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二宮和也の結婚相手が「一般女性」になった事情

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「Getty Images」より

 11月12日、嵐の二宮和也が結婚を発表した。相手は一般女性であり、マスコミあてのFAXには「かねてよりお付き合いをさせていただいている方と」と記されている。しかしその一般女性が、昨年3月に所属事務所を辞めた元フリーアナウンサーのA氏であることは確かだろう。

 嵐は2020年いっぱいで活動休止するため、嵐メンバーの結婚は2021年以降になるはずだと見られていた。それゆえ突然の結婚発表に「デキ婚では」という疑問の声もわいたが、複数のスポーツ紙や週刊誌が「なお妊娠はしていない」と報じている。

 正式な結婚発表に至るまで、周到な準備があった。マスコミ各社にはA氏の代理人弁護士から「通知書」が届いていたのだ。それは、彼女に関するweb上の記事について、私人のプライバシー侵害と名誉毀損を理由に削除を求めるものだった

 昨年3月末日をもってA氏は芸能界を完全に引退しており、<芸能活動などを一切行っていない通常の一般私人>であるため、<実名、住所及び顔写真等は当然のこととして、交際関係を含めた私生活上又はプライベートにおける行動等は、みだりに公開されたくない事実として、プライバシー権の保護の対称に該当>するという。

 また、A氏は最初に二宮和也との交際報道があった直後から、ブログでの“匂わせ”行為が多いとして二宮のファンを中心に批判され、webニュースでも取り上げられてきた。今回の結婚発表で再びそのことはクローズアップされている。しかし通知書では、「匂わせブログ」を<虚偽の事実>であるとして、再三否定している。

<また、通知人(=A氏)の過去のSNSでの投稿を踏まえて、当該投稿が二宮氏との交際関係を匂わせる行動をしたとする等の虚偽の事実を記載することは、通知人の社会的評価を低下させるおそれのある行為であり、名誉権の侵害行為(名誉毀損)にも該当します>

 A氏の芸能界引退後に実名などを伝えた記事の削除、および今後のプライバシー取材を<一切掲載・配信しない>ことを求めるこの通知書をどう受け取めるかは、マスコミ各社の判断に委ねられている。WEZZYとしては、私人のプライバシーを尊重するという意向を汲み、昨年4月以降に配信した記事について削除の対応をとるが、他方で「国民の興味の対象になることを良しとする仕事をし、二宮の交際相手としても注目を浴びながら、もう引退したから名前すら出すなという主張は簡単に認められるべきではない」と芸能ジャーナリズムを貫く媒体もあるだろう。また、ジャニーズ事務所と良好な関係を築いているスポーツ紙や一部週刊誌は、結婚について「お相手は一般女性」と伝え、すでに匿名報道へ切り替えている。

 実はこの通知書には<なお、本書の存在及びその記載内容についても掲載・配信を控えるようお願します>とあったが、当サイトではこの文書の存在を公表することにした。その理由のひとつは、二宮和也の結婚相手がA氏であることは明らかであるにもかかわらず、なぜか「一般女性」と報じるマスメディアへの違和感を叫ぶ市民の声がネット上で散見されるためだ。極秘に事を進めれば、マスコミ不信を強めることは想像に難くない。

 もうひとつは、通知書において「匂わせブログ」批判に対し、<虚偽の事実>であるときっぱり否定している点は、広く世に伝えておくべきと考えるからだ。前述したように、正式な結婚発表によって再び「匂わせブログ」についてネット上で大きな話題になっている。しかし二宮が公にA氏とのプライベートについて発言することはなく、A氏もまたその機会はないため、この通知書の内容がマスコミ関係者だけで秘匿されてしまえば、一般の誤解をとくことはこの先もかなわないだろう。

 また、今回の通知書はA氏の代理人名義で出されているが、当然のことながら二宮和也の所属するジャニーズ事務所によるバックアップがある。主要メディアに対しては、A氏の実名報道を控えるようにと、ジャニーズ事務所の担当者が直接電話をしていたようだ。そうでなければ、これまで引退した芸能人のその後を実名で扱う記事を何度も掲載してきたようなスポーツ紙や一部週刊誌がいきなり匿名報道に切り替えはしない。ジャニーズ事務所の働きかけがあるということは、二宮から事務所側への、妻を守りたいという強い要望があることを意味するだろう。

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