【注意】ブルーベリーサプリの副作用まとめ 過剰摂取は有害って本当?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現代は、仕事もプライベートもパソコンやスマホなしでは成り立たなくなっています。仕事などで一日中パソコン画面と向き合っている方も多いことでしょう。

でもご存知とは思いますが、パソコンなどの画面からはブルーライトが出ており長時間見続けると目に様々な悪い影響をもたらします。

でも、目を休めている暇なんてないし、食事から栄養を取るのは難しそう...

そのような方は、サプリを利用すれば目に優しい栄養素を手軽にとれるし、一日1~2粒飲むだけなのでアイケアを無理なく続けられます。ネット通販などで簡単に手に入るので、利用したいと思っている方もいるのではないでしょうか。

でも

「サプリって副作用がありそうで心配...」

と思うかもしれません。確かに健康になるためのサプリで副作用で体を壊してしまったら本末転倒です。

 

今回は、ブルーベリーサプリに含まれる代表的な成分について、副作用や過剰摂取の悪影響について解説したいと思います。

 

そもそもサプリに副作用ってあるの?

サプリメントは薬と見た目が似ているため、副作用があるのではないかと心配する方もいるでしょう。

ただサプリメントは医薬品ではなく、トクホや機能性表示食品などの健康食品になります。成分も普通の食品にも含まれているも

のがほとんどなので、まず副作用という考え方がないのです。

 

しかしだからといって、健康被害が絶対にないとは言い切れません。特に必要以上の量を摂ると体にとって良くない影響が出る成分もあります。

 

 

ルテイン

ルテインはカロテノイドと呼ばれる色素の一種で黄色をしており、緑黄色野菜や卵黄に多く含まれています。

人体では目の網膜の中心(黄斑部)に多く存在しており、ブルーライトを吸収して網膜をダメージから守るほか、白内障など様々な眼病の原因となる活性酸素を除去する作用があります。

 

今のところ、ルテインの入ったサプリによって重い健康被害が起きた起きたという報告はありません

独立行政法人国立健康・栄養研究所の報告によれば、適量を適切な方法で経口摂取する場合はおそらく問題ないとされています。

 

ただルテインは脂溶性のため水とは相性が悪く、汗や尿などで体外に排出されにくいという性質があります。そのため過剰に摂取すると体外にどんどん蓄積されてしまいます。

 

62歳の日本人女性がルテインを2年間毎日摂取(摂取量については不明)したところ柑皮症(カロテノイドの過剰な摂取によって手足が黄色くなる病気)を発症したという報告がありますが、これはおそらく過剰摂取によるものではないかと思われます。

 

ここ摂取量の上限が気になると思いますが、国際機関によって基準が定められています。

国連食糧農業機関(FAO)およびWHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)ではルテイン及びその仲間のゼアキサンチンの合計の摂取量として、体重1kgあたり1日2 mgの摂取までは重大な副作用は起きないとしています。体重60kgのかたなら一日120mgまでは大丈夫という事ですね。サプリの決められた量を摂取する分にはこの量を超えることはまずありません。くれぐれも飲みすぎには注意してください。

 

 

 

アントシアニン

アントシアニンは、青色をしたポリフェノールの一種で、ナスやブルーベリーの皮に多く含まれています。アイケアサプリに含まれるアントシアニンは、ブルーベリーの野生種でブルーベリーの3~5倍のアントシアニンを含む北欧産ビルベリーから取ったものが多いです。抗酸化作用によって眼病を予防したり、目のピント調節機能を改善する効果があるとされています。

ヨーロッパでの伝統的な医療では目の治療に使われていたほか、現在でもイタリアやフランスでは医薬品として認可されています。

 

そのようなアントシアニンですが、適量(成人で173㎎以下)を摂取する分には重い健康被害は起きないことが確認されています。 ただ、過剰摂取した場合は体に悪い影響が出ることもあります。

  • 吐き気や胃の不快感

アントシアニンを過剰摂取した場合、吐き気や胃の不快感を感じることが知られています。胃腸の弱い方は摂りすぎないようにした方が無難です。

  • 下痢

アントシアニンを取りすぎると、おなかが緩くなり下痢を起こしやすくなるといわれています。先の胃の不快感と合わせて、胃腸に何らかの影響を与えるという事でしょうか。

  • 肌荒れ

肌荒れもアントシアニンの過剰摂取による副作用として指摘されています。お肌に気を使う女性は特に注意が必要でしょう。

 

 

アスタキサンチン

アスタキサンチンもルテイン同様、カロテノイド(色素)になります。赤色をしていて、エビやカニ、サケなどの赤い魚介類に多く含まれています。サプリメントの場合は、ヘマトコッカス藻という微細な藻を大量に培養して、そこから取ったものが多いです。

 

アスタキサンチンも、これまでサプリを飲んだことによる健康被害は報告は上がっていません。またアスタキサンチンは脂溶性ですが、血中濃度は摂取後8時間で最大になり、72時間で0になることが研究で分かっています。継続的に摂取した前後でも血中濃度に大きな差は見られませんでした。

 

一日の摂取量の目安は2~6mgとされていますが、過剰に摂取したとしても体に蓄積される心配はないといえます。それでも、適量の摂取は守った方が良いでしょう。

 

ビタミンA,D,E,Kは脂溶性ビタミンで、体外に排出されにくい性質を持っています。

ただビタミンEは吸収量が調整されるため過剰摂取の心配はなく、ビタミンKも食品やサプリに含まれる天然のビタミンK1,K2については大量に摂取しても毒性はないことが分かっています。

そのため過剰摂取が問題になってくるのはビタミンA,Dです。

 

ビタミンA

ビタミンAは、鶏レバー、豚レバー、アンコウの肝、ウナギなどに含まれるレチノール(ビタミンA1)と、緑黄色野菜に含まれるβ-カロテンが体内で変換されて生成されるものの2つに分かれます。

βカロテンは吸収時に必要なだけビタミンAに変換され、余った分は体外に排出されるので、過剰摂取しても問題ありません。

一方ビタミンA1 の方は、吸収されるとほとんどが肝臓に運ばれ蓄えられます。過剰に摂取した場合、肝障害や頭痛、吐き気、めまい、腹痛などの過剰症が現れることがあります。摂取量の上限は、成人でおよそ2700mgとなります。

サプリは決められた量を守ることが大切です。また、妊娠中または妊娠を希望されている女性は、取りすぎると胎児に悪影響が出る可能性があるので注意が必要です。

 

 

ビタミンD

ビタミンDを過剰に取ると、腸からのカルシウムの吸収が促進されるので、カルシウムの血中濃度が高くなる高カルシウム血症になることがあります。過剰なカルシウムが脳や血管、腎臓に沈着するため、食欲不振や吐き気、脱力感、高血圧、腎障害などの症状が出ることがあります。

 

 

ビタミンC

ビタミンCは、美容に効果があるとされるほか、ストレスへの抵抗を高めたり、抗酸化作用によって活性酸素から身を守る働きがあるとされています。リンゴやレモンなどの果物、野菜、いもなどに多く含まれています。

 

ビタミンCは、ビタミンA,Dなどと違い水溶性ビタミンなので、過剰に摂取しても尿によって体の外に出されてしまいます。そのため過剰症はないといわれていますが、サプリで大量に摂取すると吐き気、下痢、腹痛といった胃腸への影響が報告されています。また腎機能に問題がある方は腎結石のリスクが高まるとされています。

ビタミンCが入ったサプリを飲むときは適量を摂取することが大事です。

 

まとめ

サプリメントは食品であって医薬品ではないので、副作用という考え方はそもそもありません。

しかし体に望ましくない影響が全く出ないというわけではなく、過剰摂取した場合、成分によっては健康に問題が出るものもあります。サプリを飲むときは適量を継続的に摂ることが大事です。

 

参考;

グリコ 栄養成分百科

様式Ⅰ:届出食品の科学的根拠等に関する基本情報(一般消費者向け)

順心眼科クリニック ルテインの副作用について

機能性表示食品一覧

医師監修】アスタキサンチンの副作用の危険性とサプリメントの適切な摂取量

 

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