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【芸能・社会】

【最年少冠へ】藤井聡太七段 久保九段戦始まる 王将戦挑戦者決定リーグ

2019年11月14日 10時43分

藤井聡太七段

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 将棋の高校生棋士・藤井聡太七段(17)は14日、第69期王将戦挑戦者決定リーグで久保利明九段(44)と激突。対局は大阪市福島区の関西将棋会館で午前10時から始まっている。

 持ち時間は各4時間で使い切ると1分将棋。先後は事前に決められており、藤井七段の先手。戦型は久保九段が四間飛車に振った。

 現在3勝1敗の藤井七段は残り2戦。本局に勝つと、19日の最終戦は広瀬章人竜王(32)と4勝1敗同士で挑戦権を争う大一番となる。もし負けて2敗となった場合は、同じく2敗でも順位が上の豊島将之名人(29)が15日の最終戦で糸谷哲郎八段(31)に勝つと、挑戦権を逃すことが確定する。藤井七段にとっては落とせない戦いとなっている。

 一方、久保九段は1勝3敗。ここで負けるとリーグ陥落が決まるが、王将4期獲得の意地に懸けてもそれは避けたいところ。しかも、藤井戦は過去3勝1敗と好相性。ここは藤井七段のカベになるためにも、乾坤一擲(けんこんいってき)の勝負を仕掛けてくる。

 屋敷伸之九段(47)が持つ史上最年少タイトル獲得記録(18歳6カ月)更新へ向け、藤井七段に残されているチャンスは5棋戦。2020年の王将戦、棋聖戦、王位戦、王座戦、竜王戦となっている。

 王将位は現在、渡辺明三冠(35)が保持。挑戦者決定リーグには7人の棋士が参加し、総当たりで渡辺王将への挑戦権を争う。7人のうち来期に残留できるのは4人のみ。七番勝負は来年1~3月に行われる。

 

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