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トランサーズ――超越者たち―― 作者:岡崎タタ
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参:おめでとう

ダブン。

アシカラズ。


「「「伊織琴兎羽?!」」」


 俺が満を持して切り出すと――みな異口同音、一斉に口を揃えて言った。


「伊織琴兎羽ってあの伊織琴兎羽?! あの?!」


 椅子を逆さに座り背凭れに身を乗り出しながら言ったのは、菅野清晴だ。


「他にどの伊織が居るんだよ」


 俺は机に片肘を突きながら、正面の清晴に言葉を返す。


「え~と、俺らのクラスの伊織とそれから……それから……」


 清晴はわざとらしく教室内を見渡し始めた。それは明らかに俺をからかうための仕草で、この退屈な放課後のいい暇潰しを見つけたと言った具合だ。言うまでも無く、《伊織琴兎羽》なんて風変わり名前の人間はこの学校では一人しか居ない。


 俺が話題に出したのは、 “あの”伊織琴兎羽だ。


「あれ? 思ったんだけど、この学校に『イオリコトハ』なんて名前の生徒は一人しか居ないんじゃね?! 俺らのクラスのアイツだけじゃね?!」


 これまたわざとらしい言葉である。まあ、こういう奴ではあるが。 


 先程からナチュラルに連呼されている『俺らのクラス~』発言からも解る通り、清晴はこのクラスの中心的存在で、その明るく気前のいい性格からクラスのみならず、学年のリーダのような存在だ。ただ女癖は非常に悪いようで、一部の女子からは陰口を叩かれているらしい。言っても、その陰口の存在を俺が知ったのは、他ならぬ清晴自身からで、彼はその事を笑って俺に話した。


 肝が据わっているというか、なんというか。


 頭髪の所々に金髪が混じっているのは、恐らく春休みにブリーチしていて、新学期の始まりと同時に黒染めをしたのが、この一ヶ月を掛けて少しずつ落ちてきたせいだろう。ただそのだらしない髪色も、細いきりっとした眉と爽やかな短髪、それに精悍な男らしい相貌がセットになれば、何故だか様になるのだから憎い男である。


 俺が知る限り、この学校で一番青春を謳歌している人物と言える。


「うっわ、意外! リクってあっち系がタイプなの?!」


 そう瞠目したのは、俺の右隣の席に座る坂本千代子。


 千代子は端的に言えば、《女版・菅野清晴》である。清晴がクラスの男子を束ねる頭領なら、千代子は女子を束ねる――もののけ姫で言うところの『おトキさん』みたいな人物である。非常に面倒見がよく勝気な性格で、女子と男子がトラブルになると、いつも彼女はそこに割って入る。それは両者を仲裁するためではなく、女子への救済。つまりトラブルがどういった原因で、どちらに非があろうとも関係なく、彼女は無条件で女子側の味方に立つのだ。


 もちろんその行為はただ場は掻き乱しているだけなのだが、千代子は残念な事にそれに気付いていない。そして、タチが悪い事に千代子は口が結構達者なようで、男子との口論では対等に渡り合うどころか、いつも打ち負かしている。本人曰く、「私が強いんじゃなくて、私が正しいから勝っているだけ」、だそうだ。

 ああ、それと――俺が千代子をおトキに準えたのにもう一つ理由があった。


 それはおトキばりに大きく胸をはださせた、その制服の着こなし方だ。いやこの場合《着こなす》と言うより、《着崩す》と言った方が的確かもしれない。


 Yシャツのボタンを常に首元から数個外して胸元を大胆に晒し、リボンの紐をやたらと長くするのが千代子の制服スタイルだった。その大きく開いた胸元には、いつもシンプルな金色のネックレスを付けている。それは家族から誕生日プレゼントらしいが、たぶん嘘だ。絶対に男から貰っている。


「あっち系って? どの系統だよ?」 


 俺は横目を遣って千代子に言うと、千代子は自身のセミロングの髪をくるくると指で巻きながら「う~ん」とうねるような声を出す。


「そりゃ、あっち系はあっち系よ。伊織って言ったら、『病弱+アンニュイ+コミュ障系』女子でしょ?」

「えらく長ったらしいな」


 いろんな属性持ち過ぎだろ、あいつ。


 ただ、まあ……そうなるわな。俺も昼休みの出来事がなかったら、伊織の事をそんな風にしか思ってなかっただろうし。《~系》と、安直に枠で縛るようなマネでしかあいつを定義出来なかっただろう。


 ほんと、全然そんな奴じゃないのにな。


 あいつ――伊織琴兎羽は病弱でもアンニュイでも無口でもない(まあ、バイトが多忙なせいで寝不足らしいが……)。そういやあいつ結局何のバイトしてるんだろ? 本人は『日本の安全と平和を守る仕事』なんて嘯いてはいたが、仮にそんな大儀に身を投じていたら、高校生活なんてマトモに送れないだろう。 


「私は理久人が本気なら応援しますよ」


 と、そう真剣な声色で言ったのは、俺の後ろ席に座る宇佐美萌絵。


「なっ、宇佐見まで?! お前らはさっきからなんでもかんでも短絡的に色恋に結びつけるんだっ。俺は伊織について知ってる事はないか、ただそう聞いただけじゃねーか?!」


「でも、それって伊織さんの事が気になるから、だから、私達に聞いてきたんですよね?」


 宇佐見は首を傾げて、俺に問う。


「まあ、それは……」


 昼の事があったからな……。


「つまりはそれは好きって事ですよね?」


「なんでそうなるっ」


「『気になる・好き・子作りしてぇ』はセットみたいモノじゃないですか」


「どんな三段活用だよ、それ」


「恋愛三段活用です」


 わおっ。さすが宇佐見さん、相変わらずのスイーツ脳ですね。


 宇佐見は言葉遣いも丁寧で髪も清晴みたいに染めてないし、制服も千代子みたいに着崩してない――謂わば、俺達のグループの中では一番高校生然としているのに、何故かその思考回路だけはズバ抜けておかしい。浮世離れしていると言ってもいい。


 聞いた話だと、千代子と小学生からの付き合いらしいが、これは類は友呼んでしまった好例、いや悪例だと俺は思っている。千代子も千代子でだいぶキャラが濃いからな……。


「あ、ちなみに乙女キス変格活用もありますよ」


「なんだその無駄なレパートリーは!」


「え~と憶え方は簡単です。『せ・い・し・すする・ぺろ・れろ』です」


「お下品が過ぎるっ」


 キスは?! 乙女のキッスはどこいったんだ?!


「まあ理久人、こういう薀蓄も憶えておいて損はないですよ?」


「得する事もないだろ、それ。しかも薀蓄ですらないし、ただの下ネタだしっ」


 お前、今世界一無駄な知識を俺に植え付けたんだからなっ。


 自覚しろよっ、そして猛省しろよっ。


 …………。


 ってか、乙女キス変格活用とは名ばかりで、それほとんどサ行変格活用じゃん。正しくは、『せ・し・す・する・すれ・せよ』だ。


「がはは、ほんまウケるでしかしっ。君らの掛け合い夫婦漫才みたいやで、がはははっ」


「あ?」


 俺は不快な笑い声が聞こえる左隣の席を見遣る。


「いや~、さすがリクのツッコミやで。いい切れ味やなぁ」


 そう、俺のツッコミ技術を褒めてくれたのは、湯浅真吾。


「それはどうも」


 こいつはそう、なんていうか、ただの馬鹿だ。


「いや~リクはどんどんと腕上げてるなぁ。羨ましい限りやで、ほんま」


「あっそ……」


「ん、なんかさっきから素っ気無い返事ばっかやな? ……ま、まさかっ! スカシ漫才まで習得する気かいな?! ほぇ~、その向上心には恐れ入るねぇ! 眼福眼福っ」


「おめでとう……」


 仮に――感服していたのなら、まだ百歩譲って理解を示せるが、俺のツッコミは果たしてこいつの眼の保養になるのだろうか? 思わず、その能天気さに祝福の言葉を送ってしまった。


 ちなみに真吾は関西人ではない。ばりばりの関東圏出身の人間である。それなのに何故会話にこんなコテコテの関西弁を用いているのか、それには非常にどうでもいい、底の浅い理由があった。


 二週間前、真吾は一年四ヶ月付き合っていた同い歳の女子に振られたらしい。


 交際期間から逆算して、真吾はその女子と中学生の頃からお付き合いをしている事になる。常日頃から周りで『○○ちゃんと二週間で別れた』とか、『○○くんと二ヶ月で別れた』とか、そんな短命な恋の話ばかり聞かされている身としては、一年四ヶ月という月日はそれなりに重く感じる。


 きっとお互いの事を心から本気で想い合っていたのだろう。


 だから、別れを告げられ時の真吾の失意や悔恨も、察するに余りあるモノだったと思う。


 思うのだが――


 真吾は別れ際、彼女に『あなたと居ても面白くない』と言われたらしい。まあ高校二年生の多感な時期だ、『もっと別の世界を見たい』とか『違う男性と接してみたい』とか、そう興味心から感じてしまうのは致し方のない事だと思う。その『面白くない』という濁した言葉は、きっと真吾を傷付けないための彼女なりの優しさだ。


 なのに、だけど、何をどう解釈したのかさっぱり不明だが、真吾はその彼女の言葉を受けて――関西弁に言語を変更した。


 最早ここからは俺の推測であり、連想ゲームみたいなモノだが、きっと真吾は彼女に『面白くない』と別れを告げられ、なんとか復縁するために《面白い》→《お笑い芸人》→《関西弁》と、思考を発展させたのだろう。ほんと涙が出るくらい健気で直向だとは思うが……馬鹿じゃなければっ。こいつが馬鹿じゃなければっ!!


 真吾には悪いが、元彼女が真吾を見切ったのは、とてもいい判断だったと言わざるを得ない。今の真吾の言葉遣いを知ったら、元彼女は一体どんな気持ちになるか、考えるだけで恐ろしい。


 ってか、やっぱ本当にどうでもいいわ、この話。


「それで――リク、昼休みに伊織となんかあったのか?」


 清晴はスマホをイジりながら言う。その視線は俺の顔とスマホの画面を行ったり来たりしている。確か今朝、放課後に他校の女子と遊ぶ約束してるとか嬉々として語っていたな。さすが我らがリーダー大急がしだ。


「いや~あったような、なかったような」


「何よ、その紛らわしい返事っ。男ならテキパキ喋るっ」


 横から千代子の鋭い檄が飛ぶ。いや俺も気軽に話せるんだったら、話してるよ。むしろ、そうだったら……と切実に思うくらいだ。


 『病弱+アンニュイ+コミュ障系』女子の化学準備室での変わりよう、あれを一体どう説明したらいいんだ? いや、こんな気軽に誰かに吹聴していいモノなのだろうか。何か特別な伊織なりの事情があったのではないか?


 実は、大勢の前では恥ずかしくて喋れない引っ込み思案な性格とか、さ。


 いや、さすがにないか。あいつがそんなノミの心臓の持ち主だとは思えない。俺への応対を振り返ってみても、そこに多少のたどたどしさがあれば、単に人前が苦手なのかと納得したところではあるけど、印象的にどうもそんな感じはしない。あの変貌ぶりは言ってみれば、女子が好きな人の前で必死にキャラ作りしてるくらいの違和感だし……も、もしかて伊織の奴、俺の事……っ!


 って、それが一番ありえない。あの俺へのイジり方は意中の異性にするそれではない。なんてゆーか色々と雑すぎる。


「それで――結局、誰も伊織の事を深くは知らないんだな」


 俺は話をまとめにかかると同時にスマホを取り出し、時刻を確認。


 現在時刻、十六時十五分。


 いつもなら自宅の前の通りを歩いているような時間だ。なんだったら信号さえ引っ掛からなければ、家に着いてたっておかしくはない頃合だ。


 こんな遅くまで学校に居残るのなんて、去年の文化祭前日以来な気がするな。まあ、あの時はスケジュールがかなり逼迫していて、居残り作業がクラス全員強制みたいなモノだったから、今回みたいに自主的に残っているケースとは少し違うのかもしれないが。


 基本的に俺は担任が終礼の終わり告げたと同時に荷物をまとめ、誰よりも早く教室を後にする。もちろん一刻も早く帰宅するための行動である。


 学生の本分は勉強。大学入試に必要な単位と学力さえ手に入れば、その他の雑事は極力切り捨てる。自分で言うのもなんだが、なんてスマートな生き方だ。


 清晴や千代子、宇佐見に真吾――みんな友人であり、かけがえのない存在ではあるが、やっぱり俺は独りの方が居心地がいいと感じるタチで、淡白かも知れないが学校外で彼ら彼女らと関わりを持ちたいとは思わない。


 だから、今日は本当に例外中の例外なのだ。こんな夕暮れ時に教室に残っているのなんて、普段の俺からしたら愚行でしかない。自宅に帰り、部屋でのんびり寛いで明日への英気を養った方がよっぽど有意義な時間の使い方だと思う。実際にこうしてる今だってその気持ちは変わらない。


 ただ、それでも、今日俺はどうしても教室に残らなければならなかった。


 俺が伊織琴兎羽の事をもっと知るためには、この放課後の清晴達の寄合に加わるしかなかったのだ。


 教室での伊織と化学準備室での伊織。


 その二つの間に広がる大きな谷間を、俺はどうしても埋めたかった――じゃないと、気持ちが悪い。背中がむずむずと痒くなり、心身共に酷く落ち着かない。夜中に熟睡する事なんて到底叶わないだろう。


 清晴と千代子は学校でも顔が利くし、なんなら他校を含めたこの街一帯の情報にも精通している。二人に聞けば、俺が知らない伊織に関する情報にありつけると思ったのだが……どうやらこの様子だと、俺のアテが外れてしまったようだ。それなら、もうこの場に留まっている理由など一つもない。


「あれ? リク、お前もう帰んのかよ?」


 と、椅子から腰を浮かした俺の様子を見て、清晴は目を丸くさせながら言った。その手には相変わらずスマホを握り締められている。


「ああ、悪いな。そろそろいい時間だからな」


「えっと、理久人は……家の用事で忙しいんでしたっけ?」


「そう。妹に晩御飯作ってあげなきゃいけないんだよ」


 無論、嘘である。


 それは俺がいつも誘いを断るときのテンプレ台詞である。俺は凪子に飯を作ってもらう事こそあれど、作ってあげた事なんて今まで一度も無い。俺よりあいつの方が何倍も料理の腕が立つからな。仮に作ってやっても『いらない』とにべもなく皿を突き返されそうだ。


 だが、そんなことを知る由も無い宇佐見は、感嘆の声を上げながら俺に羨望の眼差しを送る。


「それでもさぁ、たまには私らにもかまってよ~。お兄ちゃん~」


 千代子はまるで酔っ払いのオッサンのように俺の肩に腕を回し、駄々っ子のように身体を揺さぶってきた。


「千代子やめろ。ウザい」


 俺は肩に乗せられた千代子のか細腕を払いのける。千代子も俺のその反応は織り込み済みだったようで、顔をくしゃくしゃにしながら舌を出して俺を挑発してきた。子供かよっ。


「親が忙しいんだからしゃーないだろっ。俺だってそうじゃなかったら、もうちょっと付き合うよ」


 それは嘘でもあり、本当でもあった。


 俺の親が仕事で忙しいのは紛れも無い事実だ。毎朝、俺達兄妹が起床する頃には、二人共家には居らず会社に出勤している。更に、しがないサラリーマンである父親の場合、日付が変わる頃にいつも帰ってくるので、平日は一度も顔を合わさない事もしばしばだ。幸い、母親の方は毎日遅くても夕方七時には帰ってはくるので、俺達兄妹は労せずして美味い飯にありつけるのだが、それでもやっぱりキッチンに立つ母の顔色からその多忙ぶりは察せられる。


 ま、だけど――両親が多忙であっても有閑であっても、俺は終礼が終わったと同時に席を立ち、独りで帰宅の途に就くんだけどな。


「まあ、ええんじゃないですの。『親の渋茶が毒となる』って言いますやん? 甘やかされて育つより、立派な人間に育つんちゃいまっか?」


「真吾、それを言うなら“甘茶”な」


 親から渋茶ばっか飲まされてたら、むしろ逞しくなるだろ。


「がははっ、それはうっかりうっかりやでっ。がはははっ!」


「真吾は相変わらず馬鹿だなぁ。確か一年の時も進級ヤバかったんでしょ? あんたちゃんと三年生になれるの? まあ、もし真吾が進学できなくても私は悲しまないけどさ、親御さんは悲しむんじゃないの? もっと真面目に勉強しなよ」


「千代に同意。無教養を人に笑ってもらえるのは小学生までです。大人になれば、ただ陰で笑われるだけですよ?」

「いやぁ、うちの女性陣はほんま辛辣やな~。がははっ」


 ……いやマジで辛辣だな。真吾、お前よく今の言葉を笑って流せるな。


「千代子に萌絵、そんな厳しい事を言ってやるなって。真吾はやる時はやる男だよ。な、真吾?」


「もちろんやで清晴っ。なんてったって、ワイは幼稚園の時には《神童》呼ばれてた男やで? ポテンシャルだけはあるで絶対に。まあみんな黙って見守っててくれや。がははっ」


 真吾の楽観的な言葉に一同は「はぁ~」と溜息を吐く。それこそベタなコメディ映画の一幕みたいに。


 う~ん、ちょっと待てお前ら! 二週間前にいきなり関西弁を使い出した同級生とよくこんな自然に絡めるな……はっきり言って異常だぞ。


「あ、そうだ。リク、お前もう帰るんだったらその前に、とびっきりの情報を教えてやるよ?」


「とびっきり?」


「ああ、とびっきりの――伊織に関する情報だ」


「え?」


「お、食いついた食いついた。あからさまに目の色変えちゃって~。ははっ」


 ほんとお前、人をからかう時はこれでもかってくらい無邪気に笑うよなぁ。この笑顔に何人もの女の子が騙されたんだろうな、きっと。罪な男だ。


「リク……俺が知ってる伊織の情報、教えて欲しいか?」


 清晴はぐっと俺に顔を近付けてくる。


「なに今更もったいぶってんだよ? 知ってるなら、最初から教えろよ」


「おいおい。そっちは教えてもらう立場なのに、その言い草はないだろ。こっちはお前のためにわざわざ情報を集めてやったんだぞ?」


 ……は? 俺のため?

次回、最終回です。


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