写真広場
写真部のカメラマンが撮影した数々のカットから、お薦めのもう1枚を紹介します
【競馬・ボート・競輪】[競馬]マイルCS GI初制覇へ レイエンダ強襲2019年11月13日 紙面から
「第36回マイルCS」(GI・17日・京都・芝1600メートル)は激戦必至のメンバー構成になった。その中で、GI2勝馬のレイデオロの全弟・レイエンダもタイトル獲得を狙う1頭。前哨戦の富士Sでは、強烈な末脚を発揮して2着。能力は通用するはずで、遅れてきた大物が初GI制覇を目指す。 12日の朝一番の美浦坂路で、真っ先にコース入りした。レイエンダは15-15ペースで登坂。真一文字に駆け上がるフォームにブレはなく、鞍上の意のままに動いて折り合いもばっちり。4F59秒2-14秒9をマークして、13日の追い切りに備えた。騎乗した津曲助手は「変わらず順調で、馬に活気があります。気温が下がってきて、馬体の張り、毛づやが一段とさえてきて大きな上積みを感じる」と、順調ぶりを強調した。 前哨戦の富士Sは、直線一気の強襲を狙って2着に惜敗。勝ち馬のノームコアは、今年のヴィクトリアマイルを制した実力馬。藤沢和師は「新潟記念は不利もあったし度外視していい。前走は最後の脚が良かったな。外枠だから無理せずあの形にしたんだろうけど、ジョッキーは自信があったと言っていたよ。勝った馬が強かったということ」と、当時を振り返る。 全兄のレイデオロは、2017年にダービーを制して、昨年は天皇賞・秋で2度目のGI制覇。同じ血統でいろいろと比較されるが、同師はレイエンダについて「1800メートルくらいがベストなんじゃないかな」と、距離適性は兄より短めだと考えている。だからこそ、このマイルCSはベスト条件に一番近いレースで「京都コースは初めてになるけど、マイル戦を続けて使えるのはいい。前走のような脚を使えれば勝負になる」と力が入る。新馬戦後に骨折が判明。これで青写真が狂って、重賞初勝利は4歳の初夏まで持ち越された。遅れてきた大物が能力を存分に発揮すれば、GI初制覇があっても不思議はない。 (美浦取材班)
PR情報
|