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「じゃれあいたかった」…後輩の『首に血圧計』『体毛を炎で』救命士3人懲戒免職

更新:2019/11/12 18:56

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 大阪府の茨木市消防本部は、血圧計で後輩の首を圧迫する行為や、ロープで消防車に逆さ吊りにするなどの暴行をしたとして、救急救命士3人を懲戒免職処分にしました。

 「市民の皆様、関係者の皆様に多大なるご迷惑、ご心配をおかけしていることを心からお詫びします。」(茨木市消防本部の会見 11月12日・午後4時頃)

 懲戒免職処分を受けたのは、茨木市消防本部白川分署に所属していた消防司令補(47)、消防士長(34)、消防副士長(33)の男性救急救命士の3人です。消防本部によりますと、消防士長と消防副士長は今年5月、給油所に立ち寄った際、救急車内で自動血圧計を後輩(20代男性)の首に巻きつけて圧迫し内出血を顔などに生じさせたということです。その日のうちに消防士長から申告を受けた消防司令補は関係者に口外しないよう求め、上司にも報告しませんでした。

 「なぜ(首で)測定を行ったのかと本人たちに聞くと、救急隊長(消防士長)が言うには、『腕で測れない場合は下肢等で測定することから、首でも計測できないか』という話が出て。我々では全く理解できないが、そういうことでやってしまった。本人(消防司令補)が言うには『救急隊長(消防士長)の将来を考えて、非常に救急隊長がかわいかったので、このことを上げると、大きな問題になるので、誰にも言わないように』ということで。特に被害職員については『黙っていられるか』と言いながら、口止めをしたと聞いている。」(茨木市消防本部 上辻隆明次長)

 また、この消防司令補を巡っては、4月に車庫内で別の後輩をロープで消防車に逆さ吊りにして放置したり、体毛を燃やそうとしてライターの火に可燃性の殺虫スプレーを吹きかけ大きな炎を生じさせたりしたということです。

 今年9月に被害男性から相談を受けた職員が申告して発覚、消防司令補は「コミュニケーションを図るためにやった」と話しているということです。

 「なぜそういうことをやったのかと(消防司令補に)聞くと、だいたいどの案件に対しても言うのは『コミュニケーションの一環として若い職員とじゃれあいたかった』と。やっている内容でいうと、いじめ以上であろうと思います。救急車というのは人の命を助けるためにある車で、そこに積載している資材を使って人を傷つける行為をした。また火を消すべき消防隊員が、炎を出すような行為を行ったということは非常に許しがたい行為である。」(茨木市消防本部 上辻隆明次長)

 茨木市消防本部は再発防止策として全職員に研修を行うとしています。


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