バルセロナBのMF安部裕葵は13日、3部カタルヘナとの親善試合でトップチームに招集され、後半に途中出場した。日本人選手として初のバルサ出場に地元紙も「歴史的」と伝えている。
スペイン南東部で9月に起きた大水害へのチャリティーマッチとして行われた一戦は、国際Aマッチウィークのためメッシやスアレスら主力が不在。バルサBの選手が多く名を連ねる中で安部もその一人となった。
1―0で迎えた後半30分、安部は先制ゴールをあげたペレスに代わってピッチに入ると、ドリブル突破を仕掛けようとする場面もあった。
試合は終盤にマルケスが追加点を奪い、2―0でバルサが勝利。「ムンド・デポルティーボ」紙では選手それぞれの寸評を掲載しており、安部については「歴史的。バルサのユニホームを着た初めての日本人選手となった。彼は持ち前のテクニックにきらめきを見せた」と評価。短い時間ながら、特徴をアピールしたと認めている。