「JALワンワンJET」に乗ってみた パイロット「ワンワン」連呼 搭乗口は「骨」
パイロット、管制塔に「ワンワン!」
実際に今回、成田発「JALワンワンJET」に搭乗したところ、非日常感あふれる時間、空間だったのが印象的です。
空港のチェックインカウンター、機内で、いくつも重なり合って響いている「ワンワン」の声。スタッフの胸にはペットの犬の写真が飾られ、搭乗口の床には犬の足跡が……。そして、搭乗口は「I」だったのですが、その表示が「骨」になっていました。
この成田発那覇行きの便名は「JL4911」。「よろしくワンワン」だそうです。
「私も7歳のゴールデンレトリバーのオーナーです。本日はサイズオーバーで連れてくることができませんでした(注:体重8kg以内といった制限がある)。ほかにも愛犬家のCAが沖縄までご案内します」
出発前のCAによる機内アナウンスも、こうした特別なもの。また飛行中、パイロットも「私どもが管制塔と交信するときは英語を使うので、『フォーナインワンワン』と便名を言っております。成田以来、操縦室でも何度も『ワンワン!』と言っております」とアナウンス。機内では笑いが起こりました。
飛行中の機内では愛犬用のJALパイロット、CAの制服がプレゼントされ、プロカメラマンによる機内撮影も行われています。
この「JALワンワンJET」は宿泊などを含むツアー形態での実施で(3泊4日)、旅行代金(成田発着)は1名24万6000円から。ペット料金を含む往復のチャーター便航空運賃と3泊のリゾートホテル(コテージ)宿泊代(朝食付き)、レンタカー料金(満タン返却不要)、保険料などが含まれたものです。
また、イオンペットがツアーの監修をしており、その獣医師も同行。機内では沖縄到着前に、獣医師から熱中症対策などが呼びかけられています。
【了】
Writer: 恵 知仁(乗りものライター)
鉄道ライター、イラストレーター。「鉄道」や「旅」に関する執筆活動や絵本の制作を行っているほか、鉄道車両のデザインにも携わる。子供の頃からの旅鉄&撮り鉄で、日本国内の鉄道はJR・私鉄の全線に乗車済み。完乗駅はJRが稚内で、私鉄が間藤。メインは「鉄道」だが、基本的に「乗りもの」好き。
全日空は対抗してにゃんにゃんJETかにゃ?
空前絶後の……お空のワンにゃん戦争開始だにゃ!