地味男です。今回は、タイトルの通りiFreeレバレッジ S&P500が初心者にはおすすめできない理由を述べます。
iFreeレバレッジ S&P500はS&P500の2倍程度の値動きを目指すファンドですが初心者にはおすすめできないファンドです
運用方針
iFreeレバレッジ S&P500の運用方針は次のようになっています。
米国の債券、国内の債券および「ダイワ・マネーストック・マザーファンド」に投資するとともに、米国の株価指数先物取引を買い建てる。株式の組入総額と株価指数先物取引の買建玉の時価総額の合計額が、原則、信託財産の純資産総額の2倍程度になるように調整し、S&P500指数(米ドルベース)の値動きの2倍程度の日々の基準価額の値動きをめざす。為替ヘッジを行う。
S&P500に投資をすれば間違いはないという話もあるから、S&P500の2倍程度の値動きを目指すiFreeレバレッジ S&P500に投資をしても良いと考えるかもしれませんが、初心者の方にはおすすめできません。
以下、その理由を見ていきます。
一方的に下落し続けるときなどに弱い
iFreeレバレッジ S&P500の目論見書の中で丁寧に説明されていますが、2日以上保有し続ける場合は投資の成果が2倍程度になるわけではありません。
そして、一方的な下落が続く場合、上昇や下落を繰り返す場合などは基準価額が押し下げられます。逆に一方的に上昇が続く場合は基準価額が押し上げられます。
他の場合については下のURLから確認できます。
出典:https://www.rakuten-sec.co.jp/web/fund/scr/common/display.asp
つまり暴落時に耐えられるかという問題
特に問題なのが、暴落したときに2倍以上の下落になり初心者の人が耐えられるかということです。iFree S&P500インデックスとのパフォーマンスの比較を見てみましょう。
言うまでもないかもしれませんが青がiFreeレバレッジ S&P500です。iFreeレバレッジ S&P500の設定日である2018年8月31日を0%として比較しました。
2018年12月の下落時には大きく下げていますね。こう言った下落に初心者の人が耐えるのは困難だと思います。
まとめ
iFreeレバレッジ S&P500は、2日以上保有する場合単純に2倍の成果になるわけではありません。特に、一方的に下落が続く場合に弱いという問題があります。
暴落時のことを考えると初心者の人にはおすすめできません。日々の値動きが気にならなくなった人、ある程度相場が読めるようになった人でないと上手に利用できないファンドだと思います。
以上、参考になれば幸いです。
レバレッジ型のバランスファンドなら、日々の値動きが抑えられておすすめです。
こちらは私も保有しています。