シリア大統領、「ISIS指導者はアメリカ側の要員」
2019年11月11日20時01分
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シリアのアサド大統領
シリアのアサド大統領が、「アメリカが付き合うのは、自らの政策を行使できる国とだけだ」と語りました。
アサド大統領は、11日月曜に放映されたロシアのニュース局・ロシアトゥデイのインタビューの中で、「最近死亡したテロ組織ISISの指導者アルバグダディは、米国側の要員だった」とし、「米国はアルバグダディおよびアルカイダの指導者ビンラディンの死亡を主張しておきながら、その遺体を公開していない」と指摘しました。
また、「米国はテロとの戦いを主張する一方で、2014年以降トルコと足並みを揃え、シリアの石油略奪を目的にISISと共謀していた」と批判しました。
さらに、「シオニスト政権イスラエルはシリア領の一部を占領している。そのため、シリアに打撃を与えるあらゆるプロセスに参画している」と述べました。
そして、西側諸国のダブルスタンダードを非難し、「西側諸国の見解に基づけば、シリア軍の銃弾やミサイル、爆弾は民間人しか殺害できないとされている。だが、実際にはシリアによる空爆はテロ組織に対抗するためだけのものだ」と強調しました。
最後に、「西側諸国はシリア国民に危害を加えようとしている。それは、彼らの思惑が、シリア国民が反政府的な行動をとることにあったからだ。だが、そうした期待とは逆にシリア国民は自国の政治体制を支持している」と語りました。
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