NEDOの「Connected Industries推進のための協調領域データ共有・AIシステム開発促進事業」において、(株)メタジェンと(株)MOLCUREは、腸内環境情報を利用した最適な減量方法の予測で生活習慣病の予防を効率化する業界横断型人工知能(AI)システムの開発を開始します。
本事業では、生活習慣病の予防に重要な食習慣の改善を促す手掛かりとして腸内環境に着目し、これまでの特定保健指導の現場で考慮されていなかった個人差に起因する体重を減少させる腸内環境因子を利用することで、効果的・効率的な生活習慣の改善指導サポートを行うAIシステムの開発を目指します。
本事業を通じて、予防医療を指向した生活習慣病の克服により、世界が抱える健康課題の解決とともに保険費・医療費の削減といった社会課題の解決に貢献します。
政府は、「Society 5.0※1」を実現するため、さまざまなデータを介した繋がりによって新たな付加価値創出や社会課題解決を目指す「Connected Industries」政策を推進しています。「Connected Industries」重点5分野の一つであるスマートライフ分野では、さまざまな生活関連情報がつながることで、生活の不便の解消や少子高齢化が抱える社会課題を解決することが期待されています。
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、業界横断型人工知能(AI)システムの開発と業界共用データ基盤の開発を通じて、国内企業にとどまらない幅広いデータ連携による価値創出の促進を目的に「Connected Industries推進のための協調領域データ共有・AIシステム開発促進事業※2」を推進しています。
本事業の助成先である株式会社メタジェンと株式会社MOLCUREは、メタボリックシンドロームや生活習慣病の予防・改善を目的とする特定保健指導※3の現場で適用可能な、業界横断型AIシステムを開発する「腸内環境情報を利用した生活習慣指導AIの事業化を目指した開発事業」を開始します。
ヒトの腸内には数百種類以上にも及ぶ腸内細菌の集団(腸内細菌叢:ちょうないさいきんそう)が生息しており、近年では肥満や生活習慣病の発症あるいは増悪に腸内細菌叢が関与していることが明らかにされてきています。また、腸内細菌叢のバランスは個々人で異なり、この差異は食習慣に大きく依存すると考えられています。したがって、個々人で異なる腸内環境情報を基に適切に食習慣の改善を促し、腸内細菌叢のバランスを整えることは減量の効率化や生活習慣病の予防・改善につながると期待されます。
本事業で(株)メタジェンと(株)MOLCUREは、生活習慣病の予防に重要な食習慣の改善を促す手掛かりとして腸内環境に着目し、下記連携先2社と協力して腸内環境データと健診データの取得を行い、そのデータを分析することで個人の腸内環境に応じた生活習慣の改善指導サポートを行うAIシステムの開発を実施します。
食習慣や定期的な運動など、生活習慣の改善によって生活習慣病を予防する取り組みとして実施される特定保健指導に腸内環境という新たな視点を加えることにより、個々人に対して最適な指導を行い、改善効果を高めることを目指します。さらに、予防医療を指向した生活習慣病の克服により、世界が抱える健康課題の解決と共に保険費・医療費の削減といった社会課題の解決にも貢献します。
NEDO IoT推進部 担当:八重樫、大宮、工藤 TEL:044-520-5211 E-mail:cip@ml.nedo.go.jp
NEDO 広報部 担当:中里、坂本、佐藤 TEL:044-520-5151 E-mail:nedo_press@ml.nedo.go.jp