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売れないホスト物語 作者:KG
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心機一転

心機一転


金髪にした。


心機一転のつもりで変えた。




ブリーチなんかしたことなかった。




マキオさんから


「めっちゃええやん!」




とほめられた。


嬉しかった。




韓国のアイドルっぽい。


と色んな人から言われた。




ちょうど服装や髪型に悩んでいた時期だった。


俺にセンスなんてものは皆無である。




カッコいい髪型、似合う服装、おしゃれなアクセサリー。


そんなもの一切わからなかった。




色んな韓国のアイドルを検索した。


画像でもYouTubeでも探した。




しっくりこなかった。




どうしようかなと思ってたとき


ヘルプで着いたジャニーズオタクのお客さんから言われた。




「ジャニーズWestの重岡くんに似てるなあんた」




重岡くんの写メ見たときこれだ!




と思った。




本気ファンから言われるくらい似てる。




色々調べた。


その時の俺は髪が短かったため伸ばすことにした。




キャッチは相変わらず続けてた。


だが、なかなかうまくいかなかった。




サキと別れてからホストへの気持ちが入ってったものの、売上は比例しなかった。




それでもキャッチはし続けた。


努力すごいな、と思った人。


それは違う。


休むのが怖かった。


むしろ、その恐怖に勝てなかったという方が正しかった。




俺の店、エースターは朝の2時には閉店していた。




朝の4時からはエートリーが違う箱(違う場所の店)で営業を開始する。




そこに新規のお客さんとして、キャッチした女の子を連れていくことが出来る。




なので自分の店の営業終わりにキャッチに出る。




もちろん売れてる人たちはそんなことしなくても客が来るのでやらない。


売れてない人がやるものだ。




サキと別れて以来ずっとキャッチに出てた。


声かけまくった。


恥なんていう感情はとっくの昔になくなっていた。




だが、キャッチなど簡単にはうまくいかない。


見た目も良くないおれは数をこなすしかなかった。




可愛いくて若い女の子だけじゃなく、おばちゃんにも声をかけた。


そんな人ホストにいく!?


みたいな人にも声をかけた。




そんなある時、1人の女の子に声をかけた。


女の子と言っても、40手前くらいだろうか。




オカンの方が年齢が近い位だった。


見た目も可愛いとは言えなかった。




「いきなりすいませんお姉さん。おごるのでホスト行きません?」




「え、それならいく」




即答だった。


なぜその時間に1人でミナミの街を歩いてたのかわからなかった。




見た目にもあまりお金を持ってそうでもないし、風俗で働いたとしても稼げる見た目でもない。


普通のホストなら無視するだろう。




名前はミユらしい。


俺はミユと一緒にエートリーにいった。




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