はじめに
旅行に行っているだけではそうでもなかったのだが、海外、特に東南アジアのアジャイル系のカンファレンスやコミュニティイベントに参加するようになってから特に、英会話力のなさを痛感させられている。
そういう場所には同じ興味を持つ人同士が集まっているので、基本的に好意的だし、交流をしたがっている。そこは日本も海外も同じだ。
そこではビジネス会話ほどフォーマルなものは必要なくて、買い物と飲食のための旅行英語みたいなものでは足りなくて、コンテキストが共通しているからこそ繊細な意思表示が必要になるし、非ネイティブ同士ボキャブラリーを探り合ってコミュニケーションしていくみたいな力が必要だと思うのだ。そういう機会を通じて英会話力を向上させていくのはとてもやりがいがある。
それほど英ペ*1でもないわたしがそんな場で交流するときに"持ち玉"としてよく使う言い回しや表現をいくつか紹介しようと思う。
背景
さて、東南アジアのアジャイルコミュニティイベントの話です。
わたしのような"外国人"が参加するイベントには、他にも一定数"外国人"が参加している。それは、現地で仕事をしている移住者であったり、東南アジアの他諸国から来る人たちだ。東南アジアの都市同士はだいたい飛行機で2時間ぐらいの範囲にあるので、彼らの往来と交流はとても盛んだ。そういう意味で物理的に距離のある他のアジア人やオセアニア人は少ない。
東アジアについてはごくたまに中国、香港、台湾人がいるが、韓国人はほとんど見ない。
日本人は最近増えてきた。アジア圏のコミュニティとの交流を続けてきた先駆者である弊社のCEOであるKiro Haradaや、彼に続くわたしのような草の根も一役買ってるといいな。知らんけど。
ネイティブと非ネイティブ
Kachruの三重の同心円*2というモデルがある。それ自体は調べてもらうとして、英語を第一言語として使う国(イギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリアなど)、第二言語として使う国(フィリピンやシンガポールなど)、外国語として使う国(日本やベトナムなど)があり、それぞれを内円、外円、拡大円と名付けて同心円状に配置している。
海外に興味があっても、英語が不自由な状態で、国際感覚が乏しく内円以外を知らない人にたまたま出会って、何かしらの英語体験が恐怖と結びついてしまうと、出鼻をくじかれてしまうかもしれない。その逆で、外側に十分理解がある人と出会うことや、外側同士英語が不自由でもお互い様だしなんとかなるんだっていう体験ができれば、とてもいいスタートになる。そういう意味でも、特に英語に不慣れな人に、内円の人がマイノリティになる東南アジアの国際的なコミュニティへの参加をお勧めしている。
母語が英語じゃない外円や拡大円の人たちとの交流はシンプルで単純な表現が必須だ。前者はシンガポールやマレーシア、インド、フィリピンなどで、英語が堪能で独自に発展している。例えば広東語やマレー語の影響を受けたシンガポール英語はSinglishとして有名だ*3。後者は日本やベトナム、インドネシアなど。もちろん世代によって英語能力は違っているし、職業によっても違うし、個人個人で能力は違う。
非ネイティブの第一歩
とはいえ話す内容なんてコンテキストによるので、旅行英語とか日常会話とかビジネス英語とかいうレベルの前に、そもそも会話をする能力がないと辛い。日本人同士で日本語を使って話していても話が弾まない場合があると思うが、あれだ。それに、自分が会話のイニシアチブを取らないと、いつまでたっても自分のペースで話せない。
そこで、会話の中身に入るための言い回しが重要だということに気づいた。これができないと、いい人っぽいけど、意見も主張もないおとなしくてつまんない日本人という評価をされて、話しかけてもらえなくなってくる。大勢で話している時に適当に相槌を打って会話に参加した風でいるのは、何の進歩にも結びつかない。そもそも全然話が通じてないのに通じた気になっているのは見ていて辛い。それに、大げさな身振り手振りで「いえ〜す!」「イェスイェスイェスイェス!」(←めっちゃ日本人ぽい)とかだけで盛り上がれるのは酒の席だけだ。
さて、そんな会話のための言い回しで、わたしがよく使うやつをユースケースごとに紹介しておこうと思う。
こんな中学生みたいな英語で?と思うぐらいのものでだいぶ会話が円滑になる。
英語で講演しようがワークショップしようが、わたしの出発点はこんな簡単な会話だ。
ただしフォーマルではないシチュエーションで使ってきたものなので、あくまでもコミュニティイベントの空気感の中では少なくとも通じる非ネイティブのものと理解してほしい。このぐらいで大丈夫なんだ、と思ってもらえればそれでいい。それと、間違えていたら教えてほしい。
持ち玉いろいろ
自分にも身に覚えがあるのだが、おそらく咄嗟の英会話で窮してしまう人は、言いたいことを一度日本語で考えて、正確に伝えようとするあまり、言葉が対になるように日本語から英語への変換をしている。そうすると、ボキャブラリーも少なく日本語の表現とまったく同じ英語の表現も見つからないためにニュアンスを伝えられず、なんて言ったらいいかわからないから黙ってしまうのだ。もしくは諦めて極端に言葉数を減らしてしまう。大げさなジェスチャー付きで「This! This! And this!」みたいにするやつだ。冷静に考えれば中学までに習う英語でどうとでもなるのに、とっさの一言が出てこない。結局タイミングを逃して、「イェア」とか「アーハン」とか言いながらニコニコし続けることになる。なので、ユースケースを想定して会話を続けるためのパターンを覚えておくことで随分楽になる。
当然だが、表現は他にもいろいろある。
相手に反応する
まずは自分から話しかけたり自分が会話を先導する時よりも、相手から話しかけられることが多いと思う。そんな時の対応。
ユースケース:聞かれたけど答えられない
相手に何かを尋ねられても、答えがシンプルにイエスじゃない場合の方が多いと思う。「うーん」て考え込む時間もなさそうだし、かといって適当に答えてしまうのはよくない会話の始まりだと思うので、知らないわからないははっきり言おう。
I'm not sure.
一番シンプルな「わかんない」。「よく知らない」「さあどうだろ?」がこんな感じ。一番使う。「このあとみんなでご飯行くのかな?」「今夜どこに集まるの?」「日本だとこういう場合どうなの?」(I have) no idea.
答えが浮かばない時の「思いつかない」。「思いつかない」「知らない」「考えつかない」「今日何食べる?」とか「このあとどうする?」とか。I'll count on you. / It's up to you.
特に意見がないので従う時とか、相手を信頼して任せる時。レストランで「何頼む?」って聞かれてめんどくさい時の「任せた」もこれでいける。"Up to you"のほうが丸投げ感があるかな。Let me think.
考える時間が欲しい時のつなぎに。「んーとねぇ」て感じ。これを言いながら答えを考える。Probably.
推量を表す言葉がたくさんあるのは辞書でも調べてもらうとして、これが日本語の「たぶん」に近いと思う。それなりに確信がある感じ。逆にこういう時メイビーは使わない。だいぶ他人事で確度も低く「知らんけど」て感じになってしまう。I don't know.
文字通り「知りません」なんだけど、「さあ?」「知らなーい」っていう感じなので、とても冷たくてシャットアウトした印象を受けるのであまり使わない。「あなた日本から来たの? XXさんて知ってる?」って聞かれた場合はもちろん使える。道を聞かれた時とか。本当に知らない時。
ユースケース:否定の意を伝えたい
決してイエスじゃない時は意思表示しておきたい。
- I don't think so.
「そうは思わないけどなぁ」「そうじゃないと思う」って言いたい時に使う。「わたしはそうは思わない」は決して強い反対だけじゃなくて、納得してない時の「そうかなぁ」はこれで大丈夫。あとは相手の訪ねた内容にNoの答えをする時、たとえば「彼は来ると思う?」「来ないと思う」の時もこれ。ここでアイドンノーを言うと「知らねーよ」になってしまう。
ユースケース:誘いを断りたい
断れないと疲れるし、断ることは悪いことではない。もちろんサンキューをつけると感じがいい。
I'm out. / I'll pass.
後に出てくる"I'm in"の逆。やめとく。いいや。「ご飯行く?」「やめとく」みたいな。Maybe next time.
やんわりお断りするやつ。「2人で飲みに行かない?」「また今度ね」という時のまた今度はない。
ユースケース:はっきり否定したい
No. / Nope.
「いらない」「違う」「ダメ」「やめて」ピシャッと言うと、即否定、即拒否。結構ダイレクトな感じなので使うタイミングを選ぶし、失礼なやつだなと思われるかも。No way.
「まさか!」「んなわけないでしょ」の時がこれ。
ユースケース:聞かれたことに肯定的に反応したい
いろいろな「うん」のバリエーション。
Sure!
「これ使っていい?」「〜してもらっていい?」系の二つ返事でOKする時の「いいよ!」「もちろん!」。めっちゃ使う。「もちろん!」を「オフコース!」って答えてしまうと「当然だ」「当たり前だろ」って感じで急に偉そうになってしまうので、間違えないように。Why not?
"Sure!"と合わせ技で使うことがある。ダメな理由がないぐらい明らかな「もちろん」。尋ねてる相手が自分に「どうぞ」の返事を期待してるのに一応礼儀正しく尋ねてくれてる、みたいなのを感じたときに使うかも。Yes, please. / Go ahead.
上の例と同じで許可を求められたときの、よりもう少し丁寧で普通の温度感。「どうぞ」ぐらい。I'm in.
何かに誘われて「のった!」「やるやる!」っていう時。(That's) Right. / Correct.
相手の言っていることが正しい時の同意。
いまだにたまに混乱するのが否定疑問文。尋ねられた時の「行かないんだよね?」に「うん、行かない」のつもりで、間違えて「Yes(行く)」と答えてしまうがある。 こっちの表現だと肯定形、否定形、どちらで尋ねられても「そうだよ」「あってるよ」「はい」の返事が日本語と同じ感覚でできるので間違いがない。
これは母語によるけど非ネイティブあるあるのようで、返事を逆に言ってしまってからワタワタ訂正しても「わかるわかる! 間違えるよね〜!」みたいな話をしたりする。Yes.
当たり前だけどイエスノーで答えられる質問で、とりあえず返事をしてから会話を先に進ませて相手の続きを待つ時によく使う。 「何か飲みたい?」「うん(で?)」のみたいな時。このあと「ビールあるけど飲む?」って続いたりする。
ユースケース:聞き返したい
聞き取れなかったことはちゃんと表明しないといけない。わかったふりをして適当に話を流すのが一番よくない。わからない時はわからないと言わないと、相手はわかっているものとして話を進めるので、どんどん話がズレてしまうし不誠実だと思う。
Sorry?
「ん? なんて?」「えっ?*4」がこれ。I don't get it.
内容を理解できない時に使う。「ん? わかってない、なになに?」「え、理解できてない」「意味わかんない」みたいなやつ。I'm lost.
相手の話している内容についていけてない時とか、みんなの会話が飛び交っている中で急に話しかけられてわけわからない時によく使う。「わかんなくなっちゃった」「理解が追いついてない」ってちゃんと表明すれば、普通はもう一度わかりやすく説明してくれる。Could you say that again?
丁寧な「もう一度言ってもらえますか?」なんだけど、会話に集中してなくて聞き逃した時に使ったりする。わたしは相手の英語自体を聞き取れなかった時にはあまり使わない。というのも発音良く言ってしまうと、ハイスピードでもう1回言われるだけで、聞き取れないことには変わりない。このユースケースだと何の解決にもならないからだ。What?
「は?」「なんて?」なのでちょっと失礼だしあまり使わない。「は? 冗談でしょ?」っていう時は使う。
ユースケース:積極的に相槌を打ちたい
黙って聞いているのもなんだし、会話を弾ませるためのワードを使いたいのだ。
Exactly!
相手の言ってることに激しく同意するとき。「禿同」「そうなんだよ!」「まさにその通り!」って言いたい時。自分の説明したことを「こういうことだよね?」ってちゃんと理解してくれたときも。我が意を得たり。That's what I'm thinking.
「今まさにそう思ってたとこだよ」って言いたい時に使う。「ビール飲みたいなー」「奇遇ですね」みたいな。Got it.
「了解」的な感じ。相手が説明してくれた時に自分の理解を示す。「もうビールがないんだ、ごめんね」「わかった」みたいな。(That) makes sense.
「なるほどね〜」の時。初手ではよくわからなかったけど話を聞くうちに理解できた場合とか、理由や背景を説明してくれた時とか。That's what I heard.
相手の言ったことにも使えるし、自分が言った後にも使える。「(事実かどうかは知らないけれど)自分はそう聞いたよ」という意味で、多分そうだと思われるような伝聞。「らしいよ」「らしいね」の表現。Me too.
肯定文に続けて「わたしも〜」のやつ。「お腹すいた」「わたしも〜」の時。Me, neither.
否定文に続けて「わたしも〜」のやつ。「まだ眠くない」「わたしも〜」の時。Are you sure? / For serious?
「マジで?」のやつ。疑ってるわけではなくて驚いているとか興味を持っている時の言い方。「リアリー?」は疑う感じなのであんまり使わない。
自分から話す
意見を言いたい時に使う、会話ならではの表現というのがある。わたしは自分の意見が言えないことにストレスを感じるので、雰囲気で会話が弾んでいるようにできればいいわけではない。係り受けの複雑な長文を話すことは難しいので、短い文を続けてシンプルに喋りたい。「これはペンです」が会話に出てくることは滅多にないけど、「これってやっぱりペンだと思うんだよね」みたいな表現を知っておくと、意見を言いやすい。大勢で話している時に流されずに意見を言う力は特に重要だと思う。
ユースケース:自分の意見を伝えたい
外国人だからか、いろいろ質問されることもある。多いのは「日本だとどうなの?」とか。とはいえ日本代表じゃないので自分なんかの主観でいいのかとも思うし、知らんがな、ってこともある。そんな時、主題に入る前に頭にごにょごにょつけるだけで、話したいことを整理するための時間稼ぎができる。
あとは大勢で話している中で会話を取りたい時、割って入るタイミングでごにょごにょ言うと、この数秒で周りの注意を引いて意見を聞かせることができる。
In my opinion, ... / My opinion is that... / From my point of view, ...
ざっくりいうと「個人的には」ってやつ。意見なんて個人的なものに決まっているのだから、ただの時間稼ぎで使う。"I think"じゃ考えるには時間が足りない。What's I'm thinking is that...
これも時間稼ぎで使う。「わたしが思ってるのはさ〜」って感じ。Actually...
「実は」というのが正しい使い方だけど、「ていうかやっぱりさ〜」「つーかそもそも」って入りたい時に冒頭に使う。あんまり多用するとバカっぽい印象がある気がする。What's important is that...
これも時間稼ぎ。「何が大切かって言うと〜」って感じ。"What's XXX is that"は時間稼ぎ作戦で結構使う。
ユースケース:今考えていることを言いたい
- I'm thinking of ...
今頭の中にあることをいう時。「ちょっとビール飲みに行こうかと思ってるんだよね〜」とか。
ユースケース:どうにかこうにか説明したい
説明が難しいしボキャブラリーもないけど、ゴリ押しで伝えたいこともある。直接話法を使うと楽。
- I was like... / It was like...
これに続けてジェスチャーしたりセリフを言ったりすると「〜って感じ!」「〜みたいな。」「〜的な。」になるので簡単。バカっぽいけど、"I was like 'Oh my gosh'"(もちろんこの'Oh my gosh'はセリフ調でいう)「うっわマジかよって感じだった」て感じ。十分通じる。
ユースケース:謝りたい
ディスコミュニケーションの芽は早いうちに摘んでおきたい。
I'm sorry.
ごめんなさいはちゃんと言おう! 昔なんだったかで訴訟社会のアメリカを例にとり「謝罪すると自分の非を認めたことになるから訴訟されても致し方ない」みたいな言いっぷりでソーリー言っちゃダメ理論があったんだけど、そんなことないので謝ろう。車をぶつけたとかシリアスなトラブルの場合は知らない。Don't get me wrong.
ごめんねとセットだとなおよし。「誤解しないで」「悪く思わないでね」「そういう意味じゃないんだ」みたいな感じ。
ユースケース:共感したい
That's a shame.
残念なことを伝える時。「行けなくなっちゃったんだ」「えー残念」とか。このshameは恥って意味じゃない。(It) could be nice.
いいねを表す時の簡単な表現。「良さそう」って感じ。(It) should be alright.
大丈夫そうな見通し。「大丈夫?」「ありがと、もうたぶん平気」みたいなやつ。I'm jealous!
「いいな〜!」「うらやま」っていうとき。
ユースケース:うまく伝えられない
Does it make sense?
そこまで話したことが伝わっているか確認する時に言う。「…というわけなんだけど、伝わる?」みたいな感じ。"Can you understand?"は「理解できてる?」って感じなので随分と偉そうになってしまう。It's hard to explain, but ...
うまく説明できるか自信がない時に言う。「なんて言ったらいいかわかんないけど」みたいな。How do I say in English?
単純に「これって英語でなんていうの?」って聞くとき。冒頭にぶつくさ言ってうまく表現できないことを伝えつつ話を続けてしまう手もある。「んー、英語だとなんていうのかな、まあとにかく」みたいな。I don't know how to say in English, but...
日本語だと頭に浮かんでるんだけど、英語でなんて言ったらいいかわかんないときの時間稼ぎ。
英語のインプット
仕入れは当然、同心円の内円の人たちから積極的にする方がいいとは思う。
そういえば、スラングを話したいわけではないのだが、今年教えてもらった新語(ナウでヤングなアメリカ人が言うってJoe Justiceに習ったんだけどほんとかな)は、"You're a hustler!"だった。ただ"Hustler!"とも言うらしい。酒豪が「お酒は嗜む程度です」とかぬかしやがった時に使う。「まったまた〜」「な〜に言ってんだ」「嘘つけ〜」っていう時。アメリカ人にしか多分通じないよ、とのこと。
なんとなく流れで会話してるふりをすることをやめて、ちゃんと立ち止まれるようになると一歩上達する。そのためには、今自分がわからないこと、理解できていないこと、うまくいえてないことを伝えられるようになる必要がある。それができると、相手がわかりやすく説明してくれたり、ゆっくり喋ってくれたり、言いたいことを引き出してくれたりする。そうやってボキャブラリーや表現の幅が広がり始めると、世界も広がっていくのだ。
ところでこれは誰のなんのために書いたか
海外に興味があっても英語を苦手がってしまっている人の心理的ハードルを下げたい。
それから、Regional Scrum Gathering Tokyoみたいな国内のイベントでも、日本語話者じゃない人が来たときに迎え入れてあげられるようにしたい。「英語わかんないから〜」っていう態度を取らないでほしい。わたしなんかに頼ってないで直接話してほしい。日本語の方が圧倒的にラクなのはわかるけど、日本語がわからない人がいるときには日本人ばかりでも英語で話すことに抵抗しないでほしい。
自分が同じようにされたらとても嬉しかったから。
そして、そんなことで何が起きるかは知らないけれど、異質なものがぶつかるっていうことは、結果的にいいことに繋がると信じているのだ。
余談:わたしと英語力
英語力な〜!と痛感した頃の2012年、できたばかりのTOEIC Speaking&Writingのテストを、まったくの対策も準備もなしにふらっと受けに行った結果だけ貼っとく。元からあるTOEICを受けたのはこれよりも17年前のたった1回だし、そもそもスコアは忘れた。
*1:「英語ペラペラ」のこと。
*2:https://en.wikipedia.org/wiki/World_Englishes
*3:語尾に中国語で完了の意味を表す"了"("lah"ラーと読む)をつけて「OK了」とか「Thanks了」とか。畳語(人々、家々、日々みたいな繰り返し表現)が多いマレーシア語の影響を受けたようなのは、「Can can」(文脈的に"I can"なら「できるできる!」だし"You can"なら「どうぞどうぞ」って感じ)とか、「Come come」(来て来て!)とか。
*4:沖縄弁の「は?」がこれであると知った時は驚いた