶりに里に帰ってきた〉
〈鉄兵は
さすがに年を取っていたが
その中身は
ほとんど以前と変わらず
その眼光は
前にも増して鋭くなっていた〉
〈その姿に強烈に魅せられた翔は
鉄兵が再開した炭焼きの仕事を
自ら志願して助け始めた〉
〈世の中では
狂乱のバブルの時代が
ようやく陰りを見せ始めていた〉
♬~
翔が お世話になっちゃって
すみません。
(根来しの)フフッ いいのよ。
いや すぐに来ようと
思ったんだけどさ
会社で いろいろあったんだよ。
いいのよ こっちは。
にぎやかになって。
(根来公平)最初はな
いろいろ困った事があったが
今は立ち直って よく働いとる。
ふーん…。
今 いないの?
あっ… お前
鉄兵兄さんを知らんかのう?
ああ…
あんたは知らんかもしれんねえ。
本家のいとこで
戦争中に徴兵拒否して
山へ逃げたんじゃ。
まあ そういう
すごいのが おったんじゃ。
へえ~。
あっ 知っとろうが
あの… 祥恩寺の裏の
墓地より まだもっと奥にあった
廃屋の主よ。
時々 うちが あの…
物置として使っとる。
ああ~…!
その鉄兵兄さんがね
急に帰ってきたのよ
50年ぶりに山の中から。
へえ~!
翔は どういうわけか
最初から
その兄さんに憧れちまってな。
まあ 今 畑が暇な時期だから
毎日 兄さんとこ行っとる。
兄さん 冬場は炭焼きやるんでな。
そっか。
あっ…。
翔が いろいろ
本当にお世話になってます。
これ あいつの生活費。 うん。
金か?
うん。
いくら 入っとるんじゃ?
とりあえず50万。
まあ 父さんたちが
まあ 好きに使ってよ。
ああ…
それは いろいろ すまんのう。
それは いけません。
あの子はね 圭のところで働いて
その日当をもらってるの。
1日4000円の
わずかばかりの日当だけど
自分の食事代だっちゅうて
全額を月々渡してくれるのよ。
「お小遣い いるでしょ?」って
渡そうとしても
「ううん 使う事がないから」って
受け取らんのよ。
だから あの子には
お金がかかってないの。
だから このお金は
気持ちだけ頂いておきます。
フフッ…。
…そう。 じゃあ。
〈「あっ ああっ…!」と
わしは口から出そうになったが
しのに にらまれて
言葉をのみ込んだ〉
〈「もったいないなあ!」と
わしは思った〉
仕事のほうは
うまくいってるの?
ああ… まあまあ。
翔に会っていく?
今度にするよ。
今 会っても
変な里心をつかすだけだし
それに これから
大泉のゴウ兄のとこ行って
ちょっと用事あるんだ。
そう。
うん。
あのさ… ゴウ兄の農園って
経営 うまくいってるの?
うまくいってるわよ。
ほう…。
うん。
そうか。
フフッ…。
9月にね 台風があったから
少し被害があったみたいだけど。
ふーん…。
うん。
♬~
(根来 剛)おう。
ああ…。
元気?
(剛)まあまあだ。 お前は?
(ため息)
いろいろあって くたびれたよ。
頼まれたもんだ。
3000万でいいんだな?
本当… ごめん。
経理上の処理の問題があるから
一応 領収書だけ入れてくれ。
ああ。
大変みたいだな。
ああ…。
例の山三證券の破綻で
思わぬ貸し付けが焦げ付いた。
会社は
責任取ってくれなかったのか?
俺が勝手にやった事だから
自分で責任取れって。
(舌打ち)
もしかしたら
近々 会社変わるよ。
そんなに厳しいのか?
実を言うと
今 住んでるマンションも
近々 出る事になるかもしれない。
抵当に入っちまってるんだ。
あっ 母さんたちには
絶対言わないで。
俺が勝手に
突っ走っただけだから。
おい!
(翔)はい!
翔!
はい!
座れ。
はい!
東京のお前んちは
寒い時は どうやって
暖をとるんだい?
(翔)セントラルヒーティングです。
(鉄兵)何!? なんだ? それは。
(翔)自動的にあったまるんです。
へえ…。
フフッ…。
あっ 鉄おじいちゃん
聞いていいですか?
おじいちゃんは 冬の間
山で どうやって
食べてたんですか?
うん。
(鉄兵)これと わなだ。 ああ。
野兎 リス キツネ タヌキ
ハクビシン イタチ テン。
(鉄兵)ここらの山には
食い物は いくらでもおる。
大物を狙うんだったら
イノシシだ。
フフッ…。
いやあ 本当は 大物をやるのは
銃のほうがいいんだ。
だけども
なんせ 弾が手に入らんだろう。
だから 俺は
専ら これだったよ。 うん。
わなにもな たまには
大物がかかるんだよ。
ああ…。
うん。 フフッ…。
おい 来い。
(翔)はい。
(鉄兵のせき)
翔 来い。
はい。
(鉄兵)煙突の煙を よく見てろ。
煙の色が紫色になったら
窯の周りの穴を全部塞ぐ。
(翔)はい。
(鉄兵)まだ かかるな これは。
(竹を切る音)
♬~
(せき込み)
大丈夫? 鉄じいちゃん。
水 持ってこようか?
(せき込み)
気にせんでええ…。
(せき込み)
♬~
(せき込み)
♬~
(鉄兵のせき込み)
大丈夫? じいちゃん。
(せき)
(荒い息)
今日は…
今日は 俺が火の番するから
じいちゃんは
ゆっくり休んでよ。
(鉄兵)ああ…。
じゃあ そうしてもらおうか。
うん。
よし! うう…。
(鉄兵)よいしょ! くっ…!
いや もう大丈夫だ。
大丈夫だ 大丈夫だ。 ハハッ…。
よっ よっ よっ…!
♬~
おい 出せよ。
フッ… 金出せっつってんだよ。
フフッ… ほい。
これじゃ足んねえだろ! なあ。
こんなもんじゃねえんだよ。
♬~
ホホホホホッ…!
おっ やったぜ!
おい 行くぞ。
またな。
ありがとよ。
おい 飲みに行くぞ!
ハハハハハ…!
♬~
フフッ… 大丈夫?
うん。
フフフ… 鉄兵兄さんは?
家で寝てるよ。
お夜食 ここに置いとくね。
うん。
寒くない?
大丈夫。
フフッ… 無理しないでね。
うん。
♬~
♬~
♬~
♬~
♬~
早苗さん!?
(早苗)
すっかりご無沙汰致しまして。
この度 再婚する事になりました。
そう!
そりゃよかった!