男子ショートプログラム(SP)で、10月のフィンランディア杯2位の山本草太(19)=中京大=が75・05点をマーク。2位の中村優(23)=関大=に2・73点差をつけて、首位発進した。山本はSPで1位だったフィンランディア杯と同じジャンプ構成で挑むと、冒頭の4回転サルコーで着氷が乱れたが、何とか2回転トーループとの連続ジャンプにまとめると、続く4回転トーループも成功。最後のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)こそ着氷で手をついて出来栄え点で3・68点の減点を受けたが、ライバルが得点を伸ばせず、首位に立った。今大会は高橋大輔(33)が出場予定だったが、左足首の負傷で欠場した。
演技後の山本はフィンランディア杯で記録したSPの自己ベスト92・81点より17・76点低い結果に「ここ1週間ぐらいジャンプの調子が落ちている感じがあった。その不安があり、(トリプル)アクセルは浮き上がらなかった」と反省の表情。3日のフリーに向けて、「練習の成果を出せるようミスのない演技をしたい」と話していた。