「山本先生」は無念の敗退だ。アーチェリーの東京五輪代表1次選考会第1日は13日、夢の島公園アーチェリー場で行われ、2004年アテネ五輪銀メダリストで16年ぶり6度目の代表入りを目指した山本博(57)=日体大教=は16人中15位で、最終日に進むことができず、東京五輪代表の道は絶たれた。
「思惑が外れちゃったね。今シーズンの一番いいところを今日にもって来られなかったのが残念」。さばさばとした表情で振り返りつつ、「東京だろうがパリだろうが五輪にアーチェリーが存在する以上、もう一度あの舞台に戻りたい」と競技続行の意向を示した。
1次選考会に出場している16人のうち上位12人が最終日に進み、勝ち抜いた上位8人が3月の2次選考会に出場できる。