古代日本は三韓を支配下に置いたが、偽理論を信じる人は逆に解釈する
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ムー的なニセ歴史を信じる人たち

歴史には陰謀論やニセ歴史がつきもので、つい数年前の出来事でも「真実」としてデタラメがまかり通る世界です。

9.11、ケネディ狙撃、真珠湾攻撃など嘘かまことか分からない「真実」が書店やネットで並んでいます。

こうした出来事の大半はネッシーやUFOと同じで確認しようがなく、嘘を実証できない代わりに真実も証明来ません。

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古代の出来事となるとなおさらそうで、スフィンクスが1万2000年前の高度な文明の遺産だというのは有名です(有名なウソ)

1万年以上前に地球にやってきた宇宙人がエジプトで高度な文明を教え、飛行機や核兵器が既に存在したそうです。

もう言った者勝ちの世界で、NASAですら予算を獲得するために宇宙人探しをしようと言う始末です。


古代史の中で重要なキリスト前後は人々の利害が対立し、それぞれが本当の真実を主張して対立している。

科学的にはキリストは「アラブ人」に近い人種で顔立ちはサダムフセインに似ていたようだが、西洋人は納得しない。

キリストは白人でなくてはならず、科学や考古学がどうであろうとフセイン似の髭ヅラキリストは認めない。


日本に関しては縄文末期から古事記以前の時代に記録が無いのを良い事に、「日本人は韓国人だった」と言い出す輩が絶えない。

事実は縄文末期の紀元前1000年ほどの時代に、九州北部に少数の渡来人が上陸し水田を作り、弥生時代が始まった。

渡来人が何人渡来したのかは確認しようがないので、「弥生人は半島人で、縄文人を駆逐した」と主張している。



事実は日本が半島を支配していた

実際には毎年100人の渡来でも1000年間で10万人、毎年1000人なら100万人の渡来になり、こうして毎年少数の渡来があったと考えられる。

少数の渡来人が多数の縄文人と交じり合って弥生人となり、弥生人はさらに関東の縄文人と交じり合って「ヤマト人種」になった。

こうして西暦500年頃までに奈良県を中心としたヤマト国家が成立したが、ここでも「天皇は半島の王だった」という創作が行われている。


日本でヤマト国家が成立したのは300年から500年、半島で百済、新羅、高句麗が成立したのも同時期だったと考えられます。

だがヤマトが日本列島を支配したのに対し新羅、高句麗などは半島の一部、せいぜい半分を支配したに過ぎない。

しかも半島は日本列島の3分の1か半分しかないので、半島国家の国力や規模はヤマト国家の6分の1程度です。


これで「百済や新羅が日本を支配した」などはあり得ず、日本を支配した半島の王が天皇になったというのもあり得ない。

むしろ逆に圧倒的に強大な国力を持つヤマト国家が半島を支配したと考えるのが妥当です。

ヤマト国家が日本を統一して数十年後の西暦300年代後半に神功皇后という人物が半島に攻め込み三韓を服従させたと記紀に書かれている。


当時は厳密な国家や国境や国連もないので、日本を統一したヤマトが半島南部に攻め込むのは自然な事です。

その後663年白村江の戦いでヤマトは半島支配を失うが、支配下に置いた250年以上で日本と半島の間に交流が生まれた。

記紀によると仁徳天皇時代に大量の渡来人労働者を九州や大阪に住まわせ、現在も当時の渡来人集落は半島子孫が多く居住している。


高句麗、百済、新羅の王族や貴族や有力者が日本に渡来して、日本で貴族や豪族となった。

半島の有力者が日本に渡来した理由は半島での権力争いに敗れたり、新たな富や権力を求めたと考えられる。

こうして日本のあちこちには百済人や新羅人の痕跡が残っているが、ニセ歴史を信じる人にはこれが「天皇が朝鮮人である証拠」になる。


事実は天皇とヤマトが半島を支配したから日本各地に新羅や百済の痕跡があるので、支配関係があべこべです。


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